羽田美智子のいってらっしゃい

2026.07.03

2025年6月29日週 テーマ「タコ」

見た目はとても不思議ですが、食材として重宝されている海の生き物、『タコ』についてです。

 

■今週(6/29~7/3)のテーマ:『タコ』

6/29(月) 『タコの生態①』   

 

タコはとても不思議な生態をしていて、

例えば、“丸くふくらんでいる部分”が「頭」だと思われている方、いらっしゃるかと思います。

・・・私もそうです。違うんですネ(苦笑)

 

イラストなどで“ねじりハチ巻き姿”も見かけるので、

「頭」というイメージがありますが、実は「胴体」だそうなんです。

それじゃあ、「頭」はどこ?と思いますが、“眼の周辺”だそうです。

その「頭」は「足」と繋がっていますので、タコの身体は上から「胴体」→「頭」→「足」になるそうなんです。

 

そんなタコですが、足の数は“8本”というイメージですよネ。

・・・ということは違うんですネ(汗)

でも正確には“2本”で、残りの“6本”は「腕」なんだそうです。

ちなみに「イカ」も「足」は“2本”で、残りの“8本”は「腕」だそうです。

 

そしてタコには、「心臓」が全部で“3つ”もあるんだそうなんです。

その理由ですが、タコには「肺」がないので、「肺呼吸」ができず、

代わりに「エラ」に空気を取り込んで、「エラ呼吸」しています。

 

この「エラ」ですが、左右に1つずつあって、付け根のところに

「心臓」があるので、これを「エラ心臓」というそうです。

つまり、“本当の心臓”と“エラ心臓”を合わせると、

全部で“3つの心臓”がある・・・ということなんだそうです。

 

【感想】

今ご紹介したこと、一般常識ですかネ。私は何もかも、初めて知ることばかりです。

あの「頭」と思っていたところは、「胴体」だったんですか。

そして「足」じゃなくて、「腕」が6本。

そして「心臓」が3つ。

何から何まで不思議な生き物ですよネ。

タコ、今週は“タコ週”です。

 

6/30(火)   『タコの生態②』

 

タコは骨がない「軟体動物」です。

タコに骨がない理由ですが、はるか遠い昔・・・。

海の中で“タコの祖先”が生まれました。

その祖先というのは、やわらかいだけの“かたまり”で、骨などはなかったそうです。

 

ところが、これでは敵にすぐ食べられてしまうために、

硬い殻で身体を守るようになりましたが、これが今の“貝の仲間”だそうです。

つまりタコは、“貝の親戚”というわけなんですネ。

 

こうしてタコは、貝殻のような硬い殻を閉じることで、

自分の身を守るようになりましたが、その分、動きが鈍くなってしまいました。

そこで動きやすくするために殻を捨てた結果、

軟体動物のタコになったのでは・・・と考えられているそうです。

 

そんな中、今も“殻を持っているタコ”がいるそうなんです。

それが「アオイガイ」、別名「カイダコ」です。

名前が2つあるのは、以前は“殻の中にいるタコの本体”を「カイダコ」、

“殻”を「アオイガイ」と呼んでいましたが、ややこしいということで、

“殻”と“タコ本体”を合わせて「アオイガイ」と呼ぶようになったそうです。

 

この「アオイガイ」のメスには殻があって、

その中に卵を産んで保護したり、水中で浮かぶチカラを調整しているのだそうです。

 

【感想】

タコは貝類と親戚なんですネ。

以前、青森でタコ漁に同行したことがあるんですが、

見れば見るほど不思議な生き物で、私には宇宙人に見えました。

・・・タコって本当に、興味深いですよネ。

 

7/1(水)  『タコとイカの墨』

 

タコもイカも“墨を吐く”という特徴があります。

どちらも“外敵から身を守るため”だそうですが、同じ“墨”でもタコとイカでは、違いがあるそうなんです。

 

例えば“タコの墨”はサラサラしていて、水の中では煙幕のように広がっていきます。

こうして敵がタコの姿を見失っている隙に、逃げているそうです。

 

また“タコの墨”には、相手の「嗅覚」をマヒさせる効果もあるそうなんですネ。

特に“タコの天敵”の「ウツボ」は、「嗅覚」が優れていて、

“匂いで獲物を探す”ため、“タコの墨”は効果的だそうです。

 

それに対して“イカの墨”は、ドロッとした粘り気があって、

水の中では“1ヶ所にまとまった状態”で残るそうなんです。

それが“イカと同じような大きさ”になって、ユラユラ揺れるので、

敵からすると、まるで“分身”のように見えるそうです。

 

そんな“イカ墨”は、よく料理に使われますが、“タコ墨のお料理”ってあまり聞かないですよネ。

その理由ですが、“タコの墨”はイカに比べて量が少ないこと。

また“体内に墨をためておくための器官”、「墨袋(すみぶくろ)」が

タコの場合、内蔵に埋もれてしまっていて、取り出しにくいそうなんです。

そういった理由から“タコの墨”は、あまり料理には使われないそうです。

 

【感想】

タコもイカも忍者みたいですネ。

いろんな技法を使って、ユラユラと生きてるんですネ。

“イカやタコを食べる国って限られている”って、昔、聞きましたが、

今ではホント、世界中で大人気なんだそうですネ。

タコ、イカ、美味しいですよネ。

 

7/2(木)  『「タコの日」』

 

7月2日は、『タコの日』だそうです。

これは主に関西地方で、毎年7月2日頃の「半夏生(はんげしょう)」にタコを食べる人が多いことが由来とされています。

「半夏生」とは、“「夏至」から数えて11日目にあたる日”のことです。

 

この日は農家の方にとって、田植えの時期の目安で、

“「夏至」が過ぎたら、「半夏生」までに田植えをすると豊作になる”といわれているそうです。

 

「半夏生」にタコを食べる理由ですが、これは“足に吸盤を持っているタコのように、

稲がしっかりと根付いて、豊かに成長することを願う“という、

田植えを終えた後の伝統的な風習の名残りともいわれているそうです。

 

また、タコに豊富に含まれている「タウリン」には、

肝機能を高める働きがあり、「疲労回復」や「夏バテ防止」に効果的とされています。

 

さらに、「半夏生」から夏に向けた時期に水揚げされたタコは

「麦わらダコ」と呼ばれているそうなんです。

この「麦わらダコ」とは、“麦わら帽子をかぶる時期”や“麦の収穫期”と同じ頃に獲れる「マダコ」のことです。

この時期のタコは皮が柔らかくて、“1年のうちで最も美味しくなる”といわれているそうです。

 

【感想】

「半夏生」以外にも『タコの日』があって、例えば足の本数から、

8月8日を『タコの日』と定めているところもあるそうです。

マダコはやわらかくて美味しいですよネ。

「タコの唐揚げ」とか、「タコの酢の物」とか「タコ焼き」とか、ホント大好きです。

なかなか不思議な形をしたタコを、最初に食べた人は、本当にすごいと思います。

 

7/3(金)  『タコの雑学』

 

ドラマや映画で言い合いになった時、

相手のことを“このタコ!”と罵倒するシーン、ご覧になったこと、あるかと思います。

 

悪口で「タコ」という言葉が使われる理由ですが、諸説あります。

例えば江戸時代、家臣が将軍にお会いすることを「御目見(おめみえ)」といいました。

 

しかし同じ家臣でも、「大名」や「旗本」は、将軍にお会いすることが認められていましたが、

「御家人(ごけにん)」にはその資格がなかったそうです。

 

そんな「御家人」の子どもに対して、

「旗本」の子どもが“お前の家は将軍さまに会う資格がない、御目見以下だ”とからかったそうなんです。

それに対して「御家人」の子どもが、“タコ!”と言い返したことから、

悪口として「タコ」という言葉が定着した・・・という説です。

 

つまり、“下”という意味で使われる「以下」という言葉が、

同じ海の生き物である「イカ」と同じ響きであることから、

「タコ」と言い返したという、一種の“洒落”というわけなんですネ。

そこから、特に“身分が上の人”を罵倒する時に、

「タコ」という言葉使われるようになったそうです。

 

確かに映画『男はつらいよ』でも、

寅さんはよく印刷会社の社長さんのことを“タコ!”と、罵倒してますよネ。

 

【感想】

イヤ~、おもしろい。

確かに“このタコ!”って、ケンカした時に使ったりしますが、“このイカ!”とは言わないですもんネ。

なかなか悪口を言いにくい目上の人に対して、

“タコ!”というのを使うには、とても洒落ていておもしろいですよネ。

・・・それにしてもタコは、本当に不思議な生き物です。

 

【今週の感想】

あまりにもタコが不思議過ぎて、よく考えたら、

食材としてのタコのお話を、まったくしていないことに気づきました(苦笑)。

見た目は本当に不思議ですが、でも食材としてはとっても優秀で、

お刺身でも煮ても焼いても美味しいですし、和食以外にも幅広く使えますしネ。

・・・タコ、食べたくなりました(笑)

今回、タコのお話をしたら、リスナーの皆さまから

“イカもやってください!”というリクエストを頂きました。

いつかイカでもやらせていただきますので、その時もぜひお聴きくださいネ。

 

【お知らせ① 次週(7/6~)からのテーマ】

暑い時期、履かれる方、多いのではないでしょうか。『サンダル』についてです。

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/