あなたが最近「かまぼこ」を食べたのは、いつですか?
「かまぼこ」と聞いて真っ先にイメージするのは、おそらく紅白のかまぼこですかね?おせち料理の中に入っていたり、うどんや茶わん蒸しのトッピングとして乗せてあったり。
「かまぼこ」は魚肉のすり身を加熱して作られる魚肉練り製品の1つ。分類すると、まずは定番の板に乗っている「蒸しかまぼこ」、笹かまぼこなどの「焼抜きかまぼこ」、そして、はんぺんや鳴門巻きといった「ゆでかまぼこ」、薩摩揚げなどの「揚げかまぼこ」と色々あります。
そんな「かまぼこ」の歴史には諸説ありますが、平安時代1115年の文献に、日本で初めてかまぼこが登場するのです。当時の形は、今の「ちくわ」に似ていたそうです。初めての登場が1115年なので、1115=11月15日は「かまぼこの日」なのです。
今回は、そんな「かまぼこ」にまつわる話題!
富山県魚津市に「河内屋」という老舗のかまぼこ専門店があるのですが、そこのロングセラー商品が先月、フードアナリスト2万3千人が優れた食品を評価する「ジャパン・フード・セレクション」コンテストで見事、最高位のグランプリを受賞し話題になっているのです。一体どんなものなのでしょうか?
魚津市は、富山市の市街地より北東に約22 kmに位置する日本海(富山湾)に面した都市である。
旧越中国の一部であり、かつては北陸街道の宿場町、富山湾の港町、魚津城等城郡の城下町、寺社群の門前町、商業・産業都市として栄えた。現在は新川地方中核都市圏である魚津都市圏の中心都市であり、富山県における7番目の人口規模。wikiより引用
「鮨蒲本舗 河内屋」の河内廷紘さんにお話しを伺います。
河内廷紘さん
晴の輔 今回グランプリを受賞した商品とは?
河内「スティックかまぼこの『棒S』でございます。」
河内「素材や見た目の美しさにこだわった、大人のスティック状のかまぼこでございます。」
晴の輔 板に付いているのではなくて、スティック状のかまぼこ!ありそうでなかった感じがしますね!
河内「そうなのです。食べやすくて手軽に美味しいかまぼこを楽しんで頂けます。全国的には、かまぼこは板に付いているのが一般的ですが、富山のは基本的には板に付いておりません。実は『河内屋』のスティックかまぼこは1999年から販売しているのですが、2014年に『棒S』としてリニューアル販売致しました。」
晴の輔 グランプリを受賞されました。どんなところが評価されたと感じていますか?
河内「特に味の部分、デザイン性と食べやすさの点で評価いただきました。パッケージがおしゃれで、若い女性にウケそうだとの声も頂きました。」
晴の輔 「オシャレなかまぼこ」とは聞いたことがありません。味や食べやすさなど、こだわりの部分は?
河内「高品質で希少価値の高い上級グレードのすり身を使用するなど、素材を厳選しています。また綺麗な焼き目を付けるために職人が一つ一つ型を押すこと、思わず手に取りたくなるようなパッケージなど見た目にもこだわっております。」
晴の輔 種類はいくつかあるのですか?
河内「『元祖スティックチーズ』『富山湾しろえび』『粗びき黒こしょう』『クリーミー揚げチーズ』『ぴりり唐辛子』の5種類の味をご用意しています。」
晴の輔 「富山湾の宝石」!白えびは有名ですからね!
河内「特にお土産として『元祖スティックチーズ』に並んで『富山湾しろえび』は人気でございます。」
河内「そうですね。根深い文化であると思っています。」
晴の輔 特徴は?
河内「富山県は全国でもかまぼこが有名な地域で、結婚・出産・入学などお祝い事で、かまぼこを贈る文化があります。私も結婚式にウエディングケーキならぬ『ウエディングかまぼこ』で、大きな鯛のかまぼこに入刀しました(笑)。」
晴の輔 なるほど!今、かまぼこの消費量は実際のところどうなのでしょうか?
河内「『かまぼこ』というカテゴリの商品自体は残念ながら減少しております。特に若い方の購入が少ないというのが実情です。」
元祖スティックチーズ
河内「おっしゃる通りですね!『棒S』はお土産やギフトでご評価いただいておりますが、販売してから20代30代と若い方からも多くご購入頂いております。『棒S』を通じて『かまぼこの魅力』を皆さんに知って頂きたいです。」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが「棒S」で食べたい味は・・・
「富山湾しろえびを食べたい」
それとも
「元祖スティックチーズを食べたい」
どっちだ!?晴の輔
あぁ、しろえびと元祖スティックチーズ、これどっちか選ぶのは…え~、あ!決めました!
「ごめん!全部食べたい」
今日は「富山県魚津市にある、かまぼこ専門店のロングセラー商品がジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞!その商品とは?!」というトピックスでお届けしました。スティック状のかまぼこでしたね。その名も棒S!富山県のかまぼこ文化は奥が深いですから。棒Sの5種類、チーズやしろえびに黒こしょう。これ間違いなくお酒に合うと思います。しかも食べやすい!いいじゃないですか。
そんな「ジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞した棒S」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
同じ富山県の話し
#6 日本のスポーツを地方からおもしろく!続々と生まれている ご当地ゆるスポ!
#31 「富山の新しいお米を食べたら思わず笑みが・・・ふふふ」の巻
#42 広島県「ふるさと祭り東京で発見!広島県三原市のどんぶりとは!?」の巻
#96 富山県 「あなたが名付け親に!黒部の牧場で子牛の命名権を販売!?」の巻
#142 富山県「富山県小矢部市で活動する女性グループ『メルきゅん女子』が考案した映えるパフェとは?」
2025.07.28
#382 「この時季、静岡県内で実施されているかき氷の恒例イベント!『茶氷プロジェクト』とは?」
あなたが好きな「かき氷」は何味ですか? 夏の冷たいデザートの定番「かき氷」。子どもの頃、夏祭りや縁日で食べたり、市民プールの売店で買って食べたり、そんなイメージでし...
2025.07.21
#381 「長野県岡谷市で、夏の風物詩として毎年開催されている奇祭『岡谷きつね祭』とは?」
あなたは「きつね」と聞いて、何を思い浮かべますか? 「きつね」と聞いて、僕が思い浮かべるのは大きな油揚げが乗った「きつねうどん」。 なんでも「きつねの大好物が...
2025.07.14
#380 「群馬県下仁田町で制定された『こんにゃく』に関する条例に迫る!」の巻
あなたは最近、こんにゃくを食べましたか? 「こんにゃく」と聞いて、真っ先に浮かぶのは「おでん」ですかね。鍋の具材として入っている「しらたき」とか。僕は「こんにゃくゼ...
2025.07.07
#379 「石川県志賀町で初めて行われる太鼓の大会!『鼓動の頂 トーナメントバトル』とは?」の巻
あなたは「和楽器」と聞いて、何を思い浮かべますか? 7月に入りました~暑いです。まあ暑いですが、夏は楽しみなイベントが多いですね。花火大会、野外フェス、あと、各地の...
2025.06.30
#378 「広島のソウルフード!東広島市で誕生したご当地お好み焼き『東広島焼き』に迫る!」の巻
あなたは最近、お好み焼きを食べましたか? 「広島のソウルフード」と言えば「お好み焼き」ですよね。実は僕、最近、コンビニで売っている冷凍の広島お好み焼きにハマっていま...