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2022.04.21

4月14日(木)放送 株式会社スパイラル研究所 代表取締役 大島雅生

株式会社スパイラル研究所 代表取締役 大島雅生

大島雅生さんは、1966年生まれ。
1992年、東京大学農学部を卒業後、
株式会社リクルートに入社。
2017年、ITアドバイザーとして独立。
翌年、株式会社スパイラル研究所を設立。


竹内:芸術家さんのような出で立ち。ハットを被っていらっしゃって、IT関係ぽくは無い見た目な感じですけれども。

大島:よく言われます。そこが問題だと思っていまして。ITのイメージが凝り固まってしまっているんですね。

竹内:あ~。

大島:ITってシステムとかコンピューターとかメカニックとかそんなイメージがあると思うんですね。そうじゃないんだっていうことを色んな人に言ってる、そういう仕事です。

竹内:大島さんご自身は、やっぱりIT好き、もちろんデジタルは好きなんですよね?

大島:私自身はですね、どちらかと言うとあんまりITを使いたくない方で、新聞は紙の新聞を絶対読むし、本は紙の本を読みますし、できればスマートフォンも使いたくない。直接人と話すとかそういう方が好きなんですね。

竹内:え~、それは不思議ですね。でも、そのデジタルをお仕事にされてるんですもんね。

大島:ITって情報の技術なので、まず情報が大事なんですよ。情報をどうしたらいいかということが主役で、技術はその為に後からついてくるものなので、そこでコンピュータを使えばコンピューターなんですけど、コンピューターを使わないこともできますし、アナログで情報を伝えるっていうこともITなんですよ。

竹内:なるほど

大島:だから、情報が主役。どんな情報を使いたいですかとか、誰にどんな情報をどうやって伝えますかっていうことをまず考えなきゃいけないですね。

竹内:う~ん。

大島:そういう意味では、竹内さんみたいな方は、情報のプロフェッショナルですから絶対ITは得意なはずなんです。

竹内:あ~、そうなんですね。ITのイメージが全く違いました。

大島:変えていきましょう。

竹内:プロフィールの方も気になったんですが、東京大学農学部で卒業されている。元々は何か違うことを目指してらっしゃったのかなと思ったんですが?

大島:農学部では牛の世話とかをしてまして、ただ、あまり学校には行ってませんでした。

音楽サークルにずっと入ってたんですね。バンド活動をずっとやってて、そっちばかりずっと行ってましたね。

竹内:リクルートでは、どういったお仕事をされていたんですか?

大島:情報システム部門ですね。最初からそこで、全然想定外だったんですけど。

竹内:やっぱりそこは理系を活かしてくださいってことですかね?

大島:だったんですかね。

竹内:2018年に株式会社スパイラル研究所を設立されたんですけれども、独立を決めた理由は?

大島:ちょうどその頃、会社に入って20年が過ぎていて、年数的にもそろそろいい感じになってきたなと。仕事としても大体全部回ったので、こんな感じなのかなって。いろんな段階があるんですけども、最初はプログラムを書いたりとか。だんだんマネジメントみたいな仕事も入ってきて、全体が見えるようになってきたなって思ったんです。

竹内:はい。

大島:それでまあ、人生100年時代って言われてきて、次は違うことをやりたいなって考えたんですね。今までやって来たことを活かして、今度は自分の知識を他の人に伝えて行こうかなって独立しました。

竹内:この株式会社スパイラル研究所は、ITコンサルタントというお仕事なんですけども、事業内容どうなってるんですか?

大島:例えば社長さんですとか、ITの担当者の方、どうやって仕事を進めていいかわからない方とか、苦手なのにITの担当になってしまった方ですとか、そういう方は、いっぱいいらっしゃるのでそういう方の会社に行って、いろんなアドバイスをします。

竹内:そっか、確かに苦手なのにIT担当になってしまったとか、今の時代だとやむを得ず担当になってしまうとか。そういう方に一から教えてあげたりとか。

大島:社長からこんなこと言われちゃったんだけど、困ってたりとか、現場の人からクレームが来ちゃって、どうすればいいか分からない、みたいな人のところに行って、じゃあ会社として将来どんなことしたいんですかねとか、ITを何に使いたいんでしょうかって、将来的にこうするのが一番いいですねっていうのを一緒に考えているっていう感じです。

竹内:企業理念はおありですか?

大島:考え方としては、お客さんと一緒に並んで。「お客さんと向き合う」ってよく言うんですけど、向き合うとどうしても一方通行になってしまうので、そうじゃなくて、同じ立場に立って肩を並べて併走しましょうっていうやり方ですね。提案して相談しながら考えていく。その時も私は答えを言うんじゃなくて、一緒に考える。こういう風に考えるとどうですかねっていうサジェスチョンをするんですね。答え言ってしまうと、「あーそっか」で終わっちゃうので、次に発展しないと思ってて。でも考え方を一緒に共有できれば、私が居なくなった後でも、その人が今後考えて行けると思うので。そういう伝え方をしています。

竹内:確かに大島さんがいらっしゃる時はいいけど、いなくなった時に、これどうやって使えばいいんだ?みたいな悩みがまたできそうですね。

大島:そうなんです。逆にもう仕事終わってるのに、ずっと電話かかってきちゃったりして、どうすればいいです?と。

竹内:そういう時はどうするんですか?一つ仕事が終わってるけど。

大島:こういうふうに考えてみてくださいと、さりげなくアドバイスをして。なるべく一人でできるようにと言いますか。

竹内:アフタケアも必要ですよね。最後に今後の目標を教えていただけますか?

大島:もっと仕事は広げていきたいと思うし、なるべくたくさんのお客さんにアドバイスをしていきたいと思いますので、その為のやり方の工夫をしないといけないと思ってまして。今後それこそITの力を使うのか。ちょっとまた違うアナログで別のやり方をするか、そこを考えていきたいなと思っています。

竹内:私、本当にITに疎いので、凄いなって思っちゃうんですけれども、でも、これからの時代は、本当にみんな必要ですもんね。新しいものが進化していく中で。

大島:うん、そうですね。ただ、やっぱりその技術とか、メカニックなことを頑張らなきゃいけないと思わなくてもよくて。よくITって、家に例えられるんですけど。

竹内:はい。

大島:家を建てたいと思うときに大事なことは、どんな家に住みたいかとか、誰と住むかとかいつまで住むかとか、そういうことが大事だと思うんですけど、皆さん大工さんの修行しなきゃいけないと思って、カンナをかけなきゃいけないとか、釘で打たなきゃいけないなって、そんなことは考えないじゃないですか。それがITだと、コンピューターのプログラムを書けなきゃいけないっていう、それなんですよ。

竹内:は~、なるほど!

大島:どんな情報を扱いたいかが大事で、プログラミングができないんだったら、プロに任せればいい話なので。そこを誤解しないでいただきたいなと。

竹内:そうやって聞くと、ちょっと気が楽になりますね。

大島:そうです、大丈夫です。

竹内:そっか、大事なのは本質ですもんね。今日はありがとうございました!

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