センシン電気株式会社 代表取締役 金澤健一
1974年生まれ 青森県出身
地元の工業高等学校 卒業
センシン電気株式会社 入社
2020年二代目の社長に就任
伝統を受け継ぎながら、更なる事業展開を目指している。
竹内:センシン電気株式会社は大田区にあるんですね。
金澤:そうです。東京都大田区に本社を構えております。
竹内:どのような事をされている会社なんですか?
金澤:主に、通信機器と電気工事、測定機器の校正サービスの3つの柱です。
竹内:電気通信と、工事、測定機器の校正…馴染みがない分野なんですけれども…
金澤:そうですね。なかなか3つ一緒に事業としてやっているのは少ないと思います。
竹内:だいたい電気工事を扱っている会社だったらそれだけ、という感じですか?
金澤:そうですね。電気工事は電気工事。通信なら通信。校正分野だったら校正分野だけ、という感じです。
竹内:どうしてこちらでは、それを全部やってらっしゃるんですか?
金澤:時代のニーズに合わせて、工事だけでなく、電気工事だったら電気工事だけでなく、通信を取り入れて今の放送の時代、携帯電話の普及にも関わってくるので、電気もできないといけないし、通信もできないといけない、ということで。
竹内:なるほど。
金澤:それで、保守みたいな感じなんですが、工事というのは波があって取れる時もあれば取れない時もあるので、保守のところはメンテナンスなので、定期的にうまみがある事業なので、それを一緒にしてなるべく事業としては、儲かってる儲かってないの波を少なくするように全部やってることが、うちの強みですね。
竹内:たしかに電気とか、通信とか、家を建てる時に必ずどっちも必要ですもんね。
金澤:そうですね。皆さんそれぞれその分野の、電気なら電気のプロに頼むと思うんですけど。
竹内:それをセンシン電気さんで、全部やって下さるという事であれば、ありがたいなというふうになりますもんね。
金澤:やはり頼む方も、一つの業者に頼む方が、色々コスト面でも安くはなるだろうし、この人に言えば全部やってくれるとなれば、お客さんも言いやすいでしょうから、そういうのが狙いですね。
竹内:それは先代社長の頃から、そのような事業内容だったんですか?
金澤:そうですね。最初からそうでした。元々は電気の会社だったんですけど、先代の社長は、これからは通信の時代になるからというこで、通信を強化していったという感じです。
竹内:その頃、金澤さんは、職人として働いてらっしゃったから、どちらもできるようになったんですか?
金澤:どちらもできるということはなかったですが、みんなと一緒に勉強しながらやっていったというかんじですね。
竹内:電気や通信工事で一番大変なことはなんですか?
金澤:まずお客さんの要望が何か聞くことが一番大切な事なので、それに対する対応力じゃないですかね。うちの一番のモットーにしてるんですが、それをするには確固たる技術力がないといけないし、確固たる知識がないといけないので。
竹内:この電気は付け難いんだけどなあということですか?
金澤:そうですね。ここにちょっと穴を開けて付けてみたいなとか、このシャンデリア気に入らないからこれに変えてほしいとか、この壁紙の色は違う色にならないかとか。
竹内:壁の色までやってらっしゃるんですね。
金澤:やっています。
竹内:通信工事というと、電話の配線とかですか?
金澤:そうですね。電話とか無線とか、携帯電話もその一種ですが。
竹内:携帯電話ってなにかする必要あるんですか?
金澤:アンテナがあってこその携帯電話なので、アンテナが立ってなければ電波も通じないので、そこの基地局をたてたりとか。
竹内:基地局を立てたりもなさってるんですね。我々が電話を使えてるのもそういう方のおかげということですもんね。
金澤:当然、アンテナというのは、1箇所ではなく、何千箇所と日本全国でいうとあるので、当然、耐久年数というのがあって、適度に更新しないと設備も古くなります。
竹内:あとは災害時とか携帯電話が繋がりにくくなりますけどあれは?
金澤:今は災害の時代なので、建物が崩れてアンテナが倒れると、全くインフラが使えない状態になるので、やはりそういう時の通信手段は無線というのが重宝されますよね。
竹内:携帯電話が使えなくなったら無線を使うんですね。なるほど。既に学ぶ事が色々ありました。企業理念は?
金澤:理念は、お客さんに言われた通りの迅速な対応と、その裏でのちゃんとした信頼の技術と、アフターフォロー、安心のサービス。この3つをうちの会社では理念としてやっています。
竹内:それは先代の社長からの…?
金澤:そうです。先代の社長からのモットーでまずはお客さんに迅速に対応しなさいと。それには確固たる信頼の技術がないといけない。で、工事が終わってそのままではなくてその後のアフターフォローもしなさいと。それが安心のサービスですね。
竹内:これからの時代を社長として、盛り上げていかないといけないと思うのですが、これからの時代を生き抜くヒントというのは、なんだと思ってらっしゃいますか?
金澤:社長に就任した直後にコロナになってしまって、緊急事態宣言で工事自体もストップになったり、発注側も発注しないような状況が続いて大変だったのですが、やはり世の中なにがあるかわからないので、こういう変化に強い人材とか、変化に強い意見を取り入れて、変化にも対応できるような対応力のある会社。でもロボットが作っているのではなく、作っているのは人なので、人の柔軟な考えを取り入れながら、今の変化に強い人材を育てていくのが、一番かなと。
竹内:本当そうですよね。この先なにが起こるかわからないから、いつでも対応できるように。
金澤:そうですね。一つの考えに拘りすぎないで、やっていきたいと思います。会社もそれに対応していけるように、どうしたら会社が良くなっていくのかいろんな意見を集めて、偏ったことはしないで。去年は女性も積極的に採用しました。
竹内:採用のところでどういう人材をとるかというのは、社長にかかっているわけですもんね。貴重なお話ありがとうございました。
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