#92 ゲストは前回に引き続き、木村石鹸工業株式会社代表取締役社長木村祥一郎さん！

「望月智之イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

望月智之イノベーターズ・クロス

イノベーターは木村石鹸工業株式会社代表取締役社長木村祥一郎さん！

木村祥一郎(きむら・しょういちろう)さん

1972年、大阪府八尾市生まれ。

1995年、大学時代の仲間数名と「有限会社ジャパンサーチエンジン」を立ち上げる。

以来18年間、商品開発やマーケティングなどを担当。 2013年に取締役を退任し、大正13年創業の家業を継ぐため「木村石鹸工業株式会社」に入社。

2016年、4代目社長に就任すると、製造中心だった事業モデルを変革し、ハウスケア&ボディケアブランド「SOMALI（ソマリ）」など、自社ブランドのリリースも始める。

木村石鹸のこだわりについて

望月：大正13年創業の石鹸メーカーですが、製造方法にこだわりなどあるのでしょうか？

木村：石鹸の作り方はいろいろあるんですが、弊社では職人が鍋に張り付いて、ぐつぐつ煮る「釜焚き」製法で製造しています。

高橋：より良い今の形にするにはいろいろな実験をされたんでしょうか？

木村：石鹸の歴史は、紀元前三千〜四千年からあるので、安全性の高さや環境への影響は歴史の中で証明されているんですが、泡立ちをよくするなどの性質に関しては調整しています。

ベンチャー型事業承継について

望月：「木村石鹸」のような事業承継は、近年「ベンチャー型事業承継」と呼ばれているそうです。これはどういったものなのでしょうか？

木村：「後継ぎ」と言うと、社長の2代目や3代目のボンボンが戻ってきて、という、あまりいいイメージがないんですよね（笑）。僕は4代目で引き継いだんですが、事業モデルが古くなっていたので、ベンチャーで新しい事業を立ち上げるのと同じ発想で事業承継をしました。それが「ベンチャー型事業承継」と呼ばれています。