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2024.06.07

日本サッカー協会会長の宮本恒靖さんが語る日本サッカー発展への熱い思い。

元サッカー日本代表で、

今年3月に日本サッカー協会会長に就任された宮本恒靖さんが登場。

会長就任を決意した日本サッカー発展への熱い思い、

宮本さんがこれからやりたいこと、目指していることについて伺うとともに、

サッカーとの出会いや海外のチームでプレーした経験などについても

伺いました。

 

JFA|公益財団法人日本サッカー協会 HPは、コチラ

 

日本サッカー協会会長就任

日本サッカー協会会長に就任。

責任があると思いながらやっているし、

この年齢でなることで、今までできなかったことや、

今まで当たり前だったことに対して

少し変化も加えられるかと思っている。

自分としては、サッカーがこの国で、

もっと大きい存在になってほしいと思っているので

今、日本サッカー協会全体として何ができるかを考えている。

日本ではサッカーは根付いてきているとは思うが、

Jリーグの試合に週末に行くのが当たり前になるなど、

自ずと足が向かうようなそんなものにサッカーがなってほしい

マニフェストにあげたひとつひとつ目標を達成は

自分だけではできないので、

47都道府県のサッカー協会と協力し合ったり、

日本サッカー協会を応援してくれるパートナー企業の方々と

話したりしながら達成していきたい。

 

 

リーダーの条件

自分は、リーダーとしては、周りと一緒になって、

しっかり対話をしながらやっていこうと思っている。

選手の頃、キャプテンをやっていたときも

いろいろなキャラクターをもった選手がいるので、話しながらやっていた。

自分として、こういうビジョンをもっているよ、こういうところへ進んで行こう

と示しながら、それぞれの持ち味や強みを生かせるよう

引き出せる環境や関係づくりが大事だと思っている。

監督は監督で難しかった。強引にやらなければならいところもあった。

会長職については今学んでいる最中。

常にサッカーの話題があるとか、報道があるとか、選手がいるとか、

そういう世界をつくっていきたい。

また、選手たちがやめても、シニアになっても生涯スポーツとして

やれるようなところが必要だと思っている。

日本は施設が少ないことがネックなので

そのようなところも充実させていかないと思っている。

やりたいこと、やらないといけないことがたくさんある。

 

 

サッカーとの出会い

小学校4年生の時にワールドカップでのマラドーナをみて、

当時はソフトボールをやっていたが、

サッカーをやりたいと思ってサッカー始めた。

小学校のサッカークラブ。中学校のサッカー部はいり、

高校の時は、指導者のレベルの高いところでやりたいと思い、

地元の公立高校に通いながら、ガンバ大阪ユースのグラウンドに通う毎日だった。

1995年にガンバ大阪のトップチームに。

プロになりたいと思っていたし、なれたが、

プロとして食べていけるかという不安もあったので同時に大学にも通った。

しっかり勉強をしろという両親で、小学校2年生のとき、

プロ野球選手になりたいと言ったら、無理だからやめとけと言われた。

夢を見るのも大事だけど、現実も考えておくようにということを

いわれたのだと思う。

ここから、文句を言われないようするためには、

勉強などやることをしっかりやった。

自分がこうなりたいというターゲットを設けて、そこから逆算して

何をしなければいけないかを考えるタイプになっていったと思う。

Jリーグは、日本全国のサッカー少年がJリーガーになりたいと

憧れの存在としてそこを目指すようになり、

指導者のレベルも上がることにもつながり、

日本サッカーのレベルを押し上げたと思っている。

指導者のレベルアップも必要。

海外で実績を積んで、認められ、

指導者も海外で勝負できる世界にできたらと思っている。。

 

 

海外のチームでプレーするということ

選手としてオーストリア、ザルツブルグに住んでいた。。

日本代表の一員として海外のチームと対戦することとと、

ひとりの日本人として海外のクラブでプレーするというのは全然違う。

周りにいる選手はいろいろな国の選手がいて、

それぞれのサッカー観が違っていて、一つの指示を出しても

違う理解に繋がるので結構難しいと思った。

ピッチ上の言葉も違っていたりする。

そこで学んだことはあまり周りに頼らないということ。

今まで日本で過ごしていて当たり前だったことが、

当たり前ではないということに改めて気が付いたりしたり、

日本という国が外からみるとこのように見えるということが面白かった。

ヨーロッパのトップリーグで日本の選手が

たくさんプレーしているというのはとても心強い。

彼らみたいな選手が増えていかないと日本代表がワールドカップで

優勝するという大きな目標にはつながらない。

2026年のワールドカップで、ベスト8を超えることが大事

今の選手たちは優勝を目指すということを公言しているが、

それを口にすることが大事。

 

 

今後の目標

日本サッカー協会として2005年にだした宣言の中に謳われているが、

2050年までにはワールドカップを自国で開催するということを目指している。

また、女子サッカーは2031年のワールドカップの招致を目指していく、

15歳以下の女子だけでサッカーができるという環境が少ないので

女子のサッカー選手を増やしていくために、

これを増やしていかないといけない。

また、男女限らず、サッカーを15歳、16歳まで頑張ってきた人が

しんどいからとやめてしまう人が多い。

そういう人が違うところでプレーできるようなチームや

環境を作っていけるようにしたい。

底辺に子供から始めるサッカーがあり、

どんどんトップレベルを目指していくというピラミッドと

もうひとつ、横にエンジョイ思考の人達がたどれるピラミッドを作ることが大事。

今、このピラミッドが離れているのでこれを近いところにあるとよい。

今、ウォーキングフットボールという走らなくてもできるサッカーを

日本サッカー協会で推奨している。

これは、ちょっとやわらかめのボールを使用し、

老若男女、一緒にプレーできる。

 

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