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2023.01.26

1月19日(木)配信 社会福祉法人まなの会 理事・統括施設長 高階和洋

社会福祉法人まなの会 理事・統括施設長 高階和洋

1973年⽣まれ。
⽇本福祉⼤学を卒業後、神戸市内の社会福祉法⼈に就職。
その後、⼀般企業の福祉事業を経験された後、
医療法⼈⺟体の社会福祉法⼈で、
介護保険事業の新規立ち上げを複数受け持つ。
現在は、理事・統括施設⻑を務め、
法⼈全体の組織構築、運営に勤めている。


竹内:今日は神戸市からお越しいただいて。

高階:そうです。

竹内:社会福祉法人まなの会は、神戸市内にある会社ですか?

高階:法人の本部は、兵庫県の三木市という所にあるんですが、事業自体は神戸市がほぼほぼ、複数事業所かなり数はあります。

竹内:へ~事業所っていうのは、ケアハウスとか福祉施設のことですか?

高階:そうですね。

竹内:社会福祉法人まなの会の仕事内容について教えていただけますか?

高階:元々、病院とクリニックを持つ医療法人が母体の社会福祉法人でして、介護老人福祉施設であったり介護型のケアハウスであったり、サービス付き高齢者向け住宅と運営をしている社会福祉法人の部門の仕事をさせて頂いています。

竹内:全部で何部門?

高階:7事業くらい。

竹内:やってらっしゃるんですね。プロフィールを見ると、日本福祉大学卒業されているということで、大学生の頃から福祉関係に進みたいって思いがあったってことなのかなって思ったんですけど。

高階:よく言われるんですけど、もちろん福祉方面に進みたかったんですけどね、学生時代は殆ど勉強せずに。就職してから福祉を学んだというのが正直な所です。

竹内:へぇ。

高階:事業所なんですけど、老人福祉施設と介護型ケアハウス、サービス付き高齢者住宅っていう三種類あるなと思って、それぞれ何が違うんですか?

高階:ほんと難しいですよね。老人ホームって一括りにしてしまえばいいんでしょうけれども、いわゆる特別養護老人ホームって言われるところと、もっと手厚い介護が受けられる介護型のケアハウスですとか、あくまでも賃貸住宅なんだけれども24時間安否確認をしてもらえるいわゆるサービスっていうのがこの安否確認のことを指すんですけど、高齢者の方が住まわれる賃貸の住宅ということになります。

竹内:何かあったら助けが来るような形になっているんですね。

高階:そうです。ただやはり基本は、住宅は家ですので、そこからデイサービスに行かれたりとか、ヘルパーさんの方に来て頂いたりとかっていう、いわゆる賃貸の住宅になります。特別養護老人ホームと介護型のケアハウスは、その施設の中にお入り頂いて、できない部分を専門家がお手伝いをさせていただくというような施設になります。

竹内:なるほど。

高階:うちの一番の特徴は、医療法人の理事長と社会福祉法人の理事長が同一人物ですから。

竹内:理事長がどっちもやっていらっしゃる。

高階:そうです、そうです。非常にフットワーク軽いといいますか、別の先生にお願いしてでは無くて直ぐ対応、直接理事長が動くというような感じですね。

竹内:介護で働いている職員の方も凄く大変な仕事だろうなって思うんですけれども、その辺りはどういうことをケアされていますか?

高階:本当に私自身もその辺を一番啓発していかなければって思ってるんですけど、今はきちんと国の補助もあってですね、お給料も働いたらきちんと昇給もしていきますし、介護をしていわゆる色んなお食事の介助とかそういうことだけをしてお給料を貰うんではなくて、色んな余暇活動であったりですとか、その人の歴史に寄り添って、一人一人に沿ってこうケアをするっていうのが大事ですから、そういうやり甲斐を一人ひとりスタッフに持たせるように指導していくっていうのが大事なんじゃないかなって思ってます。

竹内:これから若い人で介護職、介護業界を目指す方に向けて、最後にメッセージがあればお願いします。

高階:そうですね、やっぱりいいイメージを持たれていない方が多いと思うんですね。でも実際は、高齢の方と接してですね、本当に何十年と生きてこられて人生の最終段階に関わるお仕事って中々ないと思うんですよ。

竹内:はい。

高階:だから最期を迎えられる場面にもたくさん立ち会ったりはするんですけど、その時に最後「ありがとう」と、ご家族が「ここの施設で良かった」って、それって本当に我々の一番のやりがいだと思うんですね。

竹内:ええ。

高階:だから、おじいちゃん、おばあちゃんと接していない若い世代の方が多いですけど、やっぱり若い世代のスタッフがいるとですね、お孫さんのように皆さんも喜ばれますから、是非ですね、暗いイメージでは今は全然ないですから、異業種から来られる方も沢山おられますので、興味を持たれたら是非ですね、一歩踏み込んで頂きたいなって思ってます。竹内:はい。介護で働いた経験のある方のお話を聞くと、イメージとはまた違った明るい空間なのかなっていう風に思ったりしますね。

高階:竹内さんも、ちょっとイメージ変わって頂けました?

竹内:はい、そもそも高階さんご自身が明るい感じの方だなと思うので、きっと施設も何だろう、凄く挑戦する心に溢れた場所なんだろうなと思いますね。

高階:そうですね、割と好き勝手させて頂いていますし、後施設の常識って世間の非常識なことって沢山あるんですよ、昔から。でもそうでは無くてどんどん新しいことにチャレンジしていって、働く側も一緒に楽しめるような職場作り、これはとても大事だと思います。そうすると施設全体に活気が出てきますから、ご家族も入居者も「あぁこの施設で良かった」って思ってくださるようになると思っています。

竹内:そうですね、その人の人生の最終章に関わる仕事っていうのを聞いて改めて、あ~そうだなって、すごく大事な環境作りだなと思いました。

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