#24　勉強しない子はどうすれば良いのでしょうか？先週に引き続きイノベーターゲストは花まる学習会代表高濱正伸さん！

毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

イノベーターズクロス

先週に引き続きイノベーターゲストは花まる学習会代表高濱正伸さんです！

1959年熊本県のお生まれ。
県立熊本高校卒業後、東京大学に入学。1990年東京大学大学院修士課程修了。
その後、1993年に「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を重視した、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立。
保護者向けに行なっている講演会は、毎回キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など、ドキュメンタリー番組にも出演し、世間の注目を集める存在。現在、「算数オリンピック委員会」の理事も務めています。

デジタルの社会の世の中、今後必要になる力とは

高橋：前回よりも、より深くマーケティングの視点からもお話を伺っていきたいと思っております！宜しくお願いします。

望月：教育者である高濱さんにぜひお伺いしたいことがありまして。デジタルの社会の世の中になり日が経つわけですが、これからはどんな力が必要になるとお考えですか。

高濱：よく言われていることでもありますが、やはりAIではなく人間にしかできないことが求められていく世の中になってくるでしょうね。多少何か弊害があったとしても、やりきるという意思を持って、仕事に繋げられる人が強いと思います。意味を考え、やりたいことに対して思考を巡らし選択をすることは本人しかできないわけです。

僕にとって仕事は楽しいという感覚で、寝たくないというか、寝るのが惜しくなるくらいなのです。そういう意味では、起業家が増えるといいなと思います。起業家で仕事嫌いな人はいないですよね。

高橋：子供たちにもそうやって生きていって欲しいと思いますよね。

高濱：知ることは楽しいことで、人間は勉強が大好きということが根本にはあるはずです。

勉強しない子はどうすれば良いのでしょうか

望月：先ほどのお話とも繋がるのですが、勉強しない子はどうすれば良いのでしょうか。世の親たちが知りたい課題だと思います！

高濱：喜びの中で学んでください、と言っているのですが、漢字だけは、やらせて良いと伝えています。長年やっていて、漢字を学ぶことで得られる効果は大きいと感じています。漢字の検定をやって良い点をとり、さらには、やった分だけ他の教科の教科書も読めるし、音読もスラスラと読むことができる。漢字や計算といった必須な部分はあるのですが、本当は考える喜びだけを伝えることができれば、勉強嫌いにはならないと考えています。

小学校低学年ぐらいまではみんなハッピーな雰囲気で勉強しています。それが高学年になるとそうはいかない子が出てきます。勉強に対する根本の向き合い方が大切で、幼い子でいえば、パズルやクイズも良いので、自分で考えるのが楽しいという感覚を伝えることが大切です。