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2022.06.02

5月25日(木)放送 はらだ歯科つきみの診療室 院長 原田青陽

はらだ歯科つきみの診療室 院長 原田青陽

神奈川県伊勢原市の住宅地にある「はらだ歯科つきみの診療室」
40年にわたって地域住民の健康を支えてきた。
2021年10月、母親である前院長の後を継ぎ、
青陽(せいよう)先生が院長に就任。
一般診療からインプラントや矯正まで、
一人ひとりへの丁寧な説明を大切に、
日々患者と向き合っている。


竹内:「はらだ歯科つきみの診療室」は、元々はお母様が地元で開院された病院なんですね。

原田:そうですね、今年で41年目になります。ずっと地域で、本当に周りの徒歩で来られるような患者さんを中心に診てきた歯科医院です。

竹内:そして青陽先生が院長に就任されたのが、2021年10月ですから、半年位ですかね。

原田:そうですね、ちょうど今月で半年になりますね。どうですか、ずっとお母様がやっていらっしゃった病院を継ぐっていうのは、かなり責任も感じたんじゃないですか?

原田:そうですね、とは言っても事前準備としてちょっと前から同じ歯科医院で仕事はしていまして、10月のタイミングで名義を変えたというだけで、事実上はその前から院長として仕事をしていったようなものなので、あまりそこに対するま気後れじゃないですか、心構えが変わったわけではないですね。

竹内:それまでは、どこでやっていらっしゃったんですか?

原田:その前は茨城の方で、歯科医師としての勉強させていただいて、3年位前に地元に帰ってきて、母親と一緒に仕事をするという形です。

竹内:お父様も、歯科医でいらっしゃるんですよね?

原田:はい、もう引退をして兄が後を継いで、今は、悠々自適にしています。

竹内:凄いですよね、お母様とお父様でそれぞれの病院を持ってらっしゃるんですね。

原田:小学校1~2年の頃から、自分は歯医者になるものだと思っていました。

竹内:そうなんですね。小学生の頃とかって、歯医者さんが苦手な子も結構いると思うんですけれども、大丈夫でしたか?

原田:歯医者で治療っていうのは、僕も凄く苦手です。やっぱり親の治療を受けて痛くて泣いて裸足で逃げ出して、外まで行ったって、今でも笑われるくらい今でも怖い存在で、

それは今でも変わってないですね。やっぱり自分が治療してるってなると、痛いんじゃないかって、ずっと冷や汗が出るし。

竹内:そうなんですね。自分の両親に治療されるって、どういう感じなんだろう。

まだ安心感があるのかなって。

 

原田:いやいや、患者さんに対しては、やっぱりそういう思いをして欲しくないから、

より丁寧に優しくやろうとは思うんですが、自分の身内に対する治療ってやっぱり違うんですね(笑)雑とは言わないですが。

竹内:なるほど、そこまであの優しく扱ってはくれないかもしれない。それが逆にちょっと怖かったりするんですね。歯医者さんとして働いて何年位経つんですか?

原田:5年目になります。

竹内:歯医者として働いてみて、いかがでしょうか。いろんな患者さんがいらっしゃって、でいろんな症状もあると思うんですが、どんなところに難しさを感じられますか?

原田:そうですね、当たり前のことですが、患者さんは一人一人違う患者さんであるというのはすごく難しいところですね。座学で勉強したことで言えば、ある意味Aという症例にはBということをしましょう、ただそれだけで話は完結してしまうんですが、実際の診療となると、同じという症状を持っていても、そのAという症状の感じ方が患者さんそれぞれでやっぱり違うことで、それに対して画一的な治療ではなく、やっぱりその患者さんに寄り添った診療を行いたいということを考えていると、やっぱりどんどん難しくなっていきますね。

竹内:患者さんによって、同じ症状でも痛みって違って感じられるものなんですか?

原田:そうですね。やっぱり、傷み方も違いますし、最終的に望むものも異なりますし。

竹内:小さい頃からずっと通っている患者さんも多いんですか?

原田:とても多いです。僕は実際には診ていないですが、親の頃、40年前に矯正をした患者さんが今、50代になってその時の歯並びを維持したまま、お見えいただいたりすると、胸が熱くなるものがありますね。

竹内:そうですよね。どういうタイミングで引き継ぐ話が出たんですか?

原田:親がそれなりに年齢がいっているので、僕が歯科医師になった時からタイミングを見計らっていた感じはあります。

竹内:一緒にお仕事を続けられていて、それもまたなかなか無い機会だと思うので、いいですよね、お母様と一緒にお仕事するって。

原田:そうですね、親からすると楽しいですよね。

竹内:息子からするとちょっと気を使うところってあるんですか?

原田:そうですね。やっぱり40年間やってきた歯医者さんということで、その40年間やってきたことを僕がやりたいことの為に否定するわけにはいかないと、やっぱり今もずっと来てくださる患者さんは僕の親を見て、この先生ならと思って来てくださっている。それは僕の手柄でも何でもないですね。だからこそ僕ができるのは、その患者さんが良いと思った治療をまずそのまま続けていく。その上で僕がより良いと思ったことをさらに提供していく。

竹内:お母様がこれまで築いてきたものを壊さずに、そこにさらに青陽先生なりの色を付けていくっていうことですかね。

原田:そうですね。

竹内:先生が、得意としている治療って何かあるんですか?

原田:白い詰め物の治療が好きです。

竹内:なぜですか?

原田:歯医者の技量っていう言い方が適切かは分かりませんが、自分が今やった行為を患者さんに見てもらえるっていう意味で、一番見てもらいやすいところなんですね。例えば被せ物の下の形を整えて、型を取るんですが、その被せ物の下の形って患者さんには見てもらえないじゃないですか。

竹内:はい。

原田:こんなに綺麗にできたぞって、それで自己満足で終わっちゃう。やっぱり白い詰物っていうのは、いま治療して、終わって鏡で見て、ほら終わったよって言ってあげられるところなので。

竹内:歯の代わりに白い詰め物をして、すごく自然ですねっていうところに。

原田:そうです。ほらキレイでしょって。さっきあんなに黒くグズグズになってたところが、こんなにきれいになったよって。

竹内:一番見て分かりやすいところ。なるほど面白いですね。歯医者さんの中でもあるんですね。

原田:キレイに出来た時はこっちもニコニコで、見て見てって。

竹内:今後の目標、どんな病院にしていきたいか、先生の想いを伺いたいんですけれども。

原田:ここまで40年間やってきたのは、僕の親を良いと思って来てくださった患者さんで、やっぱり今現状で来てくださっている患者さんの多くも僕ではなく、僕の親を良いと思ってきてくださっている患者さんだと思うんですね。それをここからさらに40年間、歯科医師として仕事をしていく中で、僕がいいとおっしゃってくれる患者さんをもっとたくさん増やしていきたいですね。

 

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