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2021.12.23

12月16日(木)放送 株式会社ケンシン 代表取締役 駒田 裕樹

株式会社ケンシン 代表取締役 駒田 裕樹

慶応義塾大学経済学部を卒業後、
改修工事現場監督・営業を経て、30歳で父親から会社を承継。
中小建設業の組織作りを研究され、勝てる組織に変革成功。
現在は、同じような悩みで苦しむ建設業の支援に特化している


竹内:慶応義塾大学卒ということですが、何年卒ですか?

駒田:2003年ですね。

竹内:私は2008年なので、入れ替わりですね。経済学部ということは、お父様のお仕事を継ぎたいという思いから?

駒田:カッコいい言い方をするとそうなんですけど、慶応経済という看板に憧れがあったのと、高校から慶応だったんですけど、仲間とみんなで経済行こうぜと、そんな感じですね。

竹内:なるほど(笑)でも結果的には、お父様の会社を継がれて、学んだことを活かせているわけですからね。

駒田:そうですね。考え方のベースにはなってますね。

竹内:お父様は、どんなお仕事をされていたんですか?

駒田:建物を直す、補修・改修をする会社、それの請負をやっておりました。

竹内:お父様の姿を見てどう思われていましたか?

駒田:ゴルフばっかりでしたね。接待なのか友達と行ってるのかよく分かりませんでしたけど(笑)建設業って設計図通りに作らないといけないので、出来るものは変わらないんですね。そこで他社と差別化できないので、何で仕事を取ってくるかというと、人と人なんですね。

竹内: あ~そっか。

駒田:あの人だったら仕事をちゃんとやってくれるかなと。あの人とだったら仕事を一緒にやって楽しいかなと。ゴルフもこの前行ったしなと。そこで仕事を取ってくるので、土日、親父の顔見た事ないですよね。

竹内:駒田さんはどう思っていたんですか?

駒田:親父は継がなくていいよと、俺の代でつぶしてもいいと言っていたんですけど、大学時代はゼミに入らずに 、夜間の建築の専門学校に通って、2級建築士の資格を取って卒業しました。

竹内:へぇ~、心の奥底には建築業に入りたいという思いがあったんですね。

駒田:親父の会社に入りたいというよりは、建築士、設計士ってカッコいいなと。

竹内:それでも、修繕工事のお父様の会社に入ったのはなぜですか?

駒田: 社会人になって、やっぱり社会って厳しいなと。20年以上会社を経営しているのは凄い事だなと。家では何にもできないんですけど、会社ではしっかり仕事をしているんだなと、親父の偉大さに気づきまして。親父が何をしているのか、どういう風に僕を育ててくれたのかそれが知りたくなったのが一番大きいですかね。

竹内:それでお父様の会社で働くことになったんですね。

駒田:そうですね、営業職から始めました。

竹内:父親がトップにいるってどんな感じですか?

駒田:もともと親子でそんなに会話がなく、遊んでもらった記憶もないですし。親父もどちらかと言うと家の中では寡黙な、昔ながらの威厳のある父親だったので。なので初めは距離感があったんですが、一緒にお客様のところへ営業へ行くと、あの威厳のある父親が、お客様と仲良く友達のようにいじられたりもするし。親父はこうして仕事を取ってきて会社を回していたのかと、衝撃を受けましたね。

竹内:そこからどのようにしてトップに?

駒田:現場監督もやりながら、営業もやりながら、実務をずっとやらせて頂きました。親父が高齢だったのもありまして、30歳くらいの時に継いで。

竹内:早いですね。30歳ですか。

駒田:親父は決めると早いですね。

竹内:いきなりトップになって苦労もされました?

駒田:会社に入った時点で営業で仕事を取ってこなければいけないので、それだけで大変だなと思っていたんですが、中小企業の社長は、社員の生活、社員の家族の生活、建設業なので下請けさんもいらっしゃるので、下請けさんの生活、下請けさんの家族の生活となると、500人くらいの生活が懸かっているプレッシャーですね。あと会社の借金ですね。4億近く個人の連帯保証もしていました。

竹内:それは怖いですね。

駒田:うちだけじゃなくて世の中小企業の社長さんはみんな抱えていると思います。

竹内:会社の社長としては、営業として仕事を取ってくるのが大事なんですか?

駒田:本当は経営をしないといけないんですが、自分が得意なところで、仕事を取ってお金が回れば会社も回るから、とにかく営業して仕事をとるしかないんだという事ばかり考えてましたね。振り返って見ると組織がガタガタになって、仕事をしてもクレームになったり、社員も朝早くから夜遅くまで働いて、耐えられずに辞めてしまったりが続いたのが1番辛かったですね。

竹内:社長としては営業は誰かに任せて、会社全体のことを見た方が良いということですね?

駒田:おっしゃる通りです。

竹内:勝てる組織にお父様から継いだ会社を改革することに成功したとのことですが、勝てる組織とはどんな組織になったんですか?

駒田:組織=人づくりなので、教育を勉強しました。実務は社員に任せて、自分は社員を見る時間をしっかりとるようにしたことで、良い方向になり、ようやく会社が回り始めました。

竹内:お父様から継いで、勝てる組織に改革して、今はまた新しい会社を立ち上げられたということですが、これは?

駒田:父親から継いだ会社が安定してしっかり利益も出るようになったと。この経験はお役に立てるんじゃないかと。やっぱり、同じような社長仲間に話を聞いても、辛い思いされているんですよね。ですから、この経験を伝えようと思って、会社は後輩に任せて、売却しました。

竹内:売却されたんですね?

駒田:はい。 自分で改めて会社を作りました。

竹内:株式会社ケンシン。どういった事をされているんですか?

駒田: 建設業の総合コンサルではあるんですけれども、建設業の人に特化して、教育ですとか、勝てる組織を作るためにどうすればいいかという中で始めております。

竹内:具体的には?

駒田:組織を作る前に人が居ない。技術者が居ない、そこを何とかしてほしいという声がありまして。技術者って施工管理技士という国家資格が必要なんですが、 その資格を取得する講座を主催しています。

竹内:なるほど、建設業を根本から変える方向に変わったんですね。

駒田:そうですね、自分も辛い思いをして、同じような辛い思いをしている方もいっぱいいますので、力になれるんじゃないかと、その第一歩として国家資格の取得に手を付けております。

竹内:へ~、知らないことが沢山ありますね。 最後に駒田さんの夢をお聞かせ下さい。

駒田:私自身が会社を継いだ時に、なかなか大変だなと思ったんです。社長だけじゃなくて、どの方々も、皆さん生きるのに苦労されている、仕事辛いから辞めちゃうって多いと思うんですね。それってやっぱり、ちゃんと教えてくれる人がいないから。僕も経営に詰まった時に師匠が居まして、その師匠が居なかったら今は無いと思うんです。会社を畳んでるし。厳しい社会の中で、師匠は、君はまだ甘いと、弱いと、もっと強くなろうということで、本当厳しく言ってくれたんです。強くなればこの社会面白いからという風に言ってくれました。

竹内:なるほど。

駒田:実際に僕は今、人生が楽しいんですよね。やればやるほど感謝いただけますし。この経験があるからこそ、建設業の経営者の方もそうですし、今シングルマザーの方とかにも、現場監督という仕事を推奨することを、NPO法人の方と一緒に進めているんですが、稼ぐのに苦労してる方に対して、勝つための戦略を見つけることが出来れば、人生すごい楽しいですよと伝えたくて。資格を取ればそれが武器になるので、国家資格を教えてますけども、それを通じて人生すごい楽しいんだなと思っていただける人を増やしてきたなという風に思ってます。

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