毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之 イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも 取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

イノベーターは木村石鹸工業株式会社 代表取締役社長 木村祥一郎さん！

木村石鹸のビジネスモデルについて

望月：社長が4代目を継ぐ以前は、「OEM」（＝自社で製造した製品を自社ブランドではなく他社のブランドで販売）が中心だったとか？

木村：もともとは業務用の洗浄剤を作る会社でした。
その中で銭湯用の洗剤が比較的人気で、全国に広がりました。
それが家庭用で使えるのではないかということで、生協さんの下請けとして製造していました。

望月：家庭用液体石鹸のハウスケア&ボディケアブランド「SOMALI(ソマリ)」が、初めての自社ブランドですね。

木村：そうですね。
最初は僕も含めて3人のメンバーでステルスで作って、社内にお披露目したんですが、価格帯が高くて反応が良くなかったですね。

家業を継ぐことについて

望月：木村社長は、4代目を継ぐまではITベンチャー起業し、18年間商品開発やマーケティングの仕事をされていました。
家業を継ぐ葛藤などはなかったんでしょうか。

木村：自分たちで立ち上げた会社でずっとやっていたので、家業を継ぐつもりはありませんでした。
父親が外部に事業承継をしたんですがうまくいかず、戻ってきてほしいと懇願され、いやいや継いだ形ですね。

望月：IT時代の経験は今のブランディングや直販に生きていますか？

木村：そうですね、ITのことしか分からなかったので、逆にそちらのマーケティング的なことをやると割り切って継いだので、役にたちましたね。

自社ブランド「SOMALI(ソマリ)」について

望月：自社ブランド「SOMALI」とはどんな意味があるのでしょうか？

木村：「素材のかたまり」で「SOMALI（ソマリ）」です。
石鹸と天然由来成分だけ、かつ必要最小限の物しか入れないので、小さなお子さんなどどなたでも使っていただけるよう安全性をあげたのと、水回りに置いてもインテリアになじむようにしました。

高橋：一番最初に、こういう透明なボトルを提案した時は、社内ではどんな反応でしたか？

木村：経時変化でどういう状況におかれるか分からないので、透明はやめてくれと言われましたね。
自分たちは正直さや誠実さをポリシーにしているので、押し通しました（笑）。

次回も引き続き木村石鹸工業株式会社 代表取締役社長 木村祥一郎さんにお話を伺います！

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