Ultra FreakOut株式会社 代表取締役 宇木大介
1976年生まれ。
早稲田大学を卒業後、SI企業にエンジニアとして入社。
その後、営業、事業企画、経営企画担当を経て、
M&Aや投資業務に従事。
2019年、株式会社フリークアウト・ホールディングスに入社。
2020年、現在のUltra FreakOut株式会社の代表取締役に就任。
また、タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」を提供する
株式会社IRISの代表取締役を兼務している。
竹内:事業内容が興味深くて、今の時代を代表する広告メディアっていう感じがしますね。中でも気になってたのがタクシーの中で流れている「Tokyo Prime」、広告がありますけど、あれも手掛けていらっしゃるんですね。
宇木:私も役職として兼務しているんですけれども、株式会社IRISと、タクシーアプリ『GO』を扱っている株式会社Mobility Technologies、フリークアウト・ホールディングスの合弁会社、そちらの会社でタクシーサイネージ「Tokyo Prime」の開発運営を行っております。
竹内:タクシーアプリの『GO』は使っているんですが、それと協力し合って出来たんですか?
宇木:そうですね。『GO』のアプリで呼べるタクシーであれば、我々の「Tokyo Prime」というサイネージが設置されています。
竹内:そうなんですね。最近というかここ何年ぐらいですか?
宇木:大きく成長しましたのはここ2年ぐらいです。
竹内: 見ている人が多くて影響力があるメディアになってるんだなっていう感じがしたんですけども。
宇木:そうですね。のべ三千万人ぐらいの方に月間で接触するメディアですので、影響力は非常に大きくなってきてると思います。
竹内:Ultra FreakOutでもそういったサイネージメディアを提供されているということですか?
宇木:はい。サイネージというのが、色んなところに設置されるようになったと思うんですけれども、皆さんの気づきを与えるようなメディアにしていく、そうしたお仕事をしているのがUltra FreakOutになります。
竹内:例えば、どういうところに広告ってあるんですか?
宇木:今私どもでやり始めているのは、喫煙所にモニターを設置して、そちらにサイネージの広告を再生すると。そういったお仕事をしております。
竹内:私は喫煙所に行ったことが無いんですが、番組のディレクターさんが、最近よく目にするっておっしゃっていました。
宇木:そうですね。喫煙所と言いますと、喫煙される方にとってはリラックスする時間になりますので、そのリラックスしている時間の中で、新しい気づきを得ることのできるメディアにしていきたいと思いを我々は持っています。
竹内:確かに人々がふと立ち止まって目にするのって限られてますよね。それを見つけるっていうのも大事なんでしょうね。
宇木:やはり見せるではなく見てもらうことが大事なので、いま竹内さんにおっしゃっていただいたような、立ち止まったとき、もしくはボーっとしている時に目に入った映像が「あれなんだろう」と思っていただけるのが我々にとっては嬉しいなと思います。
竹内:ふと立ち止まった時に、自分が興味があるか無いか分からないけども、でも目にするっていうのは、幅広い人に見てもらえて、企業としては嬉しいですよね。
宇木:やはり今おっしゃっていただいたように、気づいてもらえる場所につけていくのが大事だと思っているので、やはり見てもらうためには目につきやすい場所を探していくことも大事だと思いますし、あともう一つは邪魔にならないことですね。うるさくなり過ぎちゃうと今度は「あんなもの見ないよ」ってことで意識の外に置かれてしまうので。
竹内:確かに。喫煙所以外だとどんなところにこのメディアってあるんですか?
宇木:みなさんがよくご存知なところでいえば、電車の中のモニターなども当然デジタルサイネージですし、駅構内も多くなってきました。
竹内:多いですね。最近は柱に埋め込まれたサイネージというもありますよね。
宇木:それ以外にも店舗様の入り口やウィンドウに設置されていて動画で広告を流されている、こういったことも増えてきています。
竹内:あまり意識してなかったですけれども、そう考えてみるともうデジタルサイネージってめちゃくちゃありますね。広告の依頼も増えているんですか?
宇木: おかげさまで増えておりまして、広告主様からこういう商品を広告宣伝したいんだけれども我々のメディアを使いたい、そういったお問い合わせが増えてきております。
竹内:今後の日本は、宇木さんの目から見てどうなっていくというふうに思いますか?
宇木:あまりネガティブなことは言わない方がいいかもしれないですけれども、いろいろ環境が厳しくなっていくとは思うんですね。やはり日本と世界っていう区別がどんどんなくなっていく。特にインターネットの世界ってもうオープンなので、誰でもどこでもっていう感じになると、これが物理的にもそうなっていくのかなと。日本に入ってくる人、日本から出ていく人がどんどん増えてきて、その中で日本人として世界で競争しなければいけない環境が増えるなと思っているので、我々も日本で事業をするっていうことだけじゃなくて、海外に行ったときどんなことができるのか、みたいなことも当然考えていかなければいけないと思っていますので、そうしたチャレンジとしては、まだまだやれることがたくさんあるんじゃないかなと。そんな風に考えてます。
竹内:例えば、海外からも参入されてしまうっていう危機感もあるってことですか?
宇木:そうですね。実際、デジタルサイネージの機器も海外から入ってきているものが非常に多いんですね。実際に我々も海外製の製品を使って提供する時もありますし、ただ逆に我々が日本で作り上げたものを海外に持っていってビジネスするということもできると思っているので、そうした挑戦は続けていきたいなと思います。
竹内:私は、ちょっと疎いんですけれども、全ての業界がどんどん国際的になっていくという風に思われますか?
宇木:そうですね。ITが特に海外から、もしくは日本から海外、非常に多い分野ではあるんですけれども、今ってIT業界っていうよりは、例えば、建設業、不動産業、医療、どの業界を見てもソフトウェアとかインターネットの力を使っていない業界ってないと思うんですね。ということはその力を使えば海外に出ていくことも海外から入っていくことも、
いろんなチャンスが生まれると思っています。
竹内:そっかぁ、ちょっと危機感を持って、国際的に進化していかないといけないですね。ありがとうございます。
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