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2022.06.09

6月2日(木)放送 株式会社セルミュラー 代表取締役 吉田宣仁

株式会社セルミュラー 代表取締役 吉田宣仁

1994年生まれ。

大手広告代理店に入社され、マーケティングに係る業務を通じて、

業務効率化、データの可視化などの幅広い領域を担当。

2020年に株式会社セルミュラーを設立し、代表取締役に就任。


竹内:お若いですね。

吉田:1994年生まれですので28歳になりますね。

竹内:その歳で代表取締役で、しかもベストベンチャー100にも選ばれているそうですね

吉田:はい。まだまだ若い会社ではあるんですけれども、名誉ある選定をいただいたかなというふうに思いますね。

竹内:株式会社セルミュラーは、マーケティングに関する業務だと思うんですけども、具体的にどういう内容なんですか?

吉田:世の中一般的にマーケティングっていうと、割と広告という言葉でまとめられてしまうことが多い業界かなと思うんですけど、弊社もマーケティングという言葉を使っているんですが、本来のマーケティングって、モノを安く仕入れて、高く売る。このプロセスの最適化だと思うんですね。それを広告という手段にとらわれるマーケティングっていうのはま少しもったいないかなというところがあってですね。

竹内;マーケティングって私のイメージだと、広告を作るとか、幅広い人に宣伝するっていう事かなって印象はあるんですけども、それだけじゃないんですか?

吉田:おっしゃる通りですね。例えばお客様が商品を持っていて、その商品を配送するには、配送業者を使うと思うんですけれども、その配送業者さんの例えば送料をどういう風に落としていったらコストを削減できるのか。これもマーケティングの一つだと思ってるんですね。もちろん我々も広告という領域も担当しますけれども、もっと手前にある商品設計であったり、お客様がどういう風なメッセージを顧客の人たちに伝えていくべきか、策定から入っていって、実際にそれがお客様に届いた後は、データをちゃんと分析をしていって、最終的にもっと改善をしていこうであったり、コストを効率化していこうであったり、一連の流れを我々はマーケティングっていう風に定義をしている形になりますね。

竹内:それは全てのマーケティング会社が行っていることではないんですか?

吉田:そうですね。やっぱりどうやっても分断をされていて、広告にすごく強い広告代理店さんっていう業種だったらそこが強いですし、制作しちゃった制作会社、戦略であったらシンクタンクさんとか、コンサルティング会社さんとかがいらっしゃいますけれども、弊社は一気通貫ですね、どんな質問が来てもそれら全てに答えられるというところを目指して、我々は外注も一切せず、全正社員で雇用をして、一社だけで提案を提供ししていくことを目指しております。

竹内:皆さんに任せれば全てができるので、楽というか分かり易くはありますよね。

吉田:そうですね、おっしゃる通りです。

竹内:なぜ自分で会社を立ち上げようと思われたんですか?

吉田:そうですね、今の事業にも繋がっているんですけれども、やっぱりお客様がこういうことをしたいんだけどという時に、前職では答えられる範囲が限定的だった部分が正直あったかなという風に思っていました。お客様がもっとこうしたいんだけど、例えば、人材がいないから人材採用における計画とかを手伝ってくれないかって言われても、それに答えることはできなかったんです。でも商品を売る行為自体がマーケティングで、その商品を売るのは人間ですから、その人間の採用ですらマーケティングだという風に我々は思っておりますので、それらになんとか応えていけないかな、というところで今の会社で独立をした形ですね。

竹内:もっと幅広く応えられたらいいなってことで。

吉田:そうですね。

竹内:それで、やっぱり需要があったってことですよね。ベストベンチャー100に選ばれるってことは、相当成長されたのかなと思ったんですけど。

吉田:そうですね、自分で言うのもあれですけれども、やはりお客様のニーズは非常に大きくて、特に我々、いわゆる請負型のビジネスだけではなくて、ちゃんとお客様にも還元をしていくっていうところにもテーマを置いていて、そこが一番引きが強いんですけれども。インハウスという言葉をお客様の皆様に伝えて提供しているんですが。

竹内:インハウス。

吉田:マーケティング活動もそうですけれども、様々な外注をしたり、外部ベンダーがいらっしゃったりする仕事ってあると思うんですけど、それらを全部、社内に戻しましょうと、社内の人間たちができるようになっていきましょうっていうのをインハウスって言うんですけれども。

竹内:教育するっていうことですか?社内の人間を。

吉田:おっしゃる通りでございます。マーケティング活動の一連の全てを、ちゃんとお客様の中で内製化しましょうっていう事業をお客さんに提供させていただいております。

竹内:それって珍しいことなんですか?

吉田:そうですね。やっぱプロの集団が企画とかをやるのはスピード感もいいですし、素晴らしいアウトプットが出てくることが多いと思うんですけれども、やっぱり社内、自分たちのサービスは自分たちが一番よくわかってるはずですので、そこは社内でやったほうがいいけれども、どうやっても請け負いの方がやっぱり売り上げもそうですが企業として伸びますので、それを社内に還元してしまったら契約が切れてしまいますので。

竹内:その都度頼まれた方が、株式会社セルミュラーさん的には、売り上げもアップするんじゃないかなと思いがちですけど、そうじゃなくてってことなんですか。

吉田:そうですね。やっぱり市場の潮流とは別のことをやって、誰もやりたくないことをしっかりと提供していく、そうすることによって本質的ですしマーケティングを内製化するっていうのは。そこは我々の会社の根幹にもある部分なのかなと。

竹内:やりたくないっていうか、やったらむしろ損かなみたいなところ、あえてそのサービスを提供するっていうことでそれは需要ありますよね。

吉田:そうですね。

竹内:伺ってもよろしければ、売り上げはどのくらい伸びたんですか?

吉田:初年度は本当にあの苦しい一年間で、数千万程度の売り上げだったんです。けれども、二期目に入って大体1000%ぐらい売り上げも一気に伸びて、今期に関してはまた一つ桁が増えて。

竹内:すごい勢いで伸びたんですね。会社を立ち上げて2年。

吉田:今年の4月から3年目ですね。

竹内:今後挑戦したいことを教えていただけますか?

吉田:日本国内企業にサービスを提供しているんですけれども、じゃあ日本国内の企業が

例えば、市場をアジア、ヨーロッパであったり米国であったり、そういったところにサービスを提供していく際に、ベンダーごと海外に展開するのは難しいとは思いますけれども、それが社内で内製化されていれば、スピーディに海外展開もできるようになると思いますので、日本国内企業の海外の進出のサポートをしたいなと思います。

竹内:株式会社セルミュラーさん自身が海外に詳しくならないといけない感じですね。

吉田:そうですね。私事ではあるんですけれども、中国語のバイリンガルでございまして。

竹内:そうなんですね。

吉田:中国圏とかは、香港とかで仕事もさせていただいたりもしましたので、そちらの市場に関しても比較的明るいかなと思います。

竹内:素晴らしいですね。海外進出が今後の目標っていうことですね。

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