ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.06.28

サンデー早起キネマ『雲と大地のはざまで』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

6/28の2本目は、純粋な少年の目線で語られる“大自然と共存する村の生活に迫りくる、環境破壊や文明の波”
『雲と大地のはざまで』

標高4,000mを越えるアンデス山脈に囲まれたペルーの小さな村で、8歳の少年フェリシアーノは、両親と共に、アルパカの世話をして暮らしています。友達は、幼いアルパカのロナウドと忠犬のランボー。そして、サッカー・ワールドカップ出場に向け快進撃を続けるペルーチームに胸を弾ませています。
しかし、そんな平穏に見える日常の裏に、彼らの暮らしを脅かす現実がありました。美しい湖は汚染され、両親は、鉱山の採掘会社から土地の開け渡しを迫られています。
ある夜、採掘会社からの脅しと思われる、アルパカを狙った凄惨な事件が発生。フェリシアーノは、親友のロナウドがいないことに気づき、必死に探します。
ロナウドが見つからない中、両親や住民たちは採掘会社に立ち向かうため団結し、行動を起こそうとしていました。
フェリシアーノはロナウドを見つけることができるのでしょうか?そして、住民たちは、この村の自然と穏やかな暮らしを守ることができるのでしょうか?

アンデスの自然の美しさに圧倒され、その中でのびのびと自然のままに生きる少年がとても愛らしいのです。
オーディションで選ばれたフェリシアーノ役のアルベルト・メルマは、ドキュメンタリーを見ているかのような自然な演技。それもそのはず、実際にも、アルパカと犬と一緒に暮らしているそうです。

ずっとそう生きていって欲しいと思う反面、大自然と便利な生活の両立はなかなか難しいですよね。
いっときの利便性のために自然を壊していいのか、富に取り憑かれてしまった人の気持ちを変えることができるのか、昔のように生きることが本当にいいことなのか…考えるほどわからなくなってきます。

ただ、自然破壊を経験してきた私たちは、破壊された自然は二度と同じようには戻らないということを知っています。なんとも歯痒い限り…ペルーの現状を知り、さらに環境と人間について深く考えさせられる素晴らしい作品です。

『雲と大地のはざまで』
6月27日(土)より、ユーロスペース他にて全国順次公開

公式サイト:https://www.buenawayka.info/raiz
監督:フランコ・ガルシア・ベセラ
出演:アルベルト・メルマ、ネリー・ウアイタ、リチャード・タイぺ
ペルー、チリ/2024年/ケチュア語、スペイン語/83分/原題:RAÍZ
日本語字幕:神保慶政/ケチュア語監修:松崎文音 
後援:在日ペルー大使館、日本ペルー協会、一般社団法人Japan Link Association
協力:Cinema at Sea – 沖縄環太平洋国際映画祭
提供:アクションジャパン 
© 2024 Desfase Films, Mestizo Studios, Wayquicha

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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