あなたは「クラフトビール」を飲んだことはありますか?
7月に入りました。ビールがより美味しく飲める季節です。あなたの冷蔵庫にビールは冷えていますか?
最近スーパーに行くと、見かけるようになったのが「クラフトビール」。昔は、観光地のお土産屋さんや地元の酒屋さんに置いてあるイメージでした。今は、スーパーでもちょくちょく見かけますよ。ちょっと前まで「地ビール」と言っていました。1994年にお酒にまつわる法律が改正されて、比較的小さな工場・工房でもビールが醸造されるようになって「地ビールブーム」が巻き起こったのです。
では「クラフトビールと地ビールは何が違うのか?」明確に区別する定義はないそうです。
2011~2012年あたりから「クラフトビール」という呼び方が増えたようで、いまやクラフトビールは全国各地に存在しています。味わいや香り、ネーミングやデザインがそれぞれ個性的で、美味しさだけでなくて、インスタ映えも人気を集めている理由というのはよく分かります。
今回はそんな「クラフトビール」の話題!
藤井寺市(ふじいでらし)は、大阪府の南河内地域北部に位置する市。大阪市から南東へおよそ15kmで同市のベッドタウン。大小の古墳が密集する古市古墳群や、西国三十三所第5番札所の葛井寺の門前町として知られる。
舞台は大阪府藤井寺市。ここにある「大阪渋谷麦酒」というクラフトビールの醸造所が今年の5月「河内乃えーる」というクラフトビールの販売を始めたところ、これが地元を中心に話題となっています。一体どんなクラフトビールなのでしょうか?
「大阪渋谷麦酒」の澁谷香名さんにお話し伺います。
晴の輔 澁谷さんが作られた「河内乃えーる」とは、どんなビールなのでしょうか?
河内乃えーる
澁谷「すべての商品に摘果みかんの皮を使用している、柑橘系の爽やかな香りのビールです。」
晴の輔 味わいは?
澁谷「一般的なビールと発酵方法が違っており、エールビール独特の華やかな香りがあります。」
ヴァイツェン
ピルスナー
晴の輔 エールビールだから「河内乃えーる」なのですね。こだわりのポイントは?
ペールエール
スタウト
澁谷「寸胴鍋でコトコト麦芽を煮立たせて、一本一本手作りで作っております。正直、味に多少ばらつきがありますが、それもクラフトビールの面白さだと思います。」
晴の輔 なるほど!
澁谷「よくラーメン屋と間違われます(笑)。」
澁谷「そうですね。今回はこんな味になりました…(笑)。」
晴の輔 そこも大阪らしい大らかさと面白さもあります。飲まれたかたの反応はどうでしょう。
澁谷「ビールが苦手な方もウチのビールは飲める!と言って下さる事が多いです。もちろん、ビール上級者の方々にもお褒めの言葉を頂いておりリピーターになってくれて、なかなか好評です。」
晴の輔 クラフトビールを作り始めたのはいつ頃からですか
澁谷「作りたいと思ったのは25年前の結婚した当初からですが、実際に動いたのは2019年秋ごろからです。」
晴の輔 興味持ったのは25年前から?それ以前はビールの醸造に携わっていた?
澁谷「全くそういうわけではなくて、それまでは4人の子どもを育てながらパートや派遣社員として、医療事務などしていました。」
晴の輔 4人のお子さん!めちゃくちゃ逞しいではないですか!
澁谷「よくいわれます(笑)。」
晴の輔 頼もしい母!…そうだ、ビールは酵母を使います。
澁谷「本当ですね」
晴の輔 これは澁谷さんのことですか?
澁谷「(笑)」
晴の輔 作ろうと思ったきっかけは?
澁谷「主人のご先祖様が、日本で初めて国産ビールを作った渋谷庄三郎さんなのです。でも全く知らずに結婚したのです。」
国産ビール発祥の地石碑
晴の輔 結婚されるまで知らなかった?
澁谷「知らなかったです(笑)。」
晴の輔 藤井寺ですよね。藤井寺といえばイメージするのは藤井寺球場。
澁谷「藤井寺にはこれといった特産物もなく、3年ほど前に古墳が大阪で初めて世界遺産登録されましたけど、それが観光と結びついていないと感じ、私が何かできるものはないかと考えていました。」
晴の輔 地元のためにという想い。
澁谷「そうですね。盛り上げていきたいですね。実は4月の頭から醸造を始めました」
晴の輔 今年からですか!?
澁谷「ほやほやです。」
晴の輔 今、凄く嬉しい時期!
澁谷「毎日楽しくて仕方がないです。」
晴の輔 ちなみに澁谷さんはビールがお好き?
澁谷「はい、毎日350ml4本、500mlの時は3本です!(笑)」
【どっちだ!?晴の輔】
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
晴の輔さんが『河内乃えーる』にエールを送るなら・・・
「『河内乃えーる』をたくさん買って、飲みまくる」
それとも
「『河内乃えーる』をたくさん買って、配りまくる」
どっちだ!?晴の輔」
河内のエールを応援するならってこと?…これはもうね、決めました!
「『河内乃えーる』をたくさん買って、配りまくる」
配りまくって皆で一緒に飲む。みんなで乾杯!
今日は「大阪府藤井寺市で、一念発起して完成したクラフトビール!そこに込められた想いとは?」というトピックスでお届けしました。嫁いだ先がビールに縁があるお家で、ビールを作りたいと思ったのが25年前。その想いを行動に移して完成させた「河内乃えーる」は澁谷さんの明るさと楽しさも、美味しさに加わっていると思います!飲んでみたい!
そんな「河内乃えーる」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 クラフトビールを手探りで一から始められました。
澁谷「思えばあっという間でした。大変ではありましたけど嬉しい気持ちの方が勝っていました。」
晴の輔 作ることが嬉しい。
澁谷「料理の延長戦といったら変かもしれませんけど…私は好きですね」
晴の輔 ビールの魅力とは?
澁谷「ビールを飲んでいる時って『自分へのご褒美』的な要素があると思います。癒し、楽しみ、喜びなどポジティブになれる飲み物だと思います。皆さん笑顔で『飲むのが(贈るのが)楽しみ!』と言って持って帰られるのを見ていると、醸造を始めてよかったと思えます。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 ご主人は何をされている方なのでしょう?
澁谷「天神橋筋商店街で布団屋さんをやっています。」
晴の輔 お布団屋さんの女将さんでもある?
澁谷「お義母さんが頑張っていらしたので、私は医療事務などをしていました。」
晴の輔 面白いですね。
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