毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之 イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも 取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

イノベーターゲストは 食べチョク代表の秋元里奈さんです！

ビビッドガーデンが運営する「食べチョク」とは

高橋：今回から２回にわたって、ゲストのお話を伺っていきましょう！

望月：ビビッドガーデンが運営する「食べチョク」はどういう方の利用が多いですか？

秋元：「食べチョク」は、野菜、お米、水産物や畜産物などを生産者さんから直接取り寄せられるサイトです。毎日の食事のための食材を買うという主婦の方の利用が多いですね。また、生産者から直接取り寄せたいという要望を持った方が多いので、都市部の方に多く利用いただいています。

望月：取り扱っている食材はどういったものが多いですか？

秋元：小規模の事業をされている方の登録が多く、野菜といった農作物の生産者数が一番多いです。水産物や、畜産物も多いのですが、そういった方は加工までご自身でされています。つまり、比較的規模が大きいわけです。生産者数でいうと、野菜といった農作物が多いのですが、商品数でいうと水産物や、畜産物も同じくらいの数があります。

場を提供するだけではないプラットフォームのあり方

望月：利用者が伸びていると聞く、「食べチョク」ですが、他の通販サイトとの違いは何でしょうか？

秋元：私たちは、通販サイトを大きく2つの形に分けて考えています。一つがネットスーパー型。在庫を一個に集めて、通販会社が梱包して送るという形です。

もう一つがマーケットプレイス型。CtoCのモデルとも言うのですが、生産者が直接お客様に商品を届けるという形です。「食べチョク」は、マーケットプレイス型を基本としていて、生産者がその場で箱詰めをしてお客様に送ります。そのため、より鮮度が高い野菜をお届けすることができます。しかし、マーケットプレイス型との違いもあります。生産者は、あまり、お客様とのコミュニケーションに慣れていないといった実情があり、お問い合わせの対応は、全て「食べチョク」が間にはいります。

品質に対しての厳しい声や、「届いていない」といった苦情などは一度「食べチョク」がお受けし、お客様とやりとりを行いながら、生産者さんに伝えます。単純に場を提供するだけではなく、お客様が求める、対応のスピードや品質といった点にも応えるため、間に私たちが入る形をとっています。

生産者にありがとうを届けましょう

望月：購入者との会話が見えるのも良いですよね。

秋元：繋がるというところはとても意識をしています。例えば、お客様には「生産者にありがとうを届けましょう」とお伝えしています。生産者は、売り上げが上がることよりも、お客様の声が聞こえることを非常に喜んでいらっしゃいます。こんな風に食べた、これが美味しかった、といった声は、やりがいに繋がると聞いています。

高橋：ビジネスの発想はどういったところから生まれるのでしょうか。

秋元：当初は、メルカリの農家版ということで、農家と消費者が直接やりとりする形を目指していました。しかし、生産者の認識と、消費者の期待値にギャップを感じ、その隙間を埋めるのがプラットフォームのあり方だと感じ、定義を変えました。そこからは、マーケットプレイスという概念に縛られずに、介入していくというモデルに変えていきました。

秋元さんには来週もお付き合いいただきます！

番組へのメッセージやご質問をお待ちしています！

番組をお聴きのイノベーターの皆さまからのメッセージやご質問をお待ちしています。

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次回は、12月4日(金)21時20分からの放送予定です。お楽しみに！