株式会社小泉工業 代表取締役 小泉つばき

19歳から瓦屋で働き始め、
2017年に個人事業主、2021年に法人化、
現在は、株式会社小泉工業で代表取締役を務めている。

竹内：めちゃくちゃ大柄ですよね。

小泉：大柄（笑）そうですね、太っちゃって（笑）

竹内：いやいや、太ってるっていう感じじゃないんですけど、背が高い。何センチくらいあるんですか？

小泉：185です。

竹内：185でガッチリされてるから、大きく見えますね。お仕事内容はどんなことされてるんでしょうか？

小泉：屋根をメインでやってて、外壁塗装とかお家の外のことは基本的にやってて、6月から足場とかもやるんで、家のことを全部できるような、要は自社施工ですね。

竹内：へぇ～自社施工で全部できちゃうんですね。何人いらっしゃるんですか？

小泉：いま22人とか、新潟と埼玉にあるんですけど。

竹内：2つあるんですね、店舗が。

小泉：そうですね。

竹内：2017年に個人事業主で始められてだいぶ大きくなってきたって感じなんじゃないですか？

小泉：そうですね、人が増えて会社も大きくなってきて、順調だと思います。

竹内：屋根を中心にっていうのは、ご自身が瓦屋さんで働き始めたっていう、そこを強みとして持ってらっしゃるってことですか？

小泉：そうですね。僕が屋根をやっていたから、「屋根のことなら小泉工業」ってHPに書いてあるんですけど。でも、いま塗装とかも増えているんで。「お家のことになら」にしようかなと思ってるんですけど（笑）

竹内：屋根を作る上で注意していることとか、気を使ってることってどんなことですか？

小泉：やっぱりお客さんが見えないんで、自分がもし工事を頼んで見えないから手を抜かれるとか、よくあるんですけど屋根ってやっぱり。それをしないように従業員にも言って、見えない分、ちゃんと写真を細かく撮ってやるようには指示はしてるし、僕も心掛けてます。

竹内：確かに、なかなか屋根を上から写真撮ることが無いから、ちょっとズレがあっても気付かないっていうのはありそうですね。

小泉：はい。全然気づかないんで、お客さんも。だから「こんな風になってたんだ」とか、点検に行ったりすると言うんで。

竹内：はいはい。ちょっと手を抜いているというのは、どういう屋根なんですか？

小泉：1から10の作業があったら、1から8くらいまでしかやらなくてもお客さんは分かんないんで。終わりましたと言われたら。じゃあ終わったんだと思うんで。だから1から10までをちゃんとやってあげるだけでも違うし。

竹内：はい。1から8、残りの2は例えばどんなところなんですか？

小泉：ビスを打ってないとか。

竹内：ビスっていうのは釘？

小泉：そう、釘のようなものなんですけど、少ないとか。あとコーキングっていう防水してあげてないとか、仕上げの作業を体抜いたりとか。

竹内：確かに防水は見えないですもんね。ご自身で会社を始められて、他にも競合がいる中で、強みにしてきたのはどういうところですか？

小泉：アフターフォローもちゃんとやるし、やったきりじゃなくて、電話が来て変な訪問販売みたいな悪徳な会社があるんですけど、やっぱそういうところに瓦が割れてるとか言われたと、そういう相談の電話来て、うちはお金にならないんですけど、心配だから見に来てっていう時も見に行ったりとかはしています。

竹内：そういうアフターフォローは嬉しいですね。これからの夢とか目標はありますか？

小泉：まず、6月に足場をやり始めるんで、足場も軌道に乗せる。家1軒自分で建てられるような会社にしたいとか。大工さんとかも入れて自社施工で家を建てられるような会社にしたいなっていうのはありますね。

竹内：自社施工で建てるためには最低何人くらい必要なんですか？

小泉：とてつもない数になっちゃうと思うんですけど、家1軒建てるとなると。竹内：電気工事とかも必要ですもんね。

小泉：はい、そうですね。ただ、友人の会社にとか、知り合いにやってる職人さんもいるんで協力してもらって。1から10まで建てるとなると大変になっちゃうんで。なるべく自社で建てるられるところは建てて、電気とか内装とかは知り合いに頼んだりして、目標は自分たちで建てられるまでは行きたいかなと思ってます。

竹内：確かに自社施工っていうのは格好いいですよね。全て自社施工で家を建てるっていうのは。作品としても残りますしね。

小泉：そうですね。一生残るし。

竹内：じゃあ、今後は引き続き、埼玉と新潟を中心にやっていきたいということですね。

小泉：そうですね。