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2022.11.10

11月3日(木)放送 医療法人社団のう救会 脳神経外科東横浜病院 郭水泳 理事長

医療法人社団のう救会 脳神経外科東横浜病院 郭水泳 理事長

1966年、広島大学を卒業。
医師国家試験合格を経て、東京大学脳神経外科に入局された後、
アメリカ・カリフォルニア大学サンフランシスコ校、
スウェーデン・カロリンスカ大学神経放射線科に短期留学。
1973年、福島県会津中央病院脳神経外科に勤務、
1976年、会津脳卒中センターを開設、
日本初の全身用CTデルタスキャンを導入。
そして、1986年、のう救会脳神経外科東横浜病院を開設、
現在は理事長を務めている。


竹内:凄い経歴ですね。1966年に大学を卒業されて。1986年、私が生まれた年に開設されているんですね。

郭: 申し訳ありません、ちょっと長生きしました(笑)

竹内:今お幾つでいらっしゃいますか?

郭: 81歳

竹内:お元気ですね。全く歳を感じさせない。

郭: お肉を食べてるから(笑)

竹内:横浜に病院があるっていうことですが、どの辺にあるんですか?

郭: 新横浜駅からタクシーで7~8分。

竹内:そうなんですね。

郭: 神奈川区では中心が東にあるので、田園風景もあります。

竹内:病院を開設されて36年、病院が大きくなっていると思うんですけど。

郭: あのね、病院が大きくなると段々ダメになるので、病院は大きくしないって基本方針がある。

竹内:へぇ~~。

郭: 『山椒は小粒でもぴりりと辛い』ってあるでしょ。ベッド数の大きさで病院が大きいかを決めるんだけど、ベッド数は最初100だったんだけど60に戻したんです。その方が目配りができるから。医者が患者さんを見落としたらダメだからね。

竹内:あ~、だからサイズダウンされたんですね。脳神経外科ということですが、どんな病気を診るんでしょうか?

郭: 脳神経外科っていうのはね、頭の病気なんだけど、その中でどっちかというと治せる病気。

竹内:例えば?

郭: 脳卒中ですね。

竹内:脳卒中って治すことができるんですね。

郭: できます。医者の腕次第。脳卒中の中には3つ大きな病気がある。脳出血、それからくも膜下出血、脳梗塞。

竹内:それらを全て含めて脳卒中なんですね。

郭: そう。いずれも急になります。

竹内:脳卒中って高齢の方の方がなりやすいっていうイメージなんですけれど。

郭: だけど、40過ぎたら、下手すると30代でもなります。

竹内:どういう状況でなるんですか?

郭: 例えばね若い人はね、くも膜下出血と脳出血が多いです。

竹内:風呂場でとか聞いたりするんですけど、寒暖差もあって…。

郭: それもあります。高齢になると60、70歳を過ぎると脳梗塞が多くなっています。

竹内:詰まっちゃうんですね。

郭: そう。詰まってから早く病院に来ないとダメですね。

竹内:気を付けないといけないことってありますか?脳卒中にならないために。

郭: やっぱり食事ですね。コレステロール、糖尿病とかあるとなりやすい。

竹内:甘いものとか偏ったものを食べてるとなりやすい?

郭: たくさん食べなきゃ大丈夫ですよ。何を食べても。たくさん食べなきゃいけないだけ。腹八分目で、食べすぎない様にと思ってやめれば。

竹内:脳神経外科東横浜病院、経営理念、どんなところにこだわっていらっしゃるんですか?

郭: 僕はね、本を書いたんです。タイトルが『救える脳を救いたい―そして救える人生を救いたい』のその言葉通りなんです。救えない命はダメだけどね、救える方が多いんですよ。それを助けたいです。だから救急をやんなきゃダメ。

竹内:それが経営理念。

郭: 救急で来る患者さんってね、かなり脳卒中は命の危険がある人が多いんですよ。ちゃんと時間内にやってね、見事に治っちゃうから、それを見たらね、やりたくなりますよね。

竹内:ドラマとかになりますよね。

郭: それを実行するためには職員の教育、協力を得ないと。僕はね、職員ファーストって言ってるんですよ。本当は患者ファーストというべきだと思うんだけど、そうじゃなくて職員ファースト。職員を喜ばせてね、職員が笑顔になるとね、その笑顔が患者さんに向くの。多くの患者さんが喜ぶじゃない。僕が勝手に付けた名前で「スマイルサーキット」

言葉を勝手に作って、そういうのを実現したい。

竹内:最後に、今後、これからの若い医師たちに伝えたいことがあったら教えてください。

郭: あのね、若い人に言うのはおこがましいんだけども、できれば何か興味を持ってほしいんだよ。なんでもいいから興味があったらね、一生懸命やって欲しい。それからもう一つは、これから人生100年時代だとしたらね、若い人だから分からないと思うけど、定年後の生活って大変だよと。それが維持できるようなスキルアップをして欲しい。できれば生涯現役で生きられるような職種について欲しい。

竹内:本当にそういう社会になって欲しいなって私も思います。私も一生働けるような人間になりたいなっていうのは、本当に思いますね。スキルアップ頑張ります。

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