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2022.03.10

3月3日(木)放送 株式会社Eグループ 代表取締役 本田和寛

株式会社Eグループ 代表取締役 本田和寛

介護職員とホームヘルパーとして、
10年以上、障がい者の方や高齢者の方と関わる。
“常に現場目線で、最高のサービスを提供していきたい”
という思いから株式会社エナジィーを創業。
令和3年4月にグループ化し、株式会社Eグループを設立
利用者の生活に「エナジィー」=元気・活力を与えるサービスを追求している。


竹内:すごく恰幅が良い方というか、体格ががっしりされているなって思いました。

本田:実は、プロでボクシングをやってました。

竹内:当時は何級だったんですか?

本田:当時は、ライト級という、日本人で言うと少し大きめですけど、61kg位ですかね。

竹内:私も大学時代、ボクシング部のマネージャーをやっていた事がありまして、ボクシングは好きなんですけど、プロで何年位やってらっしゃったんですか?

本田:無名のジムでやっていたんですけど、5年位ですかね。3、4回しか勝つ事はできなかったですけど。ボクシングを見切りを付けなきゃいけなかったので、あんまり上にも目指す事が出来なくて、そこで引退して…

竹内:それをやりながら、介護職員として働きながら。

本田:そうですね。プロボクサーとして、介護職員として働いていましたね。

竹内:なんで、プロボクシングをしながら、介護職員として働くっていうか、色んな仕事やバイトとかもできたり、色々あったと思うんですけども、その中でなぜ介護職員を…?

本田:そうですね。私は、トヨタ自動車って言う会社で働いてたんですけど、そこで憧れたのがプロボクサーと介護士だったんですよね。

竹内:全然違いますね。

本田:そうですよね。お婆ちゃん子だったのもありまして、介護をやってみたいと言う事でトヨタ自動車を退職して、ヘルパー二級の取得をしながら、ある意味フリーターだったんですけど、それで介護士とプロボクサーをやってました。

竹内:その介護職員に憧れたって言うのは、先程ちらっとおっしゃってましたけど、お婆ちゃん子だったって言うのが大きいんですか?

本田:そうですね。九州出身なんですけど、とにかく父母も厳しかったので、たまに行く親戚の家が、おばあちゃんが優しくて、大好きになって。で、そう言う方々のお役に立ちたいなと思って、介護を始めたんですけど。

竹内:今、すごく会社を大きくされてるというか、事業内容も幅広いなと思うんですけれども、株式会社Eグループは、どんな事をされてるんですか?

本田:弊社は、有料老人ホームだったり、障害者のグループホーム、あとは在宅の訪問介護、訪問看護、あとは居宅介護支援事業所を運営しています。今、18事業所はあるんですけど。

竹内:18事業所?

本田:そうですね。それぞれが別の所にあります。現在は愛知県内だけです。今後は東海3県に拡大していきたいです。

竹内:一人でここまで大きくされたんですか?

本田:初めは訪問介護から始めまして、これは小資金で開業することができました。その次にデイサービスを始めて、もちろん色んなお金を借りたりもいっぱいしたんですけど、そこから念願の老人ホームを立ち上げて、かなりの借金はしましたけど。

竹内:でもそうやって、拡大することが出来たのは、関わってる方の信頼を得たからじゃないかななんて思うんですけれども、どんなことを心掛けて接してたんですか?

本田:そうですね。私は、エナジィーって言う名前も、人を元気にしたいなとかエネルギーに満ちあふれた会社にしたいなと思って名付けたんですけど、変わった名前と言われることもあります。

竹内:そうですよね。エナジィーってジの後に小さな「ィ」が付いて伸びますよね。

本田:小さい「ィ」は、実は司法書士が間違えただけなんですけど。

竹内:え、そうなんですか?

本田:本当はエナジーだったんですけど、少ないのでいいやと思って。

竹内:そこはそんなに拘らないんですね。何年やってらっしゃるんですか?

本田:今年の2月で12周年だったので、13年目ですね。

竹内:へー!12年で18事業所。すごい勢いですよね。ここまで大きくしようというのは思い描いていたんですか?

本田:いや実は、全く。皆さんのご縁とご協力、ご支援頂いて、何とか成長することが出来たので、これからまた新たに展開しようとは思ってます。

竹内:先程おっしゃっていた、念願の老人ホームって言うのは、やっぱり老人ホームを作りたいって言う思いが一番大きかったんですか?当時は。

本田:そうですね。まず訪問介護で、在宅生活の方々のご支援をさせて頂いて、高齢者の方は入居する方が多くて、私もそれを目の当たりにして、やはり入居施設もやらないと本当のサービスにならないかなとか、結局、私達の訪問介護サービスだけだと、次は入居しますよと言われたら、私達の手を離れるんですよね。なので、総合的に障害者の訪問介護から訪問看護も含めて、入居の事も全てやりたいなと思って、現在進めているところですね。

竹内:老人ホームって、その方の人生を背負うって言うか、生活の全てを見るわけじゃないですか。そう言う意味では準備、整えないといけない事がたくさんあったと思うんですけども、苦労された点はありますか?

本田:初めはもちろん、お金はものすごくかかったんですけど、それでやはり銀行さんとか色んなとこからもお借りしたんですけど、その次に大変だったのはやっぱり知名度も何もなかったので、病院さんから営業しても、すぐに入居者を紹介して下さらなかったり、新しいとこなんであまり知名度もなくて、全然入居が進まなかった事もありまして。今では何とか、色々信頼もして下さって常に満床の状態を続けてます。

竹内:色々と介護施設がある中で、人を呼ぶために売りにしていることはあるんですか?

本田:私も現場上がりって言う事もありますけど、十年以上やって来て、いつも思ってるのはやっぱり、創業理念でも言っている、みんなが笑顔になる介護と言うものを管理者の人間にも伝えていますし、本当に笑顔になって頂くように努力をしますと言うのを、病院のケースワーカーさんでしたり、色んな方々に伝えるようにして、思いが伝わるようにやっていこうと。

竹内:笑顔にするために、どんなことを工夫されました?

本田:レクリエーションは、当たり前のようにあるんですけど私たちが笑顔を頂くためには、やはりバカなことをやったりもするんですよね。それを笑って頂くために、私たちはふざけたりもしますし、利用者さまのためには恥もかけます。

竹内:介護施設で働いている中で、プロボクシングをやっていた事が、具体的に活かせたと感じたことってあります?

本田:一生懸命やれば笑顔になって頂けるのかなとか、そう言うのはあるのかもしれないですね。

竹内:こちらも一生懸命やる事で、みたいな?

本田:一生懸命やって、私もやっぱりボクシングをやってきて、勝ったり負けたりもしてきたんですけど、そう言うので涙を流したり色々したんですが、やはりこの仕事と一緒で一生懸命やれば、やっぱり感動が生まれてくるので、本当に私たちの仕事は喜びと感動が生まれる仕事ですので、そう言うのはボクシングをやってきて、色んな方々に応援して頂いて成り立ったので、次は介護施設として皆んなに支えられながら、そう言う施設でとにかく一生懸命やる事、誠心誠意、利用者さんに伝える事を意識してますね。

竹内:スポーツって分かり易い部分もあって、自分が頑張って練習をすれば、そこで結果が生まれるとかだと思うんですけれども、介護施設とか人の笑顔を引き出すって、どこを一生懸命やれば引き出せるのかな。

本田:笑顔を頂くにはやはり、利用者さんが例えば、少ししか歩けない方が一週間前よりは歩けたよとか、そう言うのも僕らのやり甲斐と生き甲斐の一つではあるんですよね。だから本来なら老人ホームにおられる方は在宅生活に戻って頂くとか、そう言うのもありますし、逆にやっぱり私たち高齢者の施設をやってますので、旅立ちをする方も多く居られるんですよね。そこで私達のチームとして動いて、最高のフィナーレをどんどん作っていこうねって言う話はしてますし、そう言うことで達成する事、どうやって笑顔を頂くのかに力を入れてますね。

竹内:人の人生を良くする事を目標にして、それに向かって全力で向き合うって言う事なんですね。これからの夢はあるんですか?

本田:そうですね。更に事業を展開していくこと、それによって利用者さんの笑顔がもっともっと広がっていく。あとはやはり、経営者として従業員の給料をどんどん上げていくためにも更に広げていきたいなとは考えていますね。

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