毎週ゲストを迎えて、“スタートアップ”すなわち音楽を始めるようになったきっかけを話してもらっているこの『土屋礼央SOUND RING』ですが、今夜のゲストはなんと…!礼央さん自身!
RAG FAIRだけでは語れない礼央さんの人生の歴史をお話してもらうとても貴重な回です!
礼央さんは1976年 国分寺市生まれ。
アカペラボーカルグループRAG FAIRとして2001年にデビューしました。
子供の頃から歌うのが好きで、親族の宴会で歌って周りを楽しませていたという礼央さん。音楽を聴いて歌い始めたというよりは、最初から歌っていたとのこと。
通っていた幼稚園がハンガリー音楽を歌う変わったところで、その後小1で合唱団に入ります。無伴奏(アカペラ)の合唱団でソロで歌っていたそうで、この頃から世の中にウケる曲を作れる自信が芽生えてきて、「俺の作る曲は売れる!」という自信があったそうです。
中1の頃にはプロになろうと決めていて、親にも将来音楽をやると言っていた礼央さん。
音楽をやるためには、大学のバンドサークルに入ってバンドを組まないといけないと思っていたので、「バンドサークルに入りたいから大学に行く。」と親に話していたそうですが、コンビニでアルバイトをしてる時に仲良くなった音大の人から“大学のバンドサークルはその大学じゃなくても入れるらしい…”と教えてもらい、大学受験をしないことを決意。
礼央さんのお父さんは、「武満徹という音楽家の言葉で“学びたい気持ちがあればどんな場所でも学べる”という言葉がある。その気持ちがあるのなら大学に行かなくてもいい。」と、礼央さんの決断を理解してくれました。
前向きにフリーターになった礼央さんですが、音楽でデビューするまでは『暇だから遊びに行こうと友達を誘うことを禁止にする』というルールを自分に課しながら、週に1度早稲田のバンドサークルに通います。
まだこの時には自分で作った曲を人前で表現していなかった礼央さん。自分のデモテープは作っていたものの、なかなか渡せずに困っていたそう。そんな時にノリのいい島田さんという人がバンドメンバーを集めてくれたとのこと。
頭の中でずーっと作ってきた音楽を、初めてのリハで音を出してみた時に、あまりのできなさ加減に愕然としたそう。バンドも発表会でもなかなか結果が出ないなか、「ラブラブなカップルフリフリでチュー」を作った時に初めて褒められたそう。
この曲はコードをオリジナルラブの回文のように逆からアレンジして作った曲だったそうで、デモテープをカセットテープに録音して100本ぐらい作った、と自分で表現した音楽を初めて他人に褒められた瞬間を語ってくださいました。
RAG FAIRだけでなくTTRE、ズボンドズボン、落語など様々な分野で活動している礼央さんですが、『苦労は最高』『疑問やイライラを人のせいにしない』。苦労することがあっても自分と向き合えば成長するチャンスにと、自身の経験から語ってくれました!これから音楽で夢を叶えたいと思っている方は、ぜひ、1歩踏み出して苦労もポジティブに!
番組への感想やメッセージもお待ちしております。
メールは ring@1242.com まで!
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