立川晴の輔です。あなたは、ある職業の一日体験ができるとしたら何をしてみたいですか?
私事ですが先日、東京都の立川市と国立市を管轄する警視庁立川警察署の一日警察署長をやらせていただきました。警察官の制服を着て「一日警察署長」と大きく書いてあるタスキをかけて、200人くらいの市民の皆様の前で、立川警察署長から委嘱状を授与されるのです。そして一日署長に!いい体験でした。警察官の本物の制服を着るだけで、すっと背筋が伸びますね!何でしょう「市民の方に何かあったらすぐに駆けつけるぞ!」って気持ちになりました。そして、警察の方にいろいろと話しを聞いたのですが、やはり「振り込め詐欺」や「悪質リフォーム詐欺」が多いのですって。全国の皆さん気をつけてくださいね。
今回はそんな「一日体験」にまつわる話題!舞台は「遠野物語」で有名な岩手県遠野市。
遠野市(とおのし)は、岩手県内陸部にある都市。市のほぼ全域が、北上川の支流である猿ヶ石川の最上流域にあたり、中央部は北上山地最大の盆地である遠野盆地となっている。また、岩手県で2番目に高い山である早池峰山の一部も市域にある。
柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町であり、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わる。wikiより引用
遠野市のふるさと納税の返礼品に、新たに「一日遠野市長体験」が加わって、話題になっているのです。市長体験とは、ちょっと想像つかないです。市長ですからどんなことができるのか知りたいです!
遠野市産業部・商工労働課の佐藤壮馬さんにお話しを伺います。
晴の輔 「一日遠野市長体験」とはどのような体験ができるのでしょう?
市役所本庁舎
佐藤「市内視察や訓示等、実際に遠野市長が行う業務を一泊二日で経験してもらうものです」
晴の輔 一泊二日で経験!なるほど!なんかいろんな体験はあると思うのですけど「市長体験ができる」とは結構珍しい。
佐藤「そうですね『市長(首長)体験』を返礼品にしている自治体は他にもあるのですけども、そんなに数は多くないと認識しています。岩手県内だと遠野市が初めてです」
佐藤「例えば『模擬決裁』『市内のケーブルテレビ出演』時期によっては『遠野市のイベント出演』も考えております。
晴の輔 市町の業務は幅広い。
佐藤「市長の業務体験を一泊二日でやることはちょっと難しいと思います。ですから寄附者の意向に沿う形で、詳細の日程や内容は決めようと考えています」
佐藤「そうです。大枠は決めているのですが、何に興味があるかを相談し、ご希望に沿う形にできればと考えております」
晴の輔 なるほど!自分が市長体験をするのなら何したいかなと今イメージするのですけど、パッと浮かぶのは「市長室に入って市長の椅子にまず座る」ですかね。
佐藤「(笑)いいですね」
晴の輔 写真を撮ることをイメージしました。この体験を通じて遠野市を知ってもらう目的もあるのですか?
佐藤「そうですね。市長の業務はもちろんなのですけど、遠野市は自然・文化が有名な所でもあるので、良さを知ってもらえるような体験にできればと考えております」
佐藤「使い道につきましては寄付者に選択していただくことにはなるのですけど、例えば『若者の地元就業支援』『子ども向けの図書館の運営費』『ビールに必要なホップを軸とした地域活性化支援』でしょうか」
ホップ畑
佐藤「半世紀以上に渡って栽培を続けております。至るとこでホップ畑を見られます」
佐藤「(笑)ホップなまちになっております!」
晴の輔 響きも「足取りが軽く」なります。遠野市はどのようなまちなのでしょうか?
佐藤「『日本のふるさと』と掲げておりまして、初めて訪れてもどこか懐かしい日本の原風景を残すようなまちです。様々な神様、不思議な物語もたくさん残っていて、柳田邦男さんが書かれた『遠野物語』の舞台になったところとして知られております」
晴の輔 初めて行った人が懐かしいと思う風景なのですね。
佐藤「どこかで見たような風景、昔からの風景が広がっているようなまちになっております」
佐藤「(笑)そうですね」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、遠野市の一日市長体験でやってみたいのは・・・
・ホップ畑の視察をしたい
それとも
・カッパ伝説の調査をしたい
どっちだ!?晴の輔
うン、カッパ伝説には興味あるけど…市長という立場だからね…、あ、決めました!
「ホップ畑の視察がしたい」
今日は「あなたも市長になれる?!岩手県遠野市の一日市長体験、その中身とは?」というトピックスでお届けしました。ふるさと納税で岩手県遠野市という自治体のトップを一泊二日で体験できる!その方の希望に沿って体験内容を決めていただけるのですから、いいですよね。あなただったら、どのような市長体験をしてみたいですか?市長ですから、はっきりと「主張」すればできるかも?
そんな「遠野市の一日市長体験」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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