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2025.08.18

#385 「東京都日野市のユニークな活動!『日野市妄想実現課』とは?」

あなたはここ最近「妄想」をしましたか?

今回の「週刊なるほど!ニッポン」は「妄想」にまつわる話題です。「妄想」とは、いろんな意味・いろんなニュアンスがあります。今回取り上げる「妄想」は「あり得ないことを取り留めもなくあれこれ想像すること」というニュアンスで聞いていただけると幸いです。

誰しも「妄想」の経験はあるでしょう。好きな人がいて、その人と妄想の中で付き合うことになって「こんな場所へ一緒に行って、こんな場所でデートして…」と、どんどん妄想が膨らむ…楽しいですよね。「前向きな妄想・いい妄想」は、幸福度を上げるなんて話しもあるそうです。ただ「妄想」はあくまで「妄想」であって、現実ではないですからね。

物理学者のアインシュタインは成功を思い描いてから仕事にとりかかる習慣があったと言われています。ですから捉え方によっては「妄想」はアイデアの原点かもしれません。

今回はそんな「妄想」にまつわる話題!舞台は、東京都日野市

日野市(ひのし)は、東京都の多摩地域南部に位置する市。
人口は約19万人。1963年(昭和38年)市制施行。
かつては「日野宿」が設置されており、甲州街道の農業を中心とした宿場町として繁栄した。新選組の副長として活躍した土方歳三や六番組隊長の井上源三郎の出身地である。また、市内最大の大企業である国内トラック・バス製造業界最大手の日野自動車の企業城下町でもある。wikiより引用

ここに「日野市妄想実現課」という名前のプロジェクトが動いていて、話題になっているのです。「日野市妄想実現課」って、すごい名前ですね。一体どんな活動をしているのでしょうか?

日野市企画経営課の岩﨑尚大さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 まず「日野市妄想実現課」とは名前がすごいですよね。これは実在しない部署なのですか?

岩﨑「実は市役所にない架空の課であります。でも名前だけじゃなくて中身もしっかりあって、高校生以上29歳以下の若者が『こんなまちになったらいいな』という妄想を出し合って、それを地域の大人や市の職員が本気で応援して、本当に実現まで伴走していく文字通り『妄想を実現する』プロジェクトです」

晴の輔 なるほど!

 

岩﨑「現在は第2期が進行中で、参加しているのは高校生から20代の社会人まで12名ほど。それぞれが自分の『気になること』『こうだったらいいな』という視点から、3つのチームに分かれて、それぞれがプロジェクト案の検討を進めています。」

岩﨑「このプロジェクトは、まさに“妄想”が出発点なのです。例えば『市役所のワークショップでご意見を!』となると、どうしても『ちゃんとしたことを言わなきゃ』と思っちゃいますよね。もちろん、それも大変にありがたいのですが、地域の方々からの本音がにじみ出てきた方が面白くなるのかなと思うのです。ちょっと突飛なアイディアでもいいから『本当にあったらいいな』と思える未来を想像してみる。それを『妄想ではないか!』と切り捨てないことを大事にしています。」

晴の輔 せっかくの妄想です。それは宝かもしれない。

岩崎「ABCの3つのチームで取り組んでおりまして、Aチームでは『街角に小さな私の部屋があったらどうだろう?』という問いかけから生まれた、気軽に立ち寄れる空間づくり公共の場で作れないか?を考えております。Bチームからは、ご飯会を通じて人を集めて、その中で人と人とのゆるやかなつながりを可視化する“つながるマップ”作りがあります。Cチームでは『日野をもっとバズらせたい!』という想いから、日野市の魅力を発信するアイデアコンテストを企画中です」

Aチーム

Bチーム

Cチーム

晴の輔「日野をもっとバズらせたい」とは、すごく素直ですね。実際に実現した例はありますか?

 

岩﨑「妄想実現はこれからなのですが、商業施設のイベントにお試し出店させていただいたことがあります。協力してくださる方も徐々に増えてきました。9月からは、クラウドファンディングを通じてご支援を募りながら、自分たちの手で妄想を実現していくことを目指しています」

岩﨑「実際に動いてみると、現場の熱量は想像以上です」

岩崎「その意見を単なるアンケート結果として処理するのではなく、町を動かす力として若者と一緒に形にしていくことが大事だと思っています。そんな実験の場として、このプロジェクトをもっと広げていければと考えています」

 

晴の輔 確かに町を動かす力がありますね。それはまさに熱量から生まれるものなのですね。

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、こうなったらいいな~と、妄想するなら・・・

・都心のタワーマンションに自分の部屋があったら…と妄想する

それとも

・自分が落語界の人間国宝になったら…と妄想する

どっちだ!?晴の輔

 

ンふふふっ、人間国宝にはなれないですよ。というかね映画の「国宝」見ましたよ…これはね…えーと、じゃあ、よし決めました!

 

 

「自分が落語界の人間国宝になったら…と妄想する」

 

というかゴメン

今日は「東京都日野市のユニークな活動!『日野市妄想実現課』とは?」というトピックスでお届けしました。日野市の若者のこうなったらいいなという妄想を、まちが本気で応援して実現させようというプロジェクトでしたね。妄想だけでは終わらせないぞ、夢を夢で終わらせないぞ!ここから生まれたアイディアがどう実現するのかとても楽しみです。

そんな「日野市妄想実現課」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。