あなたは、「いちごの旬」と聞いて、いつ頃を思い浮かべますか?
子供から大人まで大人気の苺。僕もよく食べます。日本のいちごの品種はおよそ300種類だそうです。一説によると、世界全体の品種の半分以上が日本のものなのだとか。それだけ日本のイチゴは美味しいってことなのでしょう。いちごの旬と言うと、地域によって多少差はありますが、大体11月頃から出回り始めて、5月頃までがシーズンと言われています。シーズンが終わると、当たり前ですが店頭から姿を消します!と言いたいですが、そんなことないですよね。いちごのショートケーキなんて一年中あります。そんなに短くないのにショートケーキとはこれいかに?あのいちごはどこから来ているのか?実はいちごには、夏から秋に旬を迎える「夏いちご」と呼ばれるものがあって、出荷量が多くないので一般にはあまり出回らないイチゴなのです。貴重なイチゴ! そんな中、奈良県天川村が、新たな特産品を目指して栽培している「洞川夏いちご」と呼ばれる夏いちごが、今ちょうど旬を迎えているのです。一体どんな苺なのか?
天川村役場・産業建設課の阪中平八さんにお話し伺います。
晴の輔 天川村の特産品として目指している「洞川夏いちご」。一般的な、冬から春にかけて作られる、いちごとの違いはあるのですか?
阪中「夏に作るので酸味があります。でもその甘酸っぱさが夏にはぴったりです。」
晴の輔 「洞川夏いちご」の特徴は何でしょう。
阪中「甘味と酸味のバランスがちょうど良くて、美味しいってよく言っていただけますね。」
晴の輔 甘味も前に出てくると。
阪中「糖度も結構高いです。」
晴の輔 食べ方として、何かと相性がいいとかってあります?
阪中「酸味を生かした、ケーキとかかき氷などの加工品に使うと美味しいです。」
阪中「合うと思います。」
晴の輔 「夏いちご」に取り組み始めたのはいつ頃からですか。
阪中「平成29年から始めて、年々規模を増やして4年目ですね。」
晴の輔 きっかけは何だったのでしょう。
阪中「村の新たな特産品を、作ろうという動きが役場の中でありまして、いろいろと模索する中で、目を付けたのが『夏いちご』でした。」
晴の輔 村との相性がある。
阪中「『夏いちご』は冷涼な地域で標高が高いところが、理想的な条件。天川村は、『関西の軽井沢』と言われるほど冷涼な気候、標高も高いので、これはちょっと栽培するしかないなと思ったのが、きっかけですね。」
晴の輔 僕は軽井沢のことを、関東の天川村と呼ぶようにしますよ。(笑)その栽培の仕方も、他とは違ったりするのですか。
阪中「基本的には同じです。ただ、夏はビニールハウスが、すごく暑いので大変です。」
阪中さんは汗かかれて、スマートなのでは?
阪中「(笑)いやいや、実はそうでもないです。」
晴の輔 長時間の作業や、朝が早かったりとか。
阪中「朝は涼しい時間、6時から始めます。昼間なんかはいられないですね。」
晴の輔 「夏いちご」を選んだのは、環境以外には何か理由はあるのですか。
阪中「栽培されている『夏いちご』の地域が東北・北海道がほとんど。限られていて、希少価値があることも選んだ理由です。」
晴の輔 西日本では無いのですか。
阪中「近畿圏ではうちだけだと思います。」
晴の輔 天川村=夏いちごみたいなイメージにも持って行けます。
阪中「そうですね。」
晴の輔 「甘酸っぱいひと夏の恋の味」である天川村みたいな。「洞川夏いちご」は天川村以外で、食べられる機会ってあるのでしょうか。
阪中「『いちごそのもの』は、天川村でしか食べられないと思うのですけど、奈良県内のケーキ屋さんとか、かき氷屋さんでは使っていただいているので、そういうとこでしたら食べられます。」
晴の輔 栽培が大変であるということですね。あの…「阪中平八さん」というお名前から、失礼ながら凄いベテランの職人さんかと思っていました。
阪中「(笑)」
晴の輔 しかもお若いのでビックリです。もう「夏いちご」の中の「平八いちご」ブランドとしていただきたいです。
阪中「(笑)そうなったらいいですね。(笑)」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。
私がそれを選ぶというコーナーです。
「晴の輔さんが、天川村へ行って「洞川夏いちご」を食べるなら・・・・
・『いちご大福でいただく』
それとも、
・『そのままでいただく』
どっちだ!?晴の輔」
おお、洞川夏いちごは、スイーツに合うと、阪中さんが言っていましたが…
決めました!
「そのままでいただく」
だってね、「洞川夏いちご」はそんなに数がない貴重なイチゴですよ。なので、その一粒の夏いちごとの出会いを大切に。つまり
今日は、「奈良県天川村が目指す新たな特産品!夏に収穫する珍しい『洞川夏いちご』とは?」というトピックスでお届けしました。いくら涼しい天川村でも夏に、ビニールハウスの中で長時間作業するのは、本当に大変だと思います。でもいつか天川村の「洞川夏いちご」が全国に!その日が楽しみです
そんな「洞川夏いちご」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 天川村の観光名所を教えてください。
阪中「『みたらい渓谷』という『マイナスイオン』が凄いスポットがあります。『鍾乳洞』もあります。食べ物で美味しいのは、やはり『洞川夏いちご』です。」
晴の輔 東京でよく地方物産展をやっています。天川村の「水ゼリー」を取材したことがあります。美味しかったですよ。
阪中「ありがとうございます。他には、まだ試験段階ですが、トラフグの『陸上養殖』をやっています。」
晴の輔 凄い!「天川村」は名前から「天の川」をイメージしてしまいます。星がキレイなのですか?
阪中「凄くキレイです。」
晴の輔 見上げれば満天の星!地面には「洞川夏いちご」!
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 「洞川夏いちご」のお取り寄せは?
阪中「『天川村』の『ふるさと納税』に返礼品として『洞川夏いちご』があります。」
晴の輔 それだけ貴重なのですね。
阪中「数が少ないので。」
晴の輔 コロナ禍が落ち着いたら、天川村に行きたいですね!
阪中「お待ちしております!」
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