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2020.07.29

#121 奈良県 「奈良県天川村が目指す新たな特産品!夏に収穫する珍しい『洞川夏いちご』とは?」の巻

あなたは、「いちごの旬」と聞いて、いつ頃を思い浮かべますか?

子供から大人まで大人気の苺。僕もよく食べます。日本のいちごの品種はおよそ300種類だそうです。一説によると、世界全体の品種の半分以上が日本のものなのだとか。それだけ日本のイチゴは美味しいってことなのでしょう。いちごの旬と言うと、地域によって多少差はありますが、大体11月頃から出回り始めて、5月頃までがシーズンと言われています。シーズンが終わると、当たり前ですが店頭から姿を消します!と言いたいですが、そんなことないですよね。いちごのショートケーキなんて一年中あります。そんなに短くないのにショートケーキとはこれいかに?あのいちごはどこから来ているのか?実はいちごには、夏から秋に旬を迎える「夏いちご」と呼ばれるものがあって、出荷量が多くないので一般にはあまり出回らないイチゴなのです。貴重なイチゴ! そんな中、奈良県天川村が、新たな特産品を目指して栽培している「洞川夏いちご」と呼ばれる夏いちごが、今ちょうど旬を迎えているのです。一体どんな苺なのか?

奈良県吉野郡天川村

天川村役場・産業建設課の阪中平八さんにお話し伺います。

 

 

晴の輔 天川村の特産品として目指している「洞川夏いちご」。一般的な、冬から春にかけて作られる、いちごとの違いはあるのですか?

阪中「夏に作るので酸味があります。でもその甘酸っぱさが夏にはぴったりです。」

 

晴の輔 「洞川夏いちご」の特徴は何でしょう。

 

阪中「甘味と酸味のバランスがちょうど良くて、美味しいってよく言っていただけますね。」

晴の輔 甘味も前に出てくると。

 

阪中「糖度も結構高いです。」

 

晴の輔 食べ方として、何かと相性がいいとかってあります?

 

阪中「酸味を生かした、ケーキとかかき氷などの加工品に使うと美味しいです。」

阪中「合うと思います。」

 

晴の輔 「夏いちご」に取り組み始めたのはいつ頃からですか。

 

阪中「平成29年から始めて、年々規模を増やして4年目ですね。」

晴の輔 きっかけは何だったのでしょう。

 

阪中「村の新たな特産品を、作ろうという動きが役場の中でありまして、いろいろと模索する中で、目を付けたのが『夏いちご』でした。」

 

晴の輔 村との相性がある。

 

阪中「『夏いちご』は冷涼な地域で標高が高いところが、理想的な条件。天川村は、『関西の軽井沢』と言われるほど冷涼な気候、標高も高いので、これはちょっと栽培するしかないなと思ったのが、きっかけですね。」

 

晴の輔 僕は軽井沢のことを、関東の天川村と呼ぶようにしますよ。(笑)その栽培の仕方も、他とは違ったりするのですか。

 

阪中「基本的には同じです。ただ、夏はビニールハウスが、すごく暑いので大変です。」

阪中さんは汗かかれて、スマートなのでは?

 

阪中「(笑)いやいや、実はそうでもないです。」

 

晴の輔 長時間の作業や、朝が早かったりとか。

 

阪中「朝は涼しい時間、6時から始めます。昼間なんかはいられないですね。」

 

晴の輔 「夏いちご」を選んだのは、環境以外には何か理由はあるのですか。

 

阪中「栽培されている『夏いちご』の地域が東北・北海道がほとんど。限られていて、希少価値があることも選んだ理由です。」

晴の輔 西日本では無いのですか。

 

阪中「近畿圏ではうちだけだと思います。」

 

晴の輔 天川村=夏いちごみたいなイメージにも持って行けます。

阪中「そうですね。」

 

晴の輔 「甘酸っぱいひと夏の恋の味」である天川村みたいな。「洞川夏いちご」は天川村以外で、食べられる機会ってあるのでしょうか。

 

阪中「『いちごそのもの』は、天川村でしか食べられないと思うのですけど、奈良県内のケーキ屋さんとか、かき氷屋さんでは使っていただいているので、そういうとこでしたら食べられます。」

 

 

晴の輔 栽培が大変であるということですね。あの…「阪中平八さん」というお名前から、失礼ながら凄いベテランの職人さんかと思っていました。

 

阪中「(笑)」

 

晴の輔 しかもお若いのでビックリです。もう「夏いちご」の中の「平八いちご」ブランドとしていただきたいです。

 

阪中「(笑)そうなったらいいですね。(笑)」

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。

私がそれを選ぶというコーナーです。

 

「晴の輔さんが、天川村へ行って「洞川夏いちご」を食べるなら・・・・

・『いちご大福でいただく』

それとも、

・『そのままでいただく』   

どっちだ!?晴の輔」

 

おお、洞川夏いちごは、スイーツに合うと、阪中さんが言っていましたが…

 

 

決めました!

 

 

 

「そのままでいただく」

 

 

だってね、「洞川夏いちご」はそんなに数がない貴重なイチゴですよ。なので、その一粒の夏いちごとの出会いを大切に。つまり

 

 

 

今日は、「奈良県天川村が目指す新たな特産品!夏に収穫する珍しい『洞川夏いちご』とは?」というトピックスでお届けしました。いくら涼しい天川村でも夏に、ビニールハウスの中で長時間作業するのは、本当に大変だと思います。でもいつか天川村の「洞川夏いちご」が全国に!その日が楽しみです

そんな「洞川夏いちご」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 天川村の観光名所を教えてください。

阪中「『みたらい渓谷』という『マイナスイオン』が凄いスポットがあります。『鍾乳洞』もあります。食べ物で美味しいのは、やはり『洞川夏いちご』です。」

みたらい渓谷

晴の輔 東京でよく地方物産展をやっています。天川村の「水ゼリー」を取材したことがあります。美味しかったですよ。

阪中「ありがとうございます。他には、まだ試験段階ですが、トラフグの『陸上養殖』をやっています。」

晴の輔 凄い!「天川村」は名前から「天の川」をイメージしてしまいます。星がキレイなのですか?

阪中「凄くキレイです。」

晴の輔 見上げれば満天の星!地面には「洞川夏いちご」!

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 「洞川夏いちご」のお取り寄せは?

阪中「『天川村』の『ふるさと納税』に返礼品として『洞川夏いちご』があります。」

晴の輔 それだけ貴重なのですね。

阪中「数が少ないので。」

晴の輔 コロナ禍が落ち着いたら、天川村に行きたいですね!

阪中「お待ちしております!」

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。