古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2022.01.05

2022年1月4日放送『1972年』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第9回目のテーマは『1972年』。

今年2022年は、有名どころが揃っている、1972年デビュー組が50周年、1982年デビュー組が40周年と、ダブルで周年を迎えます。

そこで今回は、今年50周年を迎える「1972年」デビューアーティストについてご紹介していきました。

 

まず1人目のアーティストは、麻丘めぐみさん。

1972年6月にデビューし、同年のレコード大賞最優秀新人賞を獲得しました。

ちなみに、1972年の新人賞は、郷ひろみさん、三善英史さん、森昌子さん、青い三角定規が受賞。

この錚々たる顔ぶれの中から、当時17歳の麻丘めぐみさんが最優秀新人賞を掴み取りました。

今回お届けしたのは、デビュー曲の「芽ばえ」。

作曲家・筒美京平が手掛けた楽曲で、洗練された西洋の香りが漂う上質なポップスをお楽しみください。

 

そして、続いて紹介したアーティストは、荒井由実さん。

1972年7月にCDデビューし、前年の71年には作曲家としても活動を始めておりました。

72年組といえば、ユーミンの他にも、井上陽水さん、キャロル、アリスなどなど、

その後の日本のミュージックシーンを牽引するアーティストばかりが一気にデビューした年。

今回お届けした、荒井由実さんのデビューシングル「返事はいらない」は、

ファンの中でも「幻のシングル」と呼ばれており、実はあまり売れ行きが良くなかったんだとか…。

今ではアルバムバージョンの方が一般的に知られていますが、

今回はミッツさんのこだわりで、幻の「シングルバージョン」をお届けしました。

 

3人目の「1972年」デビューアーティストは、小川みきさん。

今回のテーマで選曲するにあたり、ミッツさんの知人の方に紹介してもらって、初めて知ったアーティストなんだとか。

実は、意外と”ワケあり”な小川みきさん。

1972年より前に、「みきめぐみ」として1970年にデビュー。

そして翌年の71年には、「岡田みき」という名前で再デビュー。

そしてまた翌年の72年に、「小川みき」として再々デビュー。

3年後の75年にも、「小川美希」として4度目のデビューを果たしています。

全て違うレコード会社から、何度も新人としてデビューするも、なかなか上手くいかなかったようです。

今回は、3度目のデビュー曲「マイ・ロスト・ラブ」をお届けしました。

オシャレでキャッチーな曲かと思いきや、唐突に聞こえてくる吐息まじりの艶やかな声にも注目です。

 

お別れの曲は、郷ひろみさんで「男の子女の子」でした。

郷ひろみさんも、1972年8月にこの「男の子女の子」でデビューしました。

郷さんとも繋がりの深い、この50という数字の年に一体どんなエンターテイメントを届けてくれるのか、楽しみですね。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2022年1月11日(火)21:00〜です。

次回は、1982年デビュー組をご紹介します。お楽しみに!

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パーソナリティ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。