以前、『うどん』をテーマにお送りした時、
“今度はぜひ『そば』もお願いします。”というリクエストを、
何人もの方からいただきましたので、『おそば』についてです。
■今週(9/11~9/15)のテーマ:『おそば』
9/11(月) 『おそばの定義』
『おそば』はソバの実を挽いて作る、そば粉を使った麺類です。
『全国製麺協同組合連合会』さんでは、
『そば粉:30%以上、小麦粉:70%以下の割合で、混ぜ合わせた原料を用いたもの』を
『日本そば』と呼んでいるそうです。
今、『日本そば』という言葉がありましたが、一般的には“そば=日本そば”というイメージが強いかと思います。
それでも、小麦粉から作られる『中華そば』や『沖縄そば』などもありますよネ。
それと区別する意味で、『日本そば』という表記が使われるそうです。
他にもひらがなではなく、漢字で『蕎麦』と表記することによって、見た瞬間に、
ひとめで“日本そば”だと分かるようになっています。
そば粉を作るのに必要なソバの実は、『ソバ』という植物から採れますが、
縄文時代の頃には日本に伝わり、栽培されていたそうです。
それだけ『おそば』には長い歴史がありますが、
“細長い麺にして食べる”というスタイルが庶民の間に定着したのは、江戸時代の後半以降になってからです。
それまでは、そば粉をお湯で溶いて練った『そばがき』が食べられていたそうです。
【感想】
私、おそばも大好き!
“うどんとそば、どっちが好き?”と聞かれるのは、
“パパとママのどっちが好き?”と聞かれるのと同じくらい困る質問だと思います。
そばつゆの香りも大好きで、食をそそりますよネ。
夏の冷たいおそばもイイし、冬の温かいおそばもイイですよネ。
いつでも食べたい、そばに置いておきたいおそばです(^_-)
9/12(火) 『おそばの豆知識①』
そば粉には麺としてつなげる役割がある“粘りの成分”というものが少ないそうです。
そこで、おそばを打つ時、それを補うために、
小麦粉や粘りがある山芋などを“つなぎ”として使うのが、一般的とされています。
この“つなぎ”を使うことで、打ってから時間が経っても、おそばが切れにくくなります。
このように、“つなぎ”として使われる小麦粉の量がそば粉の量に対して、
“2:8”の割合のおそばのことは、『二八(にはち)そば』と呼ばれています。
小麦粉を使うことによって、食感が滑らかになるのと同時に、そば粉の風味も楽しむことができます。
それに対して、小麦粉を使わず、“そば粉が十割”のおそばのことは、『十割そば』と呼ばれています。
おそば本来の“味”と“香り”を味わうことができます。
但し、小麦粉などの“つなぎ”を使わない分、切れやすくなるため、
切れないように打つには、高度な技術が必要とされています。
ソバの実をそば粉にする時、挽き方によって、色も食感も変わってきますが、粗く挽いたそば粉で打つのが『田舎そば』です。
麺の色が黒っぽく、香りの高いおそばです。
【感想】
昔、そば打ち体験を何度かしたことがあるんですが、想像以上に難しかったですねぇ。
手早くやらないといけないし、丁寧でもないといけないし、伸ばすのも大変、切るのも大変。
そして茹でたあと、ポキポキって切れてしまったり、
おいしいおそばをいただくには、かなりの修業が必要なんだな・・・と痛感しました。
・・・おそば、おいしいですよネ。
9/13(水) 『おそばの豆知識②』
江戸時代、江戸にはたくさんのお蕎麦屋さんがあり、やがて『江戸そば』という言葉が誕生します。
その中でも今も代々続いている、3つの代表的な系統のおそばのことは、
『江戸三大そば』とか『江戸前三大そば』、『江戸そばの御三家』と呼ばれています。
この『江戸三大そば』とは、『藪(やぶ)』、『更科(さらしな)』、『砂場(すなば)』の3つです。
それぞれ屋号にもなっていますよネ。
『藪そば』は幕末の頃、東京・根津にあったお蕎麦屋さんが発祥です。
そのお店が藪に囲まれていたことから、通称『藪そば』と呼ばれていたのが、
いつしかお店の名前なったといわれています。
緑がかった色の麺が特徴で、それをお醤油の味が強めの塩辛いそばつゆでいただきます。
『更科そば』は信州・長野が発祥とされ、真っ白な麺が特徴です。
繊細でなめらかなのどごしを楽しむおそばで、それを淡い甘めのそばつゆでいただきます。
そして『砂場そば』は、大阪が発祥です。
『砂場』は通称で、大坂城を建築する際、資材置き場だった砂場の近くに、
お店があったことに由来すると伝えられています。
麺はそば粉:8、小麦粉:2の割合で作られる『二八そば』で、それを甘めで濃いめのそばつゆでいただきます。
【感想】
時代劇を見ると、お侍さんや町人がおそばをすするシーンって、よく出てきますよネ。
江戸時代からお蕎麦屋さんってあったんですネ。
『江戸三大そば』。
『藪そば』も『更科そば』も『砂場そば』も、それぞれに特徴があって、おいしいんですよねぇ~。
それぞれの写真を見ますと・・・、ん~、たまりません!
皆さん、今日のお昼におそばはいかがでしょうか。
私はもうそんな気分です(笑)
9/14(木) 『ご当地相そば①』
『ご当地そば』とは、その土地ならではおそばのことで、その中には『日本三大そば』と呼ばれるものがあります。
まず1つめは、岩手県の『わんこそば』です。
南部地方に古くから伝わる、“茹でたてのおそばを美味しく、たくさん食べていただこう“という
“おもてなしの心”から生まれた伝統の名物料理です。
お椀が空になると、次々とおそばが入れられていきますが、
わんこそば10杯から15杯で、普通のおそばの1杯分になります。
2つめは、長野県の『戸隠(とがくし)そば』です。
『ぼっち盛り』と呼ばれる“麺の盛り付け方”が特徴で、
水をほとんど切らず、ひとクチぐらいの量に麺を束ねて、ざるの上に盛り付けます。
1人前が5束になっているのが一般的で、一説には、戸隠神社ゆかりの5人の神々の『5』に通じるといわれます。
また薬味として、辛味大根が添えられているのも特徴です。
そして3つめは、島根県の『出雲そば』です。
三段に重なった赤い丸い器、『割子(わりご)』に入った冷たい『割子そば』と、温かい『釜揚げそば』の2つがあります。
『割子そば』の発祥が、城下町・松江であるのに対し、
『釜揚げそば』は、出雲大社を始めとした神社周辺が発祥といわれています。
【感想】
ご当地そば、いろんな個性があって楽しいですネ。
おそばって見た目が繊細なので、“これで足りるかな?”と思うのですが、
食べてみると意外とお腹いっぱいになっちゃうんですよネ。
『わんこそば』、私は10杯くらいが限度だったかなぁ・・・。
『戸隠のおそば』は、さすがにおいしかったですねぇ。
『出雲そば』も大好き!他にも日本全国、たくさんの『ご当地そば』、ありそうですネ。
9/15(金) 『ご当地そば②』
例えば『へぎそば』です。新潟県魚沼地方の郷土料理です。
『へぎ』とは、“木を剥いだ板でできた器”のことで、“剥ぐ”がなまって“へぐ”、“へぎ”になった・・・といわれています。
その『へぎそば』の麺には、つなぎに海藻の『フノリ』が使われています。
そうやって打った麺をひとクチ大に丸めて、『へぎ』にキレイに盛り付けます。
そして、『出石(いずし)皿そば』です。
兵庫県豊岡市出石町の郷土料理です。
『出石焼』と呼ばれる、白い焼き物の小皿に盛られたおそばを、
出汁に溶いた卵やとろろ、ネギ、大根おろし、わさびなどの薬味とともにいただきます。
おそばの量は1人前『5枚1組』で、地元では、お箸を立てた高さの分量が、『成人男性の1人前』といわれています。
枚数でいうと、15皿から20皿になるそうです。
“1人前5皿”の理由ですが、一説には物産展に出品する際、“1人前って何皿なの?”という疑問から、
実際に計量して、その結果、5皿が量も見栄えもちょうど良い・・・となったそうです。
【感想】
実は私、この『出石皿そば』を現地でいただきました。
ひとクチずつ違った食べ方が飽きなくて、もっともっと食べたいと思いましたが、
やっぱり5皿がちょうど良かったですネ。
もうちょっと・・・というところで止めるのがコツかもしれませんネ。
新潟県の『へぎそば』も大好き。ドラマのロケで、新潟に行きました。
私、おそば大好きだなぁ~。
皆さんもおそばの話を聞くと、おそば、食べたくなりませんか?
【今週の感想】
以前のうどんに続いて、今回はおそばがテーマでしたが、
うどんと同じように、おそばも長い歴史があって、奥深いですよネ。
どちらも本当においしいです。大好きです。
今回、リスナーの方々からのリクエストで
『おそば』をテーマにさせていただきましたが、
番組ではこのように、テーマのリクエストもお待ちしております。
番組HPから、またはhada@1242.com までよろしくお願いいたします。
【お知らせ① 次週(9/18~)からのテーマ】
“湖”とは何が違うの?“沼にハマる”という言葉もありますよネ。
そんな『沼』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー

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