中外製薬presents 健やかDAYS

2019.07.08

#13 体脂肪と内臓脂肪って一体何?

「聞くだけで元気になる情報」をお届けする”ぐっさんの健やかDAYS”

第13回目のテーマは…「体脂肪と内臓脂肪」

最近の体重計は、この二つも必ず表示されるので、
気になる方も多いのではないでしょうか?

ぐっさんもこのワードを聞いた時、
思わずドキっとしてしまったとのこと。

■体脂肪と内臓脂肪の違い

「体脂肪」というのは=体に蓄えられる脂肪の総称です。
脂肪は、体のつく場所によって呼び方が違っていて、
「皮下脂肪」と「内臓脂肪」に分けられます。

▼「皮下脂肪」は、腰まわりやお尻、太ももなどの、皮膚のすぐ下に付く脂肪のこと。
▼「内臓脂肪」は、内臓の周りにつく脂肪のことです。

これらを、ひっくるめたのが、「体脂肪」です。
皮下脂肪のことを、体脂肪だと思っている方も多いみたいですが、
あくまで体脂肪は全部の脂肪のことです。

そして、肥満には、洋ナシ形と呼ばれる「皮下脂肪型肥満」と、
リンゴ型と呼ばれる「内臓脂肪型肥満」の2パターンがあります。

■メタボ

ぐっさんをはじめ、お父さん世代が気になっちゃう「メタボロックシンドローム」。
これは、「内臓脂肪」が過剰に蓄積されたことによって引き起こされる症状です。
また、「糖尿病」や「高血圧」などの、
生活習慣病を引き起こすリスクとなるのも「内臓脂肪」なのです。

メタボリックシンドロームは、肥満までに至っていなかったとしても…
ウエスト周りが、目安としては男性なら85cm以上、女性なら90cm以上だと要注意!
この段階で、かなり内臓脂肪が体内に蓄積していると考えられます。

また最近では、身長180㎝の人と160㎝の人で、
ウエストサイズの基準が同じでいいはずがない!
…という考えから「身長の半分」の数字で、
考えなければいけないという意見もあるとのこと。

例えば、身長160㎝の人が、ウエストサイズ80㎝を超えたり、
お腹がポコッと出てきたりしたら、注意しましょうということですね。

■内臓脂肪

内臓脂肪は、どうして付いてしまうのでしょうか?

私たちの体は、常に呼吸や心臓の動き、体温調整など、
自然にエネルギー消費が行われています。

ですが、年齢とともに、そのエネルギー消費の基礎代謝が落ちていきます。
すると、摂取した栄養を消費しきれないため、内臓脂肪は増えていきます。

要するに、年を取ってから、若い頃と同じように食べていては、
自然と内臓脂肪は増えていってしまうという訳です。

特に、若い頃たくさん食べていた人は、それなりに減らさないとダメかもしれません。

ただし、内臓脂肪は、健康上減らすことが大切なのですが、
最低限必要な脂肪でもあるんです。
内臓脂肪には、臓器を正しい位置を保ち、衝撃を和らげる役割があります。
肋骨だけでは、すべての臓器を守りきれないため、
内臓脂肪にもちゃんと仕事はあるのです。

また、内臓脂肪が女性につきやすいのは、子宮を守るためとも言われています。
つきやすいけど、落としやすいのも内臓脂肪の特徴です。

■皮下脂肪

皮下脂肪は、活動のエネルギーの源、また体温を保つ等、
生命を維持する上で重要な役割をしている脂肪です。
しかし、こちらも内臓脂肪と同じく、過剰に蓄積すると、健康を損ねることになります。
皮下脂肪が過剰に蓄積すると、肥満になるだけでなく、
「2型糖尿病」というのを引き起こしやすくなるとのこと。

2型糖尿病とは、血液の中のブドウ糖が増えてしまう病気です。
また、内臓脂肪と同様に、生活習慣病の発症リスクを高め、動脈硬化の原因にもなります。

ただし、皮下脂肪は内臓脂肪と異なり…
無理な食事制限をしても、皮下脂肪だけはなかなか減りません。
皮下脂肪を減らすためには、バランスのとれた食事と、適度な運動を、
日々、心がけるようにするのが重要です。

皮下脂肪は、パワーを出すためや体温を保つための脂肪。
内臓脂肪は、臓器を支えたり、衝撃から守るための脂肪。
ですが、どちらも、ほどよい脂肪だけがあればいいので、
過剰になっていくと健康に問題が出てきます。
また、年齢と共に、使うエネルギーがーも減っていくため、
食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、溜まっていってしまうということです。

■減らし方

そんな皮下脂肪と内臓脂肪、減らしていくためには、
やはり食生活の改善と日々の運動が必要になってきます。
カロリーの低い食事や和食。
また、スイーツやアルコールも減らす。
そして、ランニングや筋トレなどの運動。
こういった生活を毎日、さらに長期的に続けること!
大変ですがこれしかないのです。

しかし、内臓脂肪が減り始めたときは、皮下脂肪はすでになくなっているので、
あなたはかなりシェイプされているはずです。
同じような体型の人と、一緒に生活改善を始めてみると、
励まし合いながら続けられるかもしれません。

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