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2021.09.03

マザーハウス 山口絵理子さんが語る、途上国から世界に通用するモノ作り.

株式会社マザーハウス、代表取締役兼チーフデザイナーの、

山口絵理子さん登場。

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念の下、

途上国にある素材や人材の能性に光を当てたモノ作りを行う企業。

バングラデシュやネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーなどで

商品の開発・生産を行なうマザーハウスとは、

海外で事業を展開してきた山口絵理子さんに

これまでのお仕事、そしてこれからの展望について伺いました。

マザーハウス HP コチラ

 

 

 

マザーサウス設立の背景

マザーハウスは「途上国から世界に通用するブランドをつくる」

という理念のもと、途上国の素材を生かして、

現地でアパレル商品を生産している企業。

24歳の時に、たった1人でバングラディシュの工場を興す。

元々、学生時代から国際協力やボランティアがとても好きで、

貧しい国のために何か出来ればと考えていた。

そこで、当時アジアで一番貧しいと言われていた

バングラディシュの大学院へ。

2年間1人で暮らしてわかったことは、現地の人々は

「援助」よりも「仕事」の斡旋が必要だという事。

バングラディシュには「麻」や、「革」などの原材料が豊富で、

何か現地に付加価値のあるものを作りたいと思い

バングラディシュで企業を立ち上げた。

 

 

各国の特産品を生かした商品作り

現在、バングラデシュをはじめ世界6カ国で

アパレル商品の素材開発・生産を行っている。

各国で活用している素材や、生産している商品は異なっている。

例えば、インドだったらコットン、

スリランカの場合はカラーストーンなど、

現地の特産品を利用し、それぞれの国の特色を生かすような

製品作りを目指している

最近ではインドネシアの特産物のカカオを使用した

チョコレートの生産をスタートした。カテゴリにとらわれず、

その国々の特色を生かすような商品作りを徹底している。

素材の確保から生産・販売まで、一貫して行える流れを作っている。

併せて、プロダクトデザインも手がけている。

開業当初は、製造や販売は委託で行なっていたが、

せっかく作った商品を雑に扱われる事に納得がいかず、

起業して1年後には、直営店をオープンさせた。

 

途上国のパワー

経営とデザイナー作成を両立していく中で、

「最後は面白いものが作れるかどうか・・・」という事を

常に念頭に置いている。

例えば、「貧しい国だから、貧しい物しか出来ないという考え方を覆したい。」

学生時代の経験から弱い立場の人々にスポットライトを当てる

企業があっても良いと考えている。

現在貧困に悩んでいる国の多くは、価値を持っているにも関わらず

国際社会の中であまり存在感を出せていない、という問題を抱えている。

大きい百貨店などでも、安定して売り場などを確保出来る

様になっているが、さらにアジアの国々のエッセンスを

加えながら拡大していくために試行錯誤している反面、

そんな課題の多い、「マザーハウス」の未来に自身もワクワクしている。

 

 

モチベーションの源泉を探す旅

国内外およそ40の店舗で販売をしている現在、

特に力を入れているのは、「リサイクル」。

マザーハウスのコアユーザーの中には

40種類ものバッグを持っている方もいるほどで、

劣化してしまったり、古くなって使わなくなった商品を回収し、

解体して再生し販売する、という取り組みを行なっている。

およそ新品同様に作り上げる事が出来ている。

回収する際には、利用していた時の思いを手紙に

してくれる人もいて、そういった思いを繋ぐという

責任も企業にはあると考えている。

起業から15年が経ち、その時々で原動力は変わってきていて、

当初は、とにかくバングラディシュの良さを広める事が

大きな原動力だったが、だんだんとユーザーからの感謝や

応援の声だったり、今ではスタッフの成長を見る事が

大きなモチベーションの源になっている。

 

マザーハウスにしか出来ないプロダクト

作る・売る・伝える、という企業の3つの目標の内、

まだまだ自身の思いや、理念を伝えきれていない

という思いが強い。

マザーハウスの考え方が多くの人に浸透していけばと考えている。

販売に関しては、チームにうまくバトンタッチして出来ているが、

きちんと自分の考え方やこだわりを、スタッフにも

伝え切れているのかを、コロナ禍で改めて立ち返った。

バッグが出来上がるまでの背景や、生産者の思いを

消費者が知ってくれれば、もっとマザーハウスが

広まっていくと考えている。

これからは世界で通用するようにバッグの中の材質や、

金具などさらにディティールにこだわっていきたい。

どこまで細部の質を上げて、商品の価値を上げられるかを

チャレンジしたい。

デザインにおいては、やればやるほど、

いかにお客様を喜ばせるかどうかが大切だという事がわかってくる。

これからも、世界、現地の素材を生かした「マザーハウス」に

しか出来ない商品作りを続けていきたい。

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