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2022.06.09

6月2日(木)放送 有限会社神馬建設 代表取締役 神馬充匡

有限会社神馬建設 代表取締役 神馬充匡

有限会社神馬建設は、

北海道浦河郡浦河町で3代にわたり、

ライフスタイルにあった理想の住宅を提供。

2010年、充匡が入社、

2018年、代表取締役に就任。


竹内: 髪型がちょんまげっぽいスタイルですね?

神馬:これは、うちの会社がライフスタイルに合ったっていうのを掲げていて、そのライフスタイルに合ったっていうのは、自分らしく生きれることと思っています。僕はずっとロックバンドが大好きだったので、社長になったら、そういう風にしていきたいなと思っていました。

竹内:そういう風にというのは?

神馬:ちょっと髪長めとか。自分らしく生きれる会社を作っていきたいなと思って。

竹内:なるほど、いい意味で。ちなみに好きなバンドは?

神馬:たくさんいるんですけど、中学生の時にガンズ・アンド・ローゼズにハマって、椎名林檎だとか、サカナクションとか怒髪天とか、いろんな所に飛び火しましたね。

竹内:今日は、北海道浦河郡浦河町からいらっしゃっているんですよね。私は行った事の無い地域なんですけど。

神馬:襟裳岬の大体40キロぐらい手前の地域です。

竹内:どんな場所なんですか?

神馬:海と日高山脈に囲まれていて、馬が特産なんですよね。競走馬。それと昆布。

竹内:馬が普通に原っぱにいるんですか?

神馬:はい、馬の方が偉いです。馬が通っていたら人は止まらないといけない。

竹内:北海道の浦河町、写真を拝見したんですけど、本当に草原って感じで、家もポツポツなのかな。私が見た写真ではそうだったんですけど、なぜその場所で建設会社をやろうと思われたのかなって。

神馬:祖父が始めたのがちょうど50年前なんですよね。創業が今年で50年。ちょうど札幌オリンピックをやった年で、開発が凄く盛んにされ始めた頃でなので、それに乗っていこうって祖父は始めました。

竹内:札幌オリンピックがあったんですね。

神馬:そうやって始めた人たちがたくさんいたんですけど、帰ってくる人がいなくなってきているんですよね、この業界で。

竹内:帰ってくるっていうのは、後継ぎってことですか?

神馬:はい。

竹内:みんな東京とかに出て行っちゃって、帰ってこないみたいな。

神馬:はい、それはなんとかしなきゃいけないなと思って。やっぱりすごく建築の文化みたいなのがある土地だとは思ってるんです。地震がすごく多い場所なので。

竹内:責任重大ですよね、建設業って。

神馬:すごく生活に密着しているので、僕たちがいなくなっちゃうと、地域が住みにくくなって出ていっちゃうことが加速しちゃうと思うんですよね。だから帰ってこれを守らなきゃいけないというか、守って次の世代に渡したいなと思って帰りました。

竹内:他に建設会社さんて、この地域にはどのくらいあるんですか?

神馬:工務店って言われるのは、今10社くらいです。20年前は20社あって、建設に携わっていた人は、7割減ってるんですよね。人口は20年間で3割減ってる状態だから、相対的にはすごい仕事量がある状態なんです。

竹内:住む方々、建設する家って、どういうタイプの家が多いんですか?

神馬:やっぱり、大きい土地、100坪ぐらいの土地に、下坪が30坪とか、それで総二階みたいな。

竹内:皆さん土地もあるから、いい家が建てられるですね。

神馬:大きい家を建てる傾向なんですよね。

竹内:建設する側としても時間が時間かかりますか?

神馬:そうですね、うちは特にその丁寧に仕事をすることが長持ちする要因の一つだと思ってるんで、見えないところにすごく時間をかけるんです。やっぱり骨組みからきっちりとやっていく。

竹内:地震にも対応できるように。

神馬:そうです。先代からやって来て、20年経っても本当にクロスに割れがない。ひびが入らないっていう家作りをしてるので。

竹内:へぇ~。

神馬:長持ちする家、子供達も帰ってこようと思うような家づくりをしていきたいなと思っています。

竹内:大体、お子さんがいる家族像が多いでしょうか?

神馬:そうですね、やっぱりあの家建てようかなと思う人っていうのは、子供ができてアパート暮らしをしていて、周りに迷惑がかかるとか、やっぱり手狭になって相談に来られる方が多いですよね。

竹内:それで、子供もいるような広い家を建てて、でも、ちょっとすると子供が成長して子供が出て行ってしまって、夫婦2人だけになってみたいな感じですか。それでも対応できるような家に?

神馬:そうですね。可変できるように、ツーバイフォーっていう形だと、取り壊すというか小さくするとかってできないですよね。だから昔ながらの在来工法をずっとやり続けています。

竹内:どうやって可変するんですか?子供がいる子様だったのを夫婦仕様にするっていうことですよね。

神馬:二階を完全に取っちゃう、そういうこともできるんですよね。けど、僕ら世代になって提案してるのは、やっぱり大きい空間を一つ作って間仕切りをして、子供たちに住んでもらって。けど、ほとんど寝るだけ。ファミリースペースっていうスペースを作って、そこで勉強だとか遊びだとかして、本当に寝るだけのスペース。

竹内:小さ目の部屋を。

神馬:はい、そうするとこのファミリースペースは、もし子供が出ていって、また帰省で戻ってきても、そこでみんなで団らんができる。寝るだけっていう形ができるので、有意義に使える。それと少しずつ小さくできる。小さくすることでランニングコストがすごく下がってくるので。

竹内:小さくというのは、家そのものを?

神馬:はい、やっぱり冬の暖房費がすごいんですよね。この5年間ぐらいで本当に油だったりガスだったり、電気だったり、どんどん上がって行ってるんで。暮らし難くなっていくのはすごく耐え難い。長く使ってもらいたい、それであれば、少し小さくしていく。小さくても豊かに暮らせる家を提案しています。

竹内:北海道のお家は大きい家が多いからこそ、そういう需要があるのかな。歳を重ねていくと、どんどん人が少なくなって寂しくなっちゃうけれども、家自体をちょっとコンパクトにしていった方がいいですよね。

神馬:生活空間がだんだん小さくなっていくと思うんですよね。

竹内:あまり二階に行けなくなったりもしますしね。

神馬:そうするともっと暮らしやすくっていうのを色々と提案して。変えられるっていうのは、昔ながらの在来工法だと色々と変えられるんですよね。やっぱり在来工法っていうのが長く使ってもらえる。

竹内:今後の目標、夢を教えてください。

神馬:ライフスタイルにあった理想の住宅っていうのを作り続けていくことって、特に小さいからこそ、街づくりに直結してると思うんですよね。そうすると凄く豊かに暮らせると思います。ライフスタイルに合って自分らしく生活ができるっていうのは。そんなコミュニティを作って、みんなで30年後、40年後もいい場所だよねって言える場所として残していきたいなと思ってます。

竹内:素晴らしいですね。その人の人生に常に寄り添ってる住宅を建設していくということですね。

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