今回は、編集長の立川晴の輔さんが体調不良のため、落語家 立川談慶がお送りします。
あなたは「日本が抱える社会問題」と聞いて何を思い浮かべますか?

ちょいと真剣に、今、日本が抱えているある社会問題について取り上げます。ニュースや新聞、ネットなどを見ていると、社会問題について触れる内容を多く目にするような気がします。最近だと、持続可能な開発目標「SDGs」。「よりよい世界を目指す国際目標」として、各国が取り組んでいるわけですが、世界規模で解決していかないといけない問題です。日本が抱える社会問題と言うと、もちろんいろいろありますが、パっと思いつくのが「少子化や高齢化の問題」、あと「格差問題」ではないでしょうか?特に格差問題につきましては、教育の格差、経済的格差、いわゆる貧困の問題、これが大きな問題になっていますよね。なんでも、日本の「子どもの相対的貧困率」は、2018年時点で13.5%、これはなんと18歳未満の子どもの7人に1人、実におよそ280万人の子どもたちが貧困に苦しんでいて、これがさらに、ひとり親世帯になると48.1%、2人に1人が貧困状態というデータもあるそうでございますよ。この数字だけ見てもとんでもない数字ですよね。
奈良県でこの「子どもの貧困問題」に取り組んでいるNPO法人がありまして、名前が「おてらおやつクラブ」。ここが今「この日本で貧困に苦しむ家庭を『おすそわけ』で笑顔にしたい」というプロジェクト活動をしています。いい言葉ですね!『おすそわけで笑顔に』いいですね!具体的にどんなプロジェクトなのか?
「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」の理事、野田芳樹さんにお話し伺います。

談慶 野田さんたちが取り組んでいるのは、どのようなプロジェクトなのでしょう?
野田「日本国内の『子どもの貧困問題』解決を目指して活動をしています。行っていることは、お寺でお預かりをした『お供え物』をお下がりとして頂いて、それを困っていらっしゃる『一人親』の方、そこで暮らされている子どもさんの元へとおすそ分けして行っております。」


談慶 具体的にはどんなものを?
野田「たとえば、私のいる愛知ではお菓子、今の時期ですと言うとそうめんなど乾麺、またお米ですね。他の地域ですとお野菜など、多種多様なものがお供えとして上がっています。」

野田「子どもさんの数ですと、毎月のべ2万3千人のお子さんにおすそ分けが届いています。今は協力してくださっているお寺が、全国で1,831。宗派は全く関係なくこの活動に関わってくださっています。基本的には、元々ある大切にされてきた一つの文化と現代の福祉活動として構築し直しているというイメージですね。」

おてらおやつ劇場上演風景

おすそわけ梱包発送
談慶 私も近所のお寺で定期的に落語会を開催させていただいています。やはり本堂で落語をやると、先日いらっしゃったお客さんのお孫さんが「おじいちゃんがお葬式やったとこでみんなが笑っているからいいね!」という感想もいただきました。野田さんのような「開放的な形のお寺における新たな魅力」も提案されているのだなと思いました。
野田「お寺は、昔から地域の皆さんの『お役に立てる』ことが大切なところだと思います。全国各地にお寺は7万件以上あると言われております。そこが力を合わせることによって、もっと大きな大きな力になっていくと思います。地域の皆さんにも安心感を覚えていただく、そんなきっかけになればいいなと願いながら日頃活動しております。」
談慶 お話しお伺いしていますと、皆が幸せになっています。
野田「ありがたいことですね。我々は、社会的な存在として掲げている言葉があります。『たよってうれしい、たよられてうれしい』です。」

野田「ありがとうございます。誰かに手を差し伸べることがその人にとっての喜びになっていく。そんな優しい心をお持ちの方が、今のこの世の中にもあるのだなあと、この活動を通じて改めて発見することができました。」
談慶 いいことですね。心が洗われた気分になっています。おてらおやつクラブが今取り組んでいるこのプロジェクトを通じて、どんなことしてもらいたいですか?
野田「一番ありがたいことは、どうしても資金が必要です。できれば皆様におてらおやつクラブのHPを見ていただき。それぞれ身の丈に合った形で『おすそ分け』をいただければ大変ありがたく存じます。」



談慶 「たよってうれしい、たよられてうれしい。」これをキーワードに、私もささやかですがご支援させていただこうと思っています。
野田「ありがとうございます。」
談慶 私も支援させていただきたいと思います。つまり談慶が支援する

ということで、まとめさせていただければと思いますけどいかがでございましょうか。
野田「ありがとうございます。お後がよろしいようで。」
談慶 (笑)今回は認定NPO法人「おてらおやつクラブ」の理事 野田芳樹さんにお話を伺いました。ありがとうございました.
今日は「奈良県から日本の社会問題に取り組む!おてらおやつクラブが行っている『おすそわけ』とは?」というトピックスでお届けしました。今回は奈良県の話題を取り上げましたが私、奈良と言えば中3の時初めて修学旅行で訪れた町です。そこで薬師寺のお坊さんの喋りにときめきました。「おお、君らは上田の丸子町から来とんやろ?丸子町知っとるで行ったことないけどな!というとこにどっと受けてですね、芸を極めてみたいなと思った一コマでございました。ここでお知らせです。10月中旬に私の新刊23冊の本が世に出ます!「落語から学ぶサバイバル術」お楽しみいただければと思います。
今回の週刊なるほど日本は私立川談慶がお送りしました!

-WEB版こぼれ話し1-
野田「『お寺に行くのは少しハードルが高い、よっぽどの悩みや苦しみがないと敷居をまたぐのははばかれる。』と檀家様や友人にも割れました。ですからすこしずつでも社会と接点を持って、困っている方の力になれるように日々尽力したいと思います。」
-WEB版こぼれ話し2-
談慶 支援していただいた方の声はいかがですか?その中でも、印象的だった出来事はありますか?
野田「『おすそわけが届いて、子どもと一緒に団らんのひと時が過ごせて、うれしくなりました』というご報告や『誰かが見守ってくれていることに安心感を覚えました、ありがとうございます』と言ってお礼を伝えてくださいます。


一方で、ご自身の困りごとをこぼされるかたもいます。私自身がハッとさせられたのは、ご自身が精神疾患を抱え、子どもさん方にも生まれつき障がいがあって働くことがままならず苦しい思いをしている、という声です。自分の力だけではどうすることもできない…令和の時代に私たちは、困難を抱える方々がどんなことに困っているのか?どのような想いを抱えて日々を過ごしているのか?丁寧に眼差しを向け、想像力を働かせ続け耳を傾けることが大切だと思います。」
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