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2023.08.03

7月27日(木)配信 株式会社リシーク 代表取締役 増田純也

株式会社リシーク 代表取締役 増田純也

1986年生まれ
三重大学を中退された後、専門学校卒業。
2018年に現在の株式会社リシークを設立、
代表取締役に就任した。


竹内:株式会社リシークさんは名古屋にあってどのようなお仕事をされていらっしゃるのでしょうか。まず事業内容を教えていただけますか。

増田:事業内容はネットワークインフラ事業をしておりまして、主に通信建設の仕事をしてます。具体的には携帯電話基地局、携帯電話の電波を発射する装置なんですけれども、それの設備の工事だったりだとか、メンテナンスなどをメインに行っております。

竹内:携帯電話の基地局って意外なところにあったりして公園などにあるのを見たことがあるのですが、どのくらいの間隔で設置されているものなんですか?

増田:今ですと、4Gだったり5Gだったり色々あるとは思うんですけど、その周波数帯によって、飛ぶ間隔が違うんですね。4Gだとたとえば、2km~5km以内にあったりだとか。だいたい、どれくらいの場所に設置してほしいよっていうのが、某キャリアさんの方から指示があるのでその近辺で、携帯電話を置ける場所をまず探してその後、その場所のオーナーさんに対して、「ここに設置させてもらえませんか?」という交渉を行っています。その後工事をしていく形が一連の流れです。

竹内:そういう感じなんですね。じゃあ、5Gとか4Gとかによっても、また距離が違うんですね。

増田:違ってきますね。

竹内:で、それを工事されているんですね。

増田:いわゆる電気工事会社です。電気工事の部類の、通信っていうところをメインで始めた会社です。

竹内:従業員は何名いらっしゃるんですか?

増田:スタッフ全員で50名くらいですね。

竹内:わぁ、すごい多いですね。やっぱり携帯無線基地局の工事の依頼が多いんですか?

増田:お客さんからの要望で「こういった仕事ができる人はいないか?」というご要望とかもありますので、それに合わせて行っています。

もともと、求人広告もほとんど出していなかったんですが、知り合いの知り合いが人を呼んで縁で人が増えました。

竹内:仕事の依頼自体はどうやって増えていったと感じますか?

増田:お付き合いしている会社さんの方から「新しくこういうことをやるんだけれども、誰かこういうことをできる人はいないか」っていうお話をいただくことが多かったので、それに合わせて人もどんどん採用して増えていった形ですね。特にすごく営業をかけて広げていったっていう感覚は、あまりなく、いただいた仕事をしっかりやって、それがまた次の仕事に繋がっていくようなことが多かったと感じています。

竹内:その分野に、専門性のある人材を雇用するっていう感じでやっているのですか?

増田:最初はですが、どちらかというと専門性がない人の方が多いです。知り合いの知り合いっていう形で増えていくことが多かったので、逆に最初から通信分野特化っていう方はほとんどいないですね。なので、自社、もしくはそのお客様ももちろん一緒に協力いただいて、教えながら少しずつできる人を増やしていくという感じでやってますね。

竹内:縁故採用って、なんか面白いですね。その採用の仕方のメリットって、どんなところにありますか?

増田:最初から信用できるところです。信用だけではなくて、働く側からしても、やはり働いている人が知り合いというのは安心してお互い最初から働けるっていうところが1番かなとは思います。

竹内:株式会社リシークさんではどういう強みがあるのですか?

増田:工事の仕様自体はキャリアさんの仕様になるので、特にその完成形はほとんど変わらないのですが、置局・設計・工事という3分野のうち、そこの「今どういう状態か」という工程の進捗をお客様の方と密にやり取りさせていただいてるのは安心できるポイントかなと思っております。スムーズに進めるためには、どうしてもお客様やキャリアさんの要望をスムーズに伝達させていくっていうところが必須だと思っています。

竹内:50名のスタッフさんのいる株式会社リシークさんでは企業理念というのはどういうものをお持ちですか?

増田:弊社の企業理念は、「未来への探求」という企業理念でやっております。専門学校時代は公認会計士の勉強をしたんですけど、結局その試験は受からなかったんですね。当時26~27歳くらいで、その年齢で社会に出たことがない、特に何か資格を持っているわけでもない、学歴があるわけでもない、ほんとに何もなかったんです。別に何かがやりたいっていうのも特になかったのですが、そのタイミングでひょんな縁から先輩に誘っていただいて、こういった通信業界に携わらさせていただいたという過去があります。

竹内:はい。

増田:「未来への探求」っていうところは、通信の未来、太陽光も再生エネルギーを用いたエネルギー問題の未来、という事業としての未来ももちろんあるのですが、1番は“人”だな、と思っているんですね。

竹内:人ですか。

増田:稲盛和夫さんの経営理念で「経済的な豊かさを追求するだけじゃなくて、仕事を通じた精神的な心の豊かさっていうのが、やっぱり人として生きる上で大事だよ」というところをおっしゃっており、すごく共感しました。

当時やりたいことがなかったので、未来を探求していく過程が1番大事なのかなと感じていました。なので、探求し続けることが、人が豊かになっていく術なんじゃないかなという風に感じており、「未来への探求」という企業理念にしてます。

竹内:いろんな人に喜んでもらえるっていうのが根底にあって、その軸で色々と展開されているんですね。

増田:軸は本当にそこだと思います。どうやったら人や事業や世の中が未来に繋がっていくのかという観点です。どちらかというと私は人の未来っていうところが、私自身の体験談からは1番かなと思っています。

竹内:そういう軸があるって考えるとわかりやすいですね。

増田:テーマは「未来」です。人の未来なのか、生活の未来なのか、エネルギーの未来なのか、まずは一歩踏み出すことが大事だと感じてます。

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