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2023.06.04

サンデー早起キネマ『テノール! 人生はハーモニー』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
6/4は、新たな人生の一歩を踏み出そうとする主人公を描いた作品を3本ご紹介。

3本目は、絢爛豪華なパリ・オペラ座で撮影。
ひとつの出逢いが人生を変える!奇跡を描くオペラヒューマンドラマ
『テノール! 人生はハーモニー』

主人公は、縄張りでは名うてのラッパーで、兄や地元の期待の星、フリーターのアントワーヌ。
お寿司屋さんでアルバイトをしていて、オペラ座のレッスン会場に出前に行くことになります。
「寿司を置いたらとっと帰れ!」とエリート・レッスン生に見下され、腹いせにオペラの歌まねをしますが、これがプロも驚くまさかの超美声!
彼の才能に惚れ込んだオペラ教師のマリーは、バイト先まで押し掛け強引にスカウトします。
次第にオペラに興味を持ち始めるアントワーヌ。オペラ座とは住む世界が違うと躊躇しますが、情熱を抑えきれず、兄や仲間には内緒で、マリーとオペラの猛レッスンを始めます。
果たしてアントワーヌは、新しい世界に一歩踏み出すことができるのでしょうか?

監督は、この作品が単独初監督のクロード・ジディ・Jr.。
彼は音楽が大好きで、一見正反対のラップとオペラと言うジャンルの融合に興味があったと言います。
そして、その対比は、アントワーヌたちが住むパリ郊外と絢爛豪華なオペラ座の違いをも表現することに繋がりました。

この作品の見どころは、ラップしか知らなかったアントワーヌが、マリーと出逢ってオペラに目覚め、もがき苦しみながら、自分の置かれた境遇から飛び立とうとする意志を持つところ。
次から次へといろんなことが起きるアントワーヌに、思わず、頑張れ~!と旗を振りたくなります。
アントワーヌ役は、世界30か国以上で開催されている人気のオーディション番組「ザ・ボイス」でそのカリスマ性を爆発させて勝ち上がったビートボクサーMB14。
劇中すべてのオペラ歌唱にも挑戦し、劇中のアントワーヌさながら天才的な歌の才能を発揮させました。
また、世界的なテノール歌手のロベルト・アラーニャも本人役で出演し、花を添えています。彼が歌うシーンは垂涎もの!オペラの名曲の数々も堪能できます。

そして、もう一つの主役が、ベルサイユ宮殿のように豪華で歴史を感じる重厚な美しさのオペラ座!何年もかけてオペラ座の支配人を説得し、撮影に成功したのです。
オペラ座の美しさとストーリーの美しさの二重奏、ラストシーンは温かい涙が止まりませんでした。
生きる場所も、共にいる人も、自らの可能性さえも自分で決める。ここからが人生!
この作品を観ると、思いっきり生きたい!何かに情熱を傾けたいと心底思います。
やりたいことが見つかったら、背中を押してくれるのは、そのやりたいことへの愛と情熱、そして人との出逢いです。

『テノール! 人生はハーモニー』
6月9日(金)より 新宿ピカデリー ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

公式サイト:映画『テノール!人生はハーモニー』公式サイト (gaga.ne.jp)
監督:クロード・ジディ・Jr.
出演:ミシェル・ラロック、MB14、ロベルト・アラーニャ
原題:TENOR/101分/フランス/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳: 古田 由紀子
配給:ギャガ
© 2021 FIRSTEP – DARKA MOVIES – STUDIOCANAL – C8 FILMS

 

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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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