あなたは最近、「サウナ」に行きましたか?
サウナ用語で「ととのう」という言葉、もう皆さんご存知ですよね!
今は、第三次サウナブームなのだそうです。僕の周りにも、サウナにハマっている人、増えましたよ~。サウナ愛好家のことを「サウナ―」と言うそうです。昔「アムラー」や「シノラー」なんていました…。サウナを利用することを「サ活」、そして、全国のサウナ施設を巡る旅のことを「サ旅」っていうのですって。今ブームだから、いろんな言葉が生まれています。
スーパー銭湯などにある一般的なサウナ、あれは室温が80℃~100℃で、湿度が10%前後、これを「ドライサウナ」といいます。今、人気なのは「フィンランド式サウナ」。「ドライサウナ」に比べて室温は少し低め、でも、湿度はちょっと高め。なんでも「ロウリュ」と呼ばれる水蒸気を発生させることで、湿度が高くなって、呼吸がしやすいのだとか。ですから女性にも人気です。
今回はそんな「サウナ」にまつわる「ある世界大会」に出場する方をピックアップ!その方は五塔熱子さん。五塔さんは、鳥取県琴浦町で地域おこし協力隊として活動しているのですが、9月に行われる「アウフグース」というサウナに関する世界大会に、日本代表としてアジアからは初の出場です。今、注目されています。
琴浦町(ことうらちょう)は、鳥取県中部に位置し、日本海に面した町である。
東伯郡の東伯町と赤碕町が2004年9月1日に合併して誕生した。なお、琴浦町の町名は、かつて海岸一帯が「琴ノ浦」と呼ばれていたことに由来する。
町内に奈良時代前期の斎尾廃寺跡があることから、かつてはこの地に有力な勢力があったと思われる。また、出雲文化圏の東の端にあたり、日本海側気候で豪雪地帯となっている。wikiより引用
晴の輔 まずは世界大会出場おめでとうございます!ところで世界大会の「アウフグース」、それに五塔さんをご紹介した時の肩書きの「アウフギーサー」これはどういう意味があるのでしょうか?
五塔「『アウフグース』とは、サウナストーブにお水をかけ発生した蒸気をタオルやうちわなどで撹拌して、湿度を一定にすることにより体感温度を上げて、発汗促進するために行うイベントのことを『アウフグース』と言います。そしてそれをする人のことを『アウフギーサー』と言いましてドイツ発祥なのです。」
晴の輔 サウナに入っている方に、よりいい汗をかいてもらうお手伝い。
五塔「はい、まさしくその通りです。日本では『熱波』。それを行う人を『熱波師』と言われています。」
晴の輔 なるほど!五塔さんは「アウフギーサー」なのですね。サウナの中でどんなことをやるのですか?
五塔「世界大会はアウフグースの内容を競う大会です。時間が決まっていて15分以内に自分の演目を演じ切るものです。」
五塔「15分間で物語を作ってそれを演じながらアウフグースをします。私は山陰にいるということもあり、八岐大蛇を演目に選びました。3部構成にして蒸気とアロマを使い、スサノオがオロチを倒すというストーリーの中にスサノオらしい荒々しい風や、オロチの妖艶さを引き出すためタオルの折り方を変えて蛇っぽさを出すなど、沢山のテクニックを散りばめて演じました。」
晴の輔 新体操やフィギュアスケートみたいな感じ?
五塔「そうですね。そのイメージに近いですね。」
五塔「採点表みたいなものがありまして、それに則って減点方式で競います。タオルもあおぐだけではなくて、回したり投げたりとかタオルさばきも見て楽しめるっていうところが『アウフグース』の見所です。」
晴の輔 場所はどこでやるのですか?
五塔「サウナの中です。」
五塔「そうです。しかも審査員は全演目を判定します。」
晴の輔 えええええええ!審査員の方…大変ですね。
五塔「そうなのです。」
晴の輔 五塔さんは、サウナ界の浅田真央ちゃんってことですか?
五塔「それは大変恐縮ですけど(笑)。」
晴の輔 世界大会ですからメダルを目指している。凄いじゃないですか!
五塔「6年ぐらい前に『アウフグース』という概念を知り感激して、世界大会があるのもその時に知って、6年越しなので嬉しいですし、憧れの世界の舞台に立つことができる幸せも凄く感じますね。」
五塔「できる限りのことを準備していますので、しっかりと見てもらって日本でも『アウフグース』が盛り上がっていることも表現したいと思います。」
晴の輔 五塔さんが思う「サウナの魅力」とは?
五塔「サウナの魅力は、自分の中に『熱』を入れられることだと思います。心も体もそうなのですけど『ちょっとなんか体調悪いな』『気持ちが上がってこないな』という時は『熱が足りない』のですよ。」
晴の輔 なるほど。テンションが下がっている!冷えている!
五塔「サウナに入ると体の芯に熱がしっかりと入るので、風邪もひかなくなりますし活動もしやすくなります。なにしろファイトも湧いてくるのですよ。」
五塔「サウナとは『心身に熱を入れる』行為だと思っています。」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、アウフギーサーがいるサウナへ入ったら・・・
「汗をかきながら、何も考えずにぼーっとする」
それとも
「汗をかきながら、落語のネタを考える」
どっちだ!?晴の輔
あー、サウナに入っている時はね何も考えたくないな…えーとこれは…うん、決めました!
「汗をかきながら、落語のネタを考える」
と言うかねこれ落語じゃなくて「なぞかけ」のネタを考えます。もうおわかりですね
今日は「鳥取県琴浦町からサウナにまつわる世界大会へ挑む!アウフギーサーの五塔熱子さんの魅力とは!」というトピックスでお届けしました。サウナの中で蒸気を出して、いい風を送ってお客さんによりいい発汗を促進する。そのパフォーマンスを競う世界大会があるのですね。これ五塔さんが大会で活躍したら琴浦町いや鳥取県が、サウナ界がさらに盛り上がるでしょうね。頑張ってください!
そんな「アウフギーサーの五塔熱子さん」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 サウナとの出会いは?
五塔「幼少の頃からスーパー銭湯に行くような風呂好き一家でした。そこで常連の奥さまたちにマナーを学んで育ちました。」
晴の輔 (笑)サウナの中をうろちょろしていた!
五塔「お風呂屋さんが大好きでした。」
晴の輔 そこが原点!
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 五塔さんの憧れのアウフギーサーは?
五塔「動きがメチャクチャしなやかで、女性らしいアウフグースをされるポーランドのカロリーナ・ヤルザベクさんです。昨年世界大会でお会いしたのですが、興奮して何も話せませんでした。」
晴の輔 伝説の方なのですね。
五塔「演技されている姿がとてもキレイで憧れます。」
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