グローバルサイエンス株式会社 会長 笠原征夫
1944 年、東京生まれ。
中央大学を卒業した後、電通に入社。
その後、製薬会社、化粧品会社を経て、
33歳で化粧品のOEM会社を設立。
その後、エステサロンでの美容機器の潜在的需要に着目し、
美容機器の開発製造に着手。
現在は、医療機器の開発も含め、先端の美容医療を目指している。
竹内:笠原さん、真っ白なスーツで全身決めていらっしゃってオシャレですね。ご年齢を伺ってもよろしいですか?
笠原:78歳を過ぎました。
竹内:中央大学を卒業されて電通に入社されて、その当時の電通って。今のイメージは、テレビなどの広告、CMっていう感じなんですけど、当時は?
笠原:やっぱり、テレビがメイン。8時の巨人戦なんかが一番高く売れるという時代ですよね。プレミアがついて儲かってる会社だったから給料もいいしボーナスも良かったけれども、色んな業者と会ったり、中身を大体覚えたんで、辞めていったんです。
竹内:へぇ(笑)
笠原:辞めていくときは勢いよく行ったけど。
竹内:何も考えてなかったんですか?その後の事。
笠原:電通にちょっといたんで、企画力っていうかね、アイディア力は割と自画自賛だけどあったんで、ほとんどの人がやってなかった化粧品の企画ですね。企画して下請けいっぱいしてましたから、例えば、シャンプーが上手い会社、スキンケアが上手い会社、メーカーが上手い会社って、仕分けが出来ていたからで、そのコーディネーターをすれば、必ず売れるはずだって思って。
竹内:へ~。
笠原:それで、OEM会社を設立した。お金は要らないから。施設は、全部下請けが作ってくれてるワケだから。
竹内:はいはい。
笠原:こっちは知恵さえあればいい。
竹内:スゴイ。下請けの会社も色々繋がりがあるから、例えば、大きな化粧品会社がこういうものを作って欲しいって言ったら、それを笠原さんが間に入って。
笠原:そう。直ぐやるってことを私の評判にしたんだけども、例えば、下着屋さんで、大手の会社に行くじゃないですか。一見で、向こうも化粧品を潜在的にやろうかな、ボディ用の化粧品みたいなのをやったらいいんじゃないかなと思っていそうな会社に行くわけですよね。
竹内:ほ~なるほど。
笠原:で、雑談をずっとしてて向こうの会社のパンフレットをもらって来てですね、一週間以内にパンフレットからロゴだとかを取り出して企画書を作って、商品のパッケージを作って、はい出来ましたって持っていくワケだ。
竹内:は~スゴイ、じゃあ、事前に作品を作っておいてお見せするってことですか?
笠原:そう。そうすると向こうは考える余地なく、商品がなんで出来たのって(笑)
竹内:断りにくい状態(笑)
笠原:そうすると八割以上は決まる。
竹内:スゴイ!下請け会社にお願いするにも何かしら笠原さんが教えて?
笠原:そう、私が全部企画して持っていく。
竹内:何だろう、先見の明があったというか、そこに目をつけられた会社は、他には?
笠原:当時は一社も無かったです。
竹内:じゃあ、かなり儲かったっていうか(笑)
笠原:儲かりました!
竹内:儲かりました(笑)一人ですもんね、当時。
笠原:一人。だからパートのおばさんをを一人入れて、中古車を一台買って、事務所は友達とシェアで、シェアオフィスですね。二人で一部屋15万円だったんで、それをお互いが半分ずつにして、そのパートのおばさんにも15万円払って。だから一人ずつ15万円ずつ払ったワケ。
竹内:一気にお金が入ったなって思った企業さんとか取引先とかってあったんですか?
笠原:もちろん、最初から順調に行ったから。金額がしれてますけどねOEMだから。
竹内:何年位OEMでやっていらっしゃったんですか?
笠原:OEMは事業として今もずっとやっています。今は、あんまり力入れてないだけ。いっぱい増えちゃったからOEMの会社が。
竹内:今は美容機器を
笠原:美容機器の方が、一個あたりの利益率が高いから。あまり言うと怒られちゃう(笑)
竹内:立派な機器で、先見の明があるんだなって、プロフィールを見て思ったんですけども、当時はそこまでエステがまだ浸透してない時代ですか?
笠原:パチンコ屋さんなんかは当時ね、どこどこ店来月オープン!みたいな広告がいっぱい出来たんです。それで、何年かしたらエステが同じような雰囲気になったんですよ。当時大手の会社が、来月なんとか店オープンって、こういう広告が出始めて。エステは物売りは下手なんですね、施術メインだから。全然おいしくなかった訳ですよ、そこに入っても。ずっと経営してたんだけど、当時、5店舗ぐらいやり始めた時に、紹介してくれる人がいて行ったんです。そしたら直ぐ注文出すよって言ってくれてね。
竹内:スゴイですね。今後の笠原さんの夢、色々と達成されてると思うんですけれども、夢ってありますか?
笠原:結局、作ってよく売れるようになりました、ところが、法律を正確に認識し始めますよね。売っていくから。
竹内:はい。
笠原:日本のエステティックサロンっていうのは、7~8割は機械を使ってる訳ですね。その機械は何かっていうと、一応、美容機器って言ってるけど、厚労省で美容機器っていうカテゴリーないんですよ。実はみんな医療機器です、私に言わせれば。医療機器たけど、ちょっとパワーが弱そうだねっていうことで、美容機器という言い方をしてるだけなんで、社会的に私は、その辺が大きな問題だなっていうふうに思ってるんです。
竹内:は~なるほど。医療機器としてちゃんと押し出したいってことですね。
笠原:医療機器としてちゃんと押し出していきたい。もちろん、美容機器をパッと辞める訳じゃないんだけど、ちゃんと効能効果がはっきりしているものを売っていきたい。
竹内:今後も、日本人の美容に力を注いでいただければな思います。
笠原:小学生から80、90歳のおばあさんも使えるような機械を作っていきたいな思います。
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