間借りカレーのお店「Sho Curry」のオーナーShoさんが登場。
平日は会社員、休日は高円寺や日本橋で間借りカレーの店を営業
というShoさんに、カレー屋さんを始めたきっかけ、
予約で完売するほどの人気を誇るカレーへのこだわりなどを伺いました。
<Sho Curryの出店情報>
Twitter コチラ
Instagram コチラ
Sho Curryを食べてみよう!
月曜日から金曜日は会社員として働き、
土日休みなので、土曜日は知り合いのお店を借り、
カレー屋をやっている二刀流生活。
今回スタジオに用意したのは、「ベンガルカレープレート」。
バングラデシュのカレーを意識したプレート、
内容は・・チキンカリー、豆スープ、
明太子アルポッタ(バングラデシュ式マッシュポテト)
ベグンボッタ(ナスの和えもの)、バスマティライス(現地の長粒米)。
現地では手で食べる。
また、現地のカレーは気分や気候によって辛さを変える。
ツンとした香りがあるが、
バングラデシュの料理はマスタードオイルを使うのが特徴的。
現在、お店の告知は、インスタグラムやTwitterなどの
SNSでおこなっている。
間借りカレーとは?
以前、アパレル関係の仕事をしていて、
縫製工場がインドやバングラデシュにあり、
仕事に行った際に現地のお店を食べ歩いた。
その味の再現をしている。
平日はサラリーマンなので、お店をもっていない。
知り合いのお店の居酒屋やBARは夜からの営業なので、
空いているランチタイムの間を借りるということで「間借り」と呼ばれる。
関西では“ヤドカリ”とも言われるスタイル。
固定客もいるが、SNSを追いかけてきてくれる新しいお客さんも多い。
SNSにあふれる人間的な魅力にみんなが集まってきてくれていると思う。
SNSには日々、ラーメンや居酒屋や街中華などの食べ歩きの感想を書いている。
その文章をみて、自分に興味をもってカレーをたべに来てくれる人もいる。
日々の食べ歩きからインスパイアされてメニューに取り入れることもある。
毎回メニューを変えている、
最初はプレートを出すのが精いっぱいだったが、
今は、お酒にあうスパイスを使ったお漬物の「アチャール」やおかずなどを
単品の小皿料理としてたくさん出し、お酒を楽しんでもらい、
最後にしめにプレートという「スパイス・バル」というスタイルでやっている。
カレーの世界へ
平日働き、土曜日お店、日曜しか休みがなく
大変ではないかと言われるが、
間借りカレーは自分の意志でやっていて、
普通のサラリーマンでは経験できない
いろいろな経験ができ、人の縁を感じることができる。
それが楽しくてやっている。
お金儲けではなく、心の充実。
親の仕事で小学校3年から中学卒業まではマレーシアと香港で過ごした。
大阪勤務時代に、BARで食べた「さばキ―マ」に衝撃を受けた。
食べた瞬間、スパイスの香りとタイ米の香りが脳を突き破り
子供の頃の情景がフラッシュバックしたかのような衝撃をうけた。
それを日本人がつくっていて、自分もやってみたいと思った。
両親が料理がうまく、食べ歩くのが好きで、
子供のころからいろいろ食べさせてもらった、というのも
きっかけとなっている。
カレーはいろいろなスパイスをつかう、
スパイスには香り、辛み、色味など役割がある。
それがぶつからないように、調和がとれるように自分なりに組み合わせていく。
新大久保に4年くらい住んでいた。
新大久保、大久保は現地の食材やスパイスを置いている店がある。
そこで間借り活動をすることで現地の人と知り合って、
教えてもらったりして、幅が広がった。
カレーへのこだわり
お店の暖簾にかかれた文字は、
ヒンドゥー語の「悪い」という意味の言葉を逆に書いたもので
「悪い」の反対の「良い」という意味で掲げている。
メニューのアイディアは単純で
今月はチキンだったら、来月はポークや羊にしたり、
買い出しに行ったときの素材でなんとなく決める。
定番をいれつつ、新しいことも必ずいれようと思っている。
家で作るカレーをおいしくする裏ワザは、
「クミンを油でいためて、油ごとカレーにいれて混ぜる」
以前、レシピを再現してもらった冷凍カレーの通信販売を
おこなっていたこともある。
最初は、遠くの来れない方にも届けられ、いいと思ったが、
自分で作り、目の前のお客さんに提供することに意味がある
と思いやめた。
やはり目の前のお客さんにおいしかったと言ってもらうのが
ありがたく、唯一のやりがい。
これからの夢・目標
間借りカレーだけでなく、
他の作り手とのコラボイベントやカレー教室もおこなっている。
新大久保に住んでいた時、
バングラデシュの食材店のオーナーと仲良くなり
自分が間借り活動をしていて、そういう人が増えると嬉しいと話すと、
料理教室をおこなうことをすすめられた。
自分は料理を教えるのではなく、運営に回っている。
やはり「家庭の味が最高」でお母さんの味を教えたいと思い、
日本在住のバングラデシュ人の主婦の方を先生とし、
自分は生徒さんを集めたり、メニューを決めたりしている。
キーワードは「主婦に学ぶ。シェフじゃなくてシュフ」。
自分はラーメンが好きで、昨年は、
麹町や東京駅にある「ソラノイロ」というラーメン店と
月1でコラボして、「スパイスラーメン」を作った。
そのように、カレーだけでなく、違う食べ物とのコラボを
今年のテーマにしている。
カレーの風味はいろいろな料理にあう。
自分の周りではスパイスにはまっている人が多く、
可能性を探りあい切磋琢磨している。
ただ、カレーライスをだすのではなく、活動としてはさらに上、
違ったフェーズに行こうとしている。
カレーの魅力は「スパイスだけに刺激的」。
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