毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之 イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも 取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

先週に引き続きイノベーターゲストは株式会社バルクオム 代表取締役CEO 野口卓也さんです！

アフターコロナへの見解

高橋：アフターコロナの視点でいうと、今後どのように変わっていくと思われますか。

野口：オンラインで買物をした方であれば買い続けるといいますか、メーカーであればECサイトに力を入れてきた分野であればどんどん有利になっていくのだろうなというイメージがあります。

望月：確かに、新型コロナウィルスの感染後に、各メーカーがECに力を入れている印象はありますよね。

女性の社会進出とメンズコスメの市場の関連性とは

望月：メンズコスメの市場が、伸びているともいわれていますが、男性のニーズがどのように高まってきているのか、メンズコスメは今どのような市場でしょうか。

野口：バルクオムを立ち上げたのが2013年で、7年以上たちますが、思ったより過熱していないなという印象です。少しずつ成長しているのは間違いなく、7年前と現在を比べると、当時よりスキンケアをしている男性ははるかに多いです。しかし、1年1年でみると少しずつの成長だという感覚です。

望月：スキンケアやメイクをするような男性をSNSで見ることも多いのですが、市場としてはまだまだ一部という印象なのですね。

野口：高校生、大学生はメイクしている確率が増えたと思います。その後社会人になったときに、今まで、眉毛を描いたり、ファンデーションを塗っていたりしていた人がメイクをする習慣がなくなるというお話も聞きます。

望月：社会人がメイクをすることが一度スタンダードになると、スキンケアもぐっと伸びてくるということですね。世界の市場はどうみていらっしゃいますか？

野口：いわゆる先進国では、どの国でも例外なく男性美容市場が存在します。美容室に行くことであったり、ヘアケアであったり多少まちまちではあるのですが、伸びている市場です。一説によると、女性の社会進出が増えるにつれて、仕事の場でも女性から見られるという場面が増え、そこから男性美容の習慣が生まれているともいわれています。

D2Cは施策のスピードが早い

望月：D2C(direct to consumer)の企業やブランドに対して投資が非常に集まっているという状況もありますが、そちらの背景についてお伺いします。2020年に野口社長がD2C元年になると考えられていたと伺いましたが、その背景の考えをお聞かせください。

野口：セミナーなどで、様々な企業の方と話す機会をいただいていますが、昨年あたりまでは、ネット通販事業の一つ一つのプロセスが想像できないという方が多かった印象です。そういった方々がネット通販に力を入れようという意識になってきたのが昨年あたりの印象です。その効果が少しずつおもてに見えてくるのが今年あたりではないかと考えています。投資家の企業によってはD2C企業に沢山投資していくというテーマを明確に打ち出している方もいらっしゃいますし。

望月：D2Cに投資が集まるということは、何か手法に魅力があるということなのでしょうか。

野口：今までデジタル広告は一つのブランドメッセージ、一つの写真でこういう人に刺さるだろうなという仮説を検証するのに非常に時間がかかっていました。しかし、これがSNS広告を出稿すると一瞬で答えが出るといいますか、短い時間で様々なユーザーとのコミュニケーションを試せるようになりました。PDCAサイクルを早く回すことができるので、施策のスピードが変わってきています。

高橋：まとめに入りますが、今後どのようなビジョンをお持ちですか？

野口：バルクオムを立ち上げたときからずっとブレずに言い続けているのですが、日本から世界No.1のブランドを立ち上げたいです。バルクオムが世界一売れるメンズコスメになるように進んでいきたいと思います！

番組へのメッセージやご質問をお待ちしています！

番組をお聴きのイノベーターの皆さまからのメッセージやご質問をお待ちしています。

 メールアドレス:  mochi@1242.com 

野口社長には来週もお付き合いいただきます。

次回は、6月26日(金)21時20分からの放送予定です。お楽しみに！