毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之 イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも 取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

先週に引き続きイノベーターゲストは 食べチョク代表の秋元里奈さんです！

私という個人を信じてもらうことで事業を広げていく

望月：「食べチョク」は創業時は認知度もなかったはずです。生産者の方々が受け入れてくれるイメージがないのですが、どのように事業を広げていきましたか。

秋元：私という個人を信じてもらうしかなかったです。産地直送のEC事業は10年以上前からあったのですが、ITの方が参入しては2,3年で辞めるということを繰り返していた業界でして。そういった背景もあり、生産者の方によってはかなり冷たい反応をされました。

高橋：それを説得されたわけですね。

秋元：私は農家の娘なので、出荷のお手伝いをしたり、農業のことを教えていただいたり。休憩のときに、「実はこういうことを考えているのです。｣と言ってお話をすることもありましたね。全国行脚し、地道に登録者の方を増やしていきました。

スーパーの売場構成がヒントに

望月：「食べチョク」のヒントがスーパーの売場構成だったというお話を伺いました。

秋元：当初から、野菜以外にもお肉やお魚もやりたいなという思いがありました。実店舗と比べると、ウェブは良くも悪くも流入経路が絞れません。店舗だと入り口があるので、導線を考えやすいのですが、ウェブだとそう簡単にはいきません。そういったこともあり、コンセプトをしっかりさせようということで、商材を絞って考えました。その時にスーパーの売場では入り口の一番近くに野菜売り場があるということがヒントになりました。野菜は、一番購入頻度が高いものだと考えたわけです。主婦の方々は、まず入り口近くの野菜を買った上で、金額の高い加工品を購入されますよね。私たちも、野菜を売って、まずは日常づかいされるサービスを作る。その後にお肉、お魚などにも展開していこうと考えました。

高橋：日常づかいということは、リピートも大切になってきますよね。「食べチョク」のサイトは生産者さんとの対話ができていると感じます！この生産者から買いたい、とサイトを見ていても感じられる点がすごいなと思いました。

望月：生産者を応援したいという流れもありますよね。

秋元：そういった声も多いです。地元の野菜を買って応援したい、同じ野菜を買うなら、生産者をより応援できる形で購入したいといった声もありますね。

これからの挑戦

高橋：これから挑戦されたいことや計画についてお話をお聞かせください！

秋元：現在は、野菜から広がり、肉を扱う「肉チョク」、水産物を扱う「魚チョク」、酒類を扱う、「酒チョク」や切り花などを扱う「花チョク」も立ち上げました！わたしたちは、生産者さんの経営のサポートをしていきたいという思いがあります。販売のサポートは「食べチョク」で行っているので、今後は人材や資材の調達といった支援もできれば良いなと考えています。

高齢の生産者の出品支援も課題の1つです。最近ではご近所さんと共同で出品できる『ご近所出品』機能をリリースしました。この機能のリリースはようやくやりたかったことが形にできたと感じています！

番組へのメッセージやご質問をお待ちしています！

番組をお聴きのイノベーターの皆さまからのメッセージやご質問をお待ちしています。

 メールアドレス:  mochi@1242.com 

次回は、12月11日(金)21時20分からの放送予定です。お楽しみに！