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2022.02.03

1月27日(木)放送 株式会社吉和の森 代表取締役 森和吉

株式会社吉和の森 代表取締役 森和吉

青森県出身。
立正大学経済学部卒業後、郵便局勤務を経て、
週刊誌、ウェブメディア、アプリ、モバイルサイトなど
数多くの事業運営に携わった後、2019年、株式会社吉和の森を設立。
現在、デジタルマーケティングや組織育成、経営戦略など多方面で活躍。


竹内:デジタルマーケティングをやってらっしゃるんですか?

森:そうです。デジタルマーケティングというと、言葉だけでは分かりづらいですけど、ウェブを使って集客しませんかっていうことをお手伝いしたり教えたりすることをやっております。

竹内:例えばどういう依頼があるんですか?

森:飲食店さんで、ウェブサイトを作って、何かアプローチをしてお店に来て頂きたいという方に対して、こんな感じでウェブサイトを作った方がいいですよ、とか、メールマガジンを登録してもらって、クーポンを送ってお店に来てもらった方がいいですよ、みたいなことを教えて実践してもらってるって感じです。

竹内:確かに色々ありますもんね。定期的にメルマガが来たり。

森:はい。あとLINEを使ったり、アプリで通知を送ったりですね。

竹内:吉和の森のホームページも拝見させてもらったんですけど、聞きたいことがあったら聞いて下さい、みたいな、質問できる作りになっていて、面白いなって思いました。

森:意外と、やってる人って、疑問も分からないみたいな感じですので、なるべく思った時にすぐ質問できるような感じで枠を作って、サイトに来た人に質問を打ってもらって送ってもらうみたいな感じでやってますよね。

竹内:そういうことをやりつつ、ITによるマーケティングとか業務効率、これはコンサルティングみたいなことですか?

森:そうですね。例えばなんですけど、多分、会社さんが営業する時って、未だにピンポン営業で一軒一軒回ったりとか、新聞にチラシを入れて待つ、みたいなことも全然ありなんですけれども、ウェブで検索してきた人っていうのは目的意識もはっきりしてますので、メールでアプローチして、興味を持った人に対して営業して商品を買ってもらうというお手伝いもしています。

竹内:2019年に「吉和の森」を設立されているので、結構最近なんですね。

森:そうですね。職歴に紆余曲折がありまして。

竹内:見させて頂きましたが、なんと、郵便局勤務をされてたんですね。

森:最初はですね、郵便局で保険とか貯金とかを入れて頂くような窓口の業務をやってまして。

竹内:全然違う仕事ですよね。

森:そうなんですよね。僕は、青森県の八戸市出身で、本当は八戸市の市役所で働きたいとか親のために公務員になりたい、みたいな考えがありましたが、全部落ちてしまいまして、受かったのが郵便局だったみたいな感じで。

竹内:そうなんですね。

森:ただその頃はまだ、国家三種と言われていて、お袋も親父もめちゃくちゃ喜んでくれてまして。

竹内:当時は公務員ですよね。

森:そうです。

竹内:安定してるし…。

森:そうなんですよね。そこは多分、うちの両親が一番喜んでくれた瞬間だと思いますよ。その当時、パソコン通信っていうテキストで情報発信する掲示板みたいなものがありまして、そこで、僕、映画を見るのが好きなので映画評とか書いてたんですよ。郵便局の公務員時代に。この映画が面白かったです、とか、おススメします見てくださいとか。

竹内:それを掲示板とかに?

森:そうです。

竹内:皆さんが書けるようになってるんですね。

森:そうです。それを見た人が媒体の人で、ウェブメディアとか、映画評を書いてもらえませんか?と。

竹内:そういう依頼も来るようになったんですね。

森:そうです。ただ、公務員って兼業というのが難しくて、どっちを取るんだということで、その当時、僕ちょっと調子に乗っちゃって、ライター目指しますっていうことで、郵便局を三年で辞めて、まずフリーライターになったんですよ。その時はうちの両親にめっちゃ怒られた時期でして、何で公務員辞めちゃったんだって。ライターをやってて取材に行ったり、記事を書いたりしてたんですが、取材とか記事を書くのもいいですけど、雑誌とか書籍をちゃんと作った方が良いってことで、音楽雑誌の週刊誌を作っている所に転職しまして、雑誌の編集をやってたんですね。で、雑誌の編集をやってたんですが、よく雑誌のデジタル化とか、ウェブで見られるようにするとか、そこで僕がウェブをやり始めたっていう感じですね。

竹内:もう本当に自然な流れで、デジタル化のお仕事に移っていったっていう感じなんですね。

森:ウェブサイトがあって、携帯とかスマホで情報を見せる。で、見せるだけじゃダメで、人を集めなければならないので、マーケティング、人を集客する方に集中してきて独立して、今に至るっていう感じですね。

竹内:デジタルに関することは、お得意なんですか?

森:多少は、みたいな感じですね。

竹内:最初はどうでしたか?一から勉強したんですか?

森:最初は全然分からなかったですね。本当にワープロで文字を書いてるような、原稿を書くような形だったので。画像があって文字があってホームページになる、みたいなことは最初全然分からなくて、結構苦労しました。

竹内:自分の会社を設立しようと思ったきっかけは何だったんですか?

森:49歳の時に独立しまして。

竹内:遅い方ですよね、きっと。

森:そうですよね。ずっと考えてた事がありまして、60歳になって定年退職迎えて、そこから後2〜3年嘱託社員で働いて、年金を切り崩して生活するっていうことをイメージした時に、自分が小さい時って60歳、70歳って、結構おじいさんだったんですけど、今って元気じゃないですか。

竹内:そうですね。まだ若いですもんね。

森:80歳まで考えても20年間くらいはあって。ならば、自分が今まで色んな経験をしてノウハウも溜まってきたので、それを利用しながら、小さくても城が欲しいと思って会社を立ち上げたんですよ。その前に何回かチャンスがあったんですけど、奥さんの許可が下りずにですね。良くも悪くもなんですけど。で、49歳の時に奥さんが許してくれて、晴れて独立したっていう感じですね。

竹内:今までのノウハウを活かして、個人でやってるから、収入も自分に全て入りますもんね。社員さんはいらっしゃるんですか?

森:今のところ、一人でして。暫くは、一人である程度の売り上げが行くまで頑張ろうかなと思ってまして、大きくなったら、さすがに自分一人では無理なので、他のお力をお借りしていきたいなとは思っています。

竹内:ちょっと気になっていたんですけれども、株式会社「吉和の森」、どんな会社なんだろうって、この名前からすると想像できなかったんですが。

森:ですよね。

竹内:ただ、よくよく見たら、ご自身の名前を逆転されているんですね。

森:そうそう。それこそ60歳、70歳になっても、自分の城を持ちたいってことがありまして、名前を逆転して、森和吉を、「吉和の森」にした感じですね。

竹内:今後、どのように会社を展開していきたいと思ってらっしゃるんですか?

森:やりたいことが二つありまして、一つ目は中期的なものなんですけど、今、会社のオフィスが渋谷にあるんです。渋谷にシェアオフィスがありまして、そこに、自分のようにデジタルマーケティングで起業しました、ウェブサイトで起業しました、という人がたくさんいるんです。でも、2年後、3年後どうなっているかっていうと、他の会社に就職したり辞めてる方も多いんですよ。最初は良かったんですが、仕事が続かなかったりとか、会社員の方がいいとか、そういう人達に向けて、自分の今のノウハウを教える機会があればすごく良いかなって。伝播するっていうかですね。

竹内:同じような人達へ教える側になる?

森:そうです。業界を盛り上げていければっていう。簡単に独立できるので、胡散臭い印象とか本当に大丈夫かとか、そういうこともあったりするんですけれども、基礎から学んで、ある意味、方程式みたいな感じだと思いますので、そうすると意外と成功する道もあるので、それを教えていきたいのが中期の計画であって。

竹内:そういう方に今一つ成功するためのアドバイスができるとしたら何かあったりしますか?

森:チャンスって絶対あると思うんですよね。僕も、20代には20代、30代には30代、40代には40代の夢があって、チャンスがあったりするので、そのチャンスを怖がらずにやってみるっていうのがまず大きいと思いますね。あと、人の縁を大切にしてますので、その人に対していかに誠意を持って接するかとか、与えられた恩とか情っていうのをお返しできるか、それが信頼になって次に繋がりますので、それがポイントかなっていう感じです。あとは、青森県の八戸への貢献というかですね。

竹内:二つ目は貢献すること?

森:そうです。インターネットの技術があって、今お店とか事務所さんとか会社さんがお客さんなんですけど、その技術とかを使って、青森県の八戸市を盛り上げて、地方から日本を元気にしたいみたいな思いはあります。

竹内:地元への恩返しみたいなことですかね。素敵な夢だと思います。

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