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2022.08.18

8月11日(木)放送 医療法人 煌心医会 かみやファミリークリニック 院長 神谷文彦

医療法人 煌心医会 かみやファミリークリニック 院長 神谷文彦

1978年、岐阜県生まれ。
岐阜大学医学部を卒業した後、総合病院に勤務。
2017年に、かみやファミリークリニックを開院、
地域医療のため、優しく丁寧な対応を心がけている。


竹内:本日は愛知県から?

神谷:愛知県の一宮市からやって来ました。

竹内:一宮市ってどのあたりになるんだろう?

神谷:愛知県の名古屋市からちょっと岐阜よりで。有名なのは『カレーハウスCoCo壱番屋』の発祥地だとか、あとは、モーニングの発祥地って言われてます。

竹内:ココイチってそうなんですね。

神谷:そう言われてますね。

竹内:神谷先生は、岐阜県生まれでいらっしゃるんですね。

神谷:はいそうです。

竹内:ずっと岐阜県に住んでて、開業されたのが愛知県ですか?

神谷:そうですね。本当は地元で開業しようかと思ったんですが、昨今クリニックもたくさんありまして、クリニックの少ないところに医療を届けたいなと思いまして、岐阜県の隣が一宮市なので、岐阜とも交通の便が良いですし、そちらに開業させてもらいました。

竹内:やっぱり少ないところの方がいいのですか?

神谷:そうですね、住民と言うか、住んでらっしゃる方が多くて、かつクリニックが少ないと、住民の方は多分困っていらっしゃる。特にお年寄りは、遠くに歩いて行けないだとか、あとは専門の科ですね、僕は呼吸器内科と言う、肺とか気管支が専門なのですけど、そういう専門の科が少ないところだと、患者さんは専門の先生にかかれずに困ってると。

竹内:そうですよね。

神谷:呼吸器科の少ないところを選んで開業しましたね。

竹内:確かに呼吸器科というと喘息の方とかが通われるんですよね。

神谷:そうですね。僕は咳外来と言って、咳を集中的にやっているのですが、喘息とかタバコの病気とか色々入ってきます。

竹内:咳外来というのは、風邪を引いたことが原因の咳以外にも何かあったりするのですか?

神谷:咳がずっ長引いているとか、コロナが治ったけど咳だけ長引いちゃっているとか、かつてはインフルエンザの後に咳が長引いたりする人もいましたし、かつてタバコを吸っていた人がそういえば最近咳とか痰が増えたなとか、息切れするなって言うな方は是非来てもらって診させてもらってますけど。

竹内:はぁ。いつまでも咳がなぜか治らないっていう人もいらっしゃるんですか?

神谷:沢山います。

竹内:それは何でですか。私の周りにも風邪じゃないんだけど咳が出ちゃうみたいな人がいて。

神谷:ほとんどは喘息だと思います。それを診断できる専門の先生があんまりいないのだと思いますね。うちも10年前から咳してますという人とか来ます。最大30年前からって人もいましたけど。

竹内:え~、今までは原因がわからずに。

神谷:わからずに。他のクリニックに行っても、風邪でしょうとかストレスでしょうとかって言われたりして終わっちゃってる人が、いま喘息は、吸入薬で吸う薬、辛い時だけ吸うのじゃなくて、普段から定期的にする薬が主流になっていますけど、そういう薬を導入したりすると、すかっと治ったりとか。

竹内:治ることもあるんですね。

神谷:そうですね。そこから離脱出来て治る人もいれば、大抵の方はコントロールするという形で吸入を続けてもらうことが多いです。

竹内:今後目指す医療の在り方って、先生は何かおありですか?

神谷:やっぱりクリニックとしては、全ての患者さんの相談を受けられると言うのが一番大事だと思います。受けた上で適切な医療に繋げてあげる。自分が専門でなければ専門の先生を紹介してあげる。無理して患者を診て悪化させてしまったりとか、治るチャンスを逃してしまったりしてもいけないものですから、そういうのを見極められると言うのが、まず一つのクリニックの在り方でもありますし。

竹内:はい。

神谷:本来それだけでいいんじゃないかなんて思っている先生はいると思いますが、そうではなくて、プラスアルファ自分の専門もしっかり持ってると。僕でしたら呼吸器科、咳喘息の咳とかタバコの病気、専門ですのでそういう患者さんは是非来てくださいと。他のクリニックから紹介されても、病院に行かなくても僕のところで診られるよってできるといいなと思っています。

竹内:なるほど。

神谷:今まで専門というと、総合病院に行かなきゃいけないってイメージがありましたけど、これからはすべての相談を受けながら、かつ専門を持てるようなクリニックが点在しないといけないと思ってます。

竹内:なるほど。かかりつけ医としても信頼できる存在であって、さらに専門医としても信頼できるように。

神谷:そうですね、専門医っていうのも制度がだいぶ整いましたので、看板とかホームページに何々の専門医って書いてもいいようになりましたので、専門医と言う資格を持ってるものですから、その資格をちゃんとアピールできるようになりましたので、そういうのを診て、是非受診して頂くといいかなと思います。

竹内:私も小さい時、喘息持ちだったので呼吸器科にはお世話になったので、やっぱり専門としてやって下さっているところだと、安心感は違いますね。

神谷:うちは、ファミリークリニックって名前を付けていますので。

竹内:そうですね、かみやファミリークリニックですよね。

神谷:家族で体質が似てることが多いものですから。例えば、竹内さんが昔喘息を持っていましたけど、アレルギー体質なわけなんですよね。故に子供さんもアトピーを持っていると。そうすると繋いで診ることができるんですよね。

竹内:はい。

神谷:竹内さんが昔喘息を持っていたのであれば、子供さんを診る時に、ひょっとしたらお子さんもいつか喘息が発症するかもしれない。ちょっと咳が長引いたらそれを疑えばいい。

竹内:なるほど。

神谷:ファミリーで診てあげることによって、新しいアプローチの仕方をして診断につなげることができるって言うのも、ファミリークリニックのメリットだと思いますね。

竹内:は~、なるほど。

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