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2026.01.12

大日方邦子(ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会 日本代表選手団団長)

1972年生まれ、東京都出身の53歳。3歳のときに事故で右足を切断、左足にも障がいが残りました。高校2年生でチェアスキーと出会い、日本代表として活躍。冬季パラリンピックには、1994年のリレハンメル大会から2010年のバンクーバー大会まで、5大会連続で出場。1998年、長野大会の滑降で、日本人初の冬季パラリンピック金メダルに輝きました。通算で10個のメダルを獲得。引退後は、大手広告会社に勤務するかたわら、日本パラリンピック委員会の要職も歴任されました。今年3月に行われるミラノ・コルティナパラリンピックでは、2018年の平昌大会以来、2度目となる日本選手団の団長を務めます。

◾️現役時代、冬季パラリンピックに5大会連続で出場した大日方さん。一番、記憶に残っているパラリンピックは?

「やっぱり自分の自国で開催した長野ですね。大会が始まってみたらですね、たくさんの方が応援に駆けつけてくださって。スタートから地鳴りのような、こう歓声が遠くから聞こえてくるような経験をしまして。こんな盛り上がりがあるのかなという、夢にも思っていなかったっていう、そんな印象ですね」

◾️今回、ミラノ・コルティナパラリンピックの日本選手団の団長に就任した大日方さん。団長を務めるのは、2018年の平昌大会以来、2度目になる。今回のミラノ・コルティナパラリンピックで、最もメダルを期待されているのが、パラアルペンスキー。注目は、7大会連続出場となる日本のエース・森井大輝選手。現在45歳の森井選手。日頃から自分の体について研究し「チェアスキーを極めたい」という情熱を持ち続けている。

「もう彼は何よりもチェアスキーが大好きなんですよね。特にマシンをこう改良していくことで、より良く、より早く、自分のイメージにフィットしたものを、どんどんこうしたい、ああしたいっていうのが、多分エンドレスで出てくるほど、大好きな選手なので。そこと、もっともっと『まだまだいけるんじゃないか』っていう気持ちは、おそらく彼自身のパフォーマンスが、仮にこの先ですね、長い目で見たときに、下がったとしても、そのチェアスキーへの情熱は衰えることはない気がします」

◾️ミラノ・コルティナパラリンピック日本代表のパラアルペンスキー勢では、3大会連続金メダルがかかる、村岡桃佳選手も注目。パラ陸上との二刀流に挑戦したため、2年半ほどブランクがあったが、復帰後は第一線で活躍している。

「陸上から復帰してからは、非常に精神的にも身体的にもですね、強くなったな、たくましくなったな、っていう印象を持っています」

◾️2014年、ソチパラリンピックの回転で金メダルを獲得し、過去通算3個のメダルを獲得している、鈴木猛史選手。今回、3大会ぶりのメダルを狙う。

「彼はまだワールドカップで、彼も随分ベテランになりましたけれども、しっかりと今年もワールドカップでの成績を安定して残してきているなと思いますので。この12月でこのぐらいの成績を上げていると、しっかりと段階進んでギアチェンジをしていってですね、3月にはしばらく遠ざかってたメダル、というところもいけるんではないかなというふうに期待しています」

◾️前回2022年の北京冬季パラリンピックのパラノルディックスキーで、男子20キロメートル・クラシカルの金メダルに輝いた川除大輝選手。今回は連覇がかかる。

「クロスカントリーは非常にワックスとストラクチャーが勝負だなというように思っていますけど。日本チームはそこの対策をかなり強化してきていますので、しっかりとそこがチーム力が発揮されることとと、川除選手は体調ですね。しっかりと風邪等をひかずにコンディションが揃えば、連覇はできるというように信じてます」

◾️川除選手と共に注目の選手が、今回で8大会連続出場になる45歳の新田佳浩選手。

「川除選手とですね、ライバルでもあり、兄弟というか、師弟というか……と言われている新田選手ですね。新田選手も長く一緒にパラリンピックに出場してきておりまして。私が連覇を逃した2002年のソルトレイク大会のときは、新田くんと私がそれぞれの競技でメダリストということにはなりましたので。2人で『ちょっと寂しかったね』なんていう話をして。良き仲間でもありますので、新田選手がしっかりと成績を上げてくれること、メダルも期待できるんじゃないかなというように思っています」

◾️パラスノーボードでは、世界選手権で日本勢初優勝を飾った小須田純太選手をはじめ、メダル有力候補が顔をそろえている。

「スノーボードはですね、小須田選手以外にもメダルを取れる選手がですね、小栗選手などもですね、十分狙える位置にいて。メダルを誰が取ってもおかしくはない、割と力が全体にある、揃ってるチームだなという風に思っています」

◾️パラアイスホッケーでは、20歳トリオ、伊藤樹選手・鵜飼祥生選手・森崎天夢選手の3人の活躍が注目されている。

「このチームは、若い選手とベテランの選手の組み合わせで、すごくそれが予選を勝ち抜いた力になってるなというように思います」

「ベテランの選手から若い選手へちょうどバトンが渡る、そういうタイミングで、かつ、それがこう若い選手たちも伸びてきてくれたことによって、出場勝ち取ったチームなので。ここがターニングポイントになったという、コルティナの出場になるんではないかなという風に考えてます」

◾️前回の北京大会で、日本は金4個、銀1個、銅2個、合計7個のメダルを獲得した。今回、日本選手団が掲げている目標のメダル数は?

「今回はメダル数は掲げてないです。選手たちが全力で力を出し切ることが重要で、数だけ数えるというよう形にはしたくないなという思いを持っています」

「メダルの数だけが価値の全てではないと言うんですかね。スポーツは目的、目標に向かってこう努力をしていく、そこの過程にもですね、大きな価値があるというように感じていますので。そこのところも大切にしてほしいという思いを持っています」

◾️大日方さんにとって、パラリンピックという舞台は?

「パラリンピックって4年にやはり1度しかないもので、自分のピークを持ってくることが難しい大会であると同時に、いろんな選手たちとの交流もできますし、選手村での生活とかですね、他の競技では味わえない、4年に1度、人生をかけていくようなですね、大きな目標だったというふうに思います」

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