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2025.07.07

#379 「石川県志賀町で初めて行われる太鼓の大会!『鼓動の頂 トーナメントバトル』とは?」の巻

あなたは「和楽器」と聞いて、何を思い浮かべますか?

7月に入りました~暑いです。まあ暑いですが、夏は楽しみなイベントが多いですね。花火大会、野外フェス、あと、各地の夏祭りもたくさんあります。

そんなお祭りの盛り上がりに欠かせないのが「太鼓」ですよ。和太鼓。大昔からお祭りにはつきものです。一説によると「太鼓」は縄文時代には日本に存在していたのだとか。古い資料によると、古墳時代には間違いなくあったようで、祭事や神事の際に演奏されていて、当時は「神様と交信するための道具=神具」としての役割を持つとても重要な楽器だったのだそうです。その後、大陸から楽器や音楽文化が日本に入ってきて「太鼓」は音楽・芸能の分野でも発展していきます。例えば、田植えから生まれた芸能「田楽」、江戸時代は「歌舞伎」など、芸の世界で「太鼓」はどんどん活用されます。でも一方で、戦国時代には戦の士気を高める「陣太鼓」として利用される一面もありました。

今回はそんな「太鼓」にまつわる話題!舞台は、石川県の能登半島にある志賀町

志賀町(しかまち)は、石川県の町。羽咋郡に属する。能登半島のほぼ中央に位置する。
志賀町は能登半島の西側で日本海に大きく開けており、北は輪島市、南は羽咋市に隣接し、東は能登半島の東側にあって日本海の湾である富山湾に開けた七尾市と広く隣接する。wikiより引用

ここで7月13日(日)に「鼓動の頂 トーナメントバトル」という太鼓の大会が初開催されるという事で、話題になっているのです。一体、どんな大会なのでしょうか?

志賀町観光協会の理事長、山口圭司さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 「鼓動の頂 トーナメントバトル」とは、どのような大会なのですか?

 

山口 「志賀町は太鼓文化が盛んな街で、大バイ、小バイ二人一組で太鼓を叩くのが志賀の太鼓でして、その場で赤白に分かれて対戦が決まる、トーナメント形式のガチンコバトルです。太鼓が叩ける服装であればコスプレも認可しております」

晴の輔 太鼓の演奏によるガチンコバトル!

 

山口 「はい、その通りです。普通は点数で勝敗を決めるのでしょうけど、これはライバル同士の真剣勝負です。」

 

晴の輔 「志賀町の太鼓」というのは、普通の和太鼓と何か違いがあるんですか?

 

山口 「そうですね、一つの太鼓を二人で力を合わせて叩くのが志賀町の太鼓の特徴です」

山口「そうです」

 

晴の輔 演目は共通?

 

山口 「基本的には自由です。太鼓の達人も参加できるように演目は自由となっています」

晴の輔 演奏の表現力や響きの美しさで勝敗が決まってくる。

 

山口 「技術力、表現力、響きの美しさ、創造性、お客さんの反応などが審査基準です。エンターテイメント性も持たせました」

 

晴の輔 衣装もコスプレするなど自由ですからね。この大会を始めたきっかけはどんなことだったのでしょう?

 

山口 「令和6年能登半島地震で志賀町は震度7という未曽有の経験をし、町は甚大な被害を受けました。何とか元気を取り戻すためには「祭りと太鼓」しかない、そんな思いからこの大会を企画しました。能登の大会には、これまで経験者が参加するものが多く、経験のない方が参加できる大会がなかったことも、この大会を開催しようと考えた理由の一つです。」

山口 「そうですね。太鼓を通じて、志賀町そして能登に興味を持っていただき元気にしたいですね」

荒々しくも美しい「鷹の巣岩」は、能登の大自然を感じられる場所。

棚田に映る空が美しい「大笹波水田」

志賀町と輪島市にまたがる標高341メートルの山「高爪山」

晴の輔 昔から志賀町は太鼓文化が盛んだったのですか?

 

山口 「はい90年の歴史がある『県下太鼓打競技大会』という大会が毎年9月に開催されていて、50組以上の参加者が集まります。優勝者には相撲の格付けになぞらえて、大関、関脇、小結の称号が与えられます。そして10年に一度『歴代横綱大会』が行われ横綱が誕生します。今年はその年にあたります」

晴の輔 横綱大会は10年に一度ですか!歴史ある大会なのですね。今、石川県では大の里で盛り上がっているのでは?

 

山口 「はい、誇りです。」

山口 「その鼓動は『人を元気にして感動を与えてくれる』最高の楽器だと思います」

晴の輔 太鼓の響きって体の内側にずしんとくる感じですよね。

 

山口 「五臓六腑に響き渡り、体の芯が熱くなります」

山口 「太鼓の経験者から初めての方も参加されます。太鼓を通じて、皆さんに元気になってもらいたい。能登を元気にしていただきたい。そんな大会にしたいですね」

晴の輔 県外からも多くの人が集まる大会になるといいですね。

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、二人一組で太鼓を叩く「鼓動の頂 トーナメントバトル」に参加するなら・・・

・息子さんと参加する

それとも

・学生時代の友達と参加する

どっちだ!?晴の輔

 

太鼓の大会でしょう?息子か友達か?…あ、じゃあ決めました!

 

 

「ごめん、息子でも友達でもなく、一門の弟弟子と参加する」

 

落語家は太鼓を叩けるから。

今日は「石川県志賀町で初めて行われる太鼓の大会!『鼓動の頂 トーナメントバトル』とは?」というトピックスでお届けしました。歴史ある志賀町の太鼓は、片面を大バイ、小バイ二人一組で叩くのが特徴なのですね。ガチンコバトルですから二人の阿吽の呼吸が勝利につながるかもしれません。太鼓の音色、太鼓のリズムで町を元気に!7月13日(日)志賀町は盛り上がるでしょうね。

そんな「鼓動の頂 トーナメントバトル」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。