あなたが好きな「洋食」は何ですか?
あなたは「洋食のメニュー」と言われたら何が浮かびますか?ハンバーグ、グラタン、エビフライ、ビーフシチュー…色々あります。僕はメニューを見て、いつも「おっ!」と惹かれるのがオムライス!必ずオムライスに目が留まるのです。あの薄焼き卵で包む定番のものから、とろとろの半熟卵が上にたっぷりかかっているオムライスもいいですね。
その「オムライス」という言葉は、フランス語で「薄焼き卵」という意味の「omelete」と英語でご飯の「rice」、「オムレットライス」略して「オムライス」なのです。すごいですね。フランス語と英語を勝手にくっつけちゃった。日本人らしい日本発祥の洋食ということです。
今は、オムライスのバリエーションは増えています。「オムカレー」や「オムハヤシ」、「オムシチュー」など。僕はこの間、トマトクリームのオムライスを食べました。美味しかったです!
今回は、そんな「オムライス」にまつわる話題!舞台は、高知県にある日高村。
日高村(ひだかむら)は、高知県の中部、高岡郡にある村である。
高知県の県庁所在地・高知市からは西に約16kmの内陸の場所に位置し、村内全域が仁淀川およびその支川の流域となっている。仁淀川は村域北側のいの町との境、越知町との境を流れている。北部と南部は山が連なり、村域中央が盆地となっている。ここを仁淀川の支川の日下川が流れており、これに沿って東西に通過する幹線交通網の国道33号やJR土讃線や町役場などの主要施設が所在している。wikiより引用
日高村には「オムライス街道」があるのです。盛り上がっているようですが、どのような街道なのか気になります!
日高村役場・産業環境課の山本奈央さんにお話しを伺います。
晴の輔 「オムライス街道」とは、どのような場所なのですか?
山本「日高村は『日本の高知の村』の頭文字をとって日高村なのです。村を東西に走る国道33号沿いにオムライスを提供するお店が多いことから『日高村オムライス街道』と銘打って活動をスタートしました。」
晴の輔 オムライス街道っていう名前は、ある種企画の名前。
とまとすたんど
山本「そうですね、オムライス街道という名称で、様々なイベント企画を実施して観光振興や地域活性に取り組み、スタンプラリー企画の実施、絵本コンクール、オムライス街道デザインコレクション、歌や踊りなどで、日高村を盛り上げております。」
晴の輔 どれくらいお店はあるのでしょうか?
山本「スタンプラリーの参加店舗は全部で10店舗ありまして、オムライスは今年、全部で38種類ほどになっています。」
カフェレスト マンマ亭
晴の輔 かなりオムライスの種類はあるのですね。
山本「今年が10年目の開催ですが、今までで一番多いオムライスメニューの数になっています。」
能津集落活動センター ミライエ
晴の輔 なるほど!イベントの期間は?
山本「毎年、6月12日からスタートしていまして、来年の3月24日・日曜日まで開催しています。」
山本「何度でも日高村にお越しいただきたい、という思いで期間も長くとっています。」
レストラン高知
晴の輔 なるほど! 10店舗制覇してもらえばいいですよね。そのオムライス街道のオムライスに何か決まりはあるのですか?
山本「あります。オムライス街道の「おいしい約束3か条」というのがあります。
1つ目は、日高村産のトマトを使います。
2つ目は、できるだけ地場の野菜を使います。
3つ目は、食べるみんなを笑顔にします。
このおいしい約束3か条が、オムライス街道加盟店のこだわりとなっています。そして、毎年テーマを決めて取り組んでいるのですが、今年のテーマは『Sweet10th』です。テーマには『オムライス街道は今年10年目を迎えました。そこで、オムライス街道でのこれまでのたくさんの笑顔や思い出に感謝の気持ちを込めて、特別なオムライス旅をお届けします』という想いを込めています。」
サンフラワーレスト
晴の輔 日高村はトマトの産地なのですか?
山本「そうなのです。日高村は昔から美味しいトマトが採れるところで、ミニトマト、フルーツトマト、大玉トマトと全てのトマトが食べられる『トマトの村』になっています。」
山本「そうですね。日高村の特産はトマトです。トマトといえばケチャップ、ケチャップといえばオムライスというところからですね。『村長が大のオムライス好き』であることもきっかけとなって、特産のトマトを使ったオムライスで日高村を盛り上げようと考えたことから『日高村オムライス街道』がスタートしています。」
晴の輔 勝手な想像なのですけど「オムライス街道」沿いに養鶏場が多くて『卵の街』なのでオムライス街道となったのかと思っていました。村長の好物なのですよね?村長といえば重要な役職です。洋食『要職』ってやつですね。
山本「(笑)はい、そうですね。」
晴の輔 オムライス街道を始めて活気や雰囲気など変わりましたか?
錦山カントリークラブ
山本「多くの方から『とても明るくなった』『日高村は活気があるね』『元気やね』と言われることが多くなりました。それまでは、県内でも知名度が低く、日高村ってどこ?と言われることが多かったのですが、この取り組みをきっかけに『トマトが美味しい村、オムライスが美味しい村』と認知度が上がり『日高村に行こう』『オムライス街道に行こう』と訪れてくれる方も大変増えて、地域の誇りにつながっているように感じます。」
晴の輔 玉子を使ったオムライスで村が明るくなった!
山本「はい(笑)いい例えです!」
晴の輔 山本さんが思うオムライスの魅力とはどのようなところですか?
山本「小さい時からオムライスは大好きでした。黄色と赤という、まさに元気が出るようなビタミンカラーに丸くて可愛いフォルムです。」
晴の輔 黄色と赤!国道33号線沿いにある!まさに信号機の色。
山本「まあ~素敵です!使わせていただきたいです!」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
「家族と食べに行く」
それとも
「仕事仲間と食べに行く」
どっちだ!?晴の輔
家族か、仕事仲間か…お腹を空かしている人と行きたいけどね。オムライス街道…あ、よし決めました!
「仕事仲間と食べに行く」
お腹を空かせた落語家の後輩と食べに行く!オムライスだからね、将来有望な後輩と行きますよ!
今日は「高知県日高村にあるというオムライス街道!その真相に迫る!」というトピックスでお届けしました。日高村はトマトの村だったのですね。トマトケチャップといえばオムライスですよ。そして村長が大のオムライス好きだった。その流れからオムライス街道が生まれたのですね。行ってみたい!
そんな「日高村のオムライス街道」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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