竹内由恵のT-Times

  • TOP
  • ブログ一覧
  • 12月16日(木)放送有限会社メディカ 代表取締役 薬剤師 星利...
2021.12.23

12月16日(木)放送有限会社メディカ 代表取締役 薬剤師 星利佳

有限会社メディカ 代表取締役 薬剤師 星利佳

1991年東北薬科大学を卒業
薬局、病院、ドラッグストア勤務を経て、
98年、メディカほし薬局を設立。
現在は、地元・山形県で薬局を展開するほか、
居宅介護支援事業所、栄養ケアステーションの運営も行っている。


竹内:大学卒業後は、薬剤師としてお仕事されてきたんですか?

星 :そうですね。

竹内:薬局、病院、ドラッグストア勤務を経て、と、プロフィールには書いてあるんですけど、いろんな場所で薬剤師としてお仕事されてきたんですか?

星 :はい、途中から、自分で薬局をやりたいなと思うようになったので、色んな角度から薬局を見てみたほうがいいかなと思いまして。

竹内:計画的に考えていらっしゃったんですね。

星 :計画的だけども自然な流れでそうなりました。

竹内:それぞれ、薬局、病院、ドラッグストア、違いましたか?

星 :全然違いますね。患者さんを見る方向が。見ている人は同じなんですけど、見え方が違う、患者さんを支える方向が違うかなと思います。

竹内:例えばドラックストアだと?

星 :セルフメディケーションて言うんですけど、自分に必要な薬を患者さんが選ぶと。それを支援するというような仕事になるし、他には病気にならないような予防的な観点からお薬を選ぶとか情報を出すとか。

竹内:患者さんとよりはお客さんという感じですか?

星 :そうですね。

竹内:病院はまた違いますか?

星 :病院は、診療の情報が多く入ってくるので、より深く治療には関われるけど、生活の方まで入ってはいけない、来てくれた人の治療はできるけど、家に帰ってからのところは見えにくくて、その先が見えにくいですね。

竹内:そもそも薬剤師さんのお仕事というと、あまり分かっていないんですが…。

星 :処方箋の指示に従って薬を出すんですが、それを本当に、家で飲んでいるのか。本当は何か理由があって飲んでなかったりとか、朝は飲めるけど夜は飲めないとか。色んな方がいるので。その人その人、生活の背景が違うので、生活の中でどのようにお薬を飲んでいるのかを見るのが私たちの仕事かなと思います。

竹内:医師よりも生活に近い存在?

星 :でありたいなと思っています。お家に訪問させて頂くことが多いので、生活とお薬の関係性をしっかりフォローすると。

竹内:先生と意見が食い違うことも?

星 :あります。

竹内:例えば?

星 :痛み止めの薬を増やす、増やさないでも、「増やしたほうがいいんじゃない?」と言っても、先生は「いや、もう少し様子を見よう。」って「いや、痛いの我慢してるのよ」って。「そうなんだ、俺には痛いって言わないけどな」って。

竹内:あ~、先生の前だと言えなくて、でも実際は辛いみたいなのもあるんでしょうね。そういう事を相談しあって、連携して患者さんを支えているんですね。

星 :そうなんですね。

竹内:改めて有限会社メディカを立ち上げられたのは?

星 :たまたまなんです。開局する予定の先生がいらっしゃって、病院を出すんだけど、一緒にと言うか、近くに出しませんか?みたいな話があって。

竹内:そういう話が来るんですね~。

星 :先生的には、私が勤めてる人の割に頑張りすぎてると言うか、上にこうやりたい、ああやりたいと一生懸命言っていたので、そんなことはやらなくていいと。人の会社であんなに働くんだったら自分でやった方がいいんじゃないの?と。

竹内:それだけ患者さんの役に立ちたかったわけですもんね。

星 :そうですね。

竹内:立ち上げた薬局と居宅介護支援事業所と栄養ケアステーションの運営も行っていらっしゃるんですね?

星 :居宅介護支援事業所は、2000年に介護保険が始まった時に、介護支援専門員っていう資格ができました。介護支援専門員さんがいてケアプランを作ったりするところが居宅介護支援事業所になります。

竹内:栄養ケアステーションは?

星 :これは日本栄養士会で認定してくれている認定栄養ケアステーションというのがあって、薬局じゃなくてもいいですけど、ある一定の条件を満たして管理栄養士さんがいるところを栄養ケアステーションと名付けて、地域の栄養情報の発信拠点になるようなイメージですね。

竹内:あ~、情報を発信する場所。

星 :そうですね。薬局に管理栄養士さんがいると、そこで食事の相談しやすいかなと。

竹内:確かに、薬局の方が病院よりもふらっと寄りやすいですよね。

星 :そう思うんです。私も。

竹内:星さんは、こういった仕事をしていて、凄く充実してそうですね?

星 :そうですね、私一人で出来ることは限られますので、人と人を繋いで大きな力を生み出すのが、いま一番楽しいことですね。私が関わった人を繋いで患者さんに元気になってもらうのが楽しいかなと思います。

竹内:そういう薬局が近くにあったら私も行きたいと思いますね。アットホームな感じが星さんからも伝わってきます。

最新番組ブログ
パーソナリティ
  • 竹内由恵
    竹内由恵