あさナビ

  • TOP
  • ブログ一覧
  • 神奈川県藤沢市の介護事業所「あおいけあ」加藤忠相さんの取り組み。...
2021.04.30

神奈川県藤沢市の介護事業所「あおいけあ」加藤忠相さんの取り組み。

神奈川県藤沢市で介護事業所を運営されている、

株式会社「あおいけあ」代表取締役の加藤忠相さん登場。

世界からも注目される、

地域を巻き込んだ独自のケア事業が話題の「あおいけあ」の取り組みから

介護事業の課題、利用者へのサポートのあり方、

また近頃始めた新たな事業「ノビシロハウス」について伺います。

あおいけあ HP コチラ

 

「あおいけあ」の方針

大学卒業後、特別養護老人ホームに就職するも、

介護現場の現実にショックを受け、

25歳のときに神奈川県藤沢市で「株式会社あおいけあ」を設立。

独自のケア事業を実践し、高齢者自身の介護度が

維持・改善されていることもあり注目を集める事となった。

2019年2月には「アジア太平洋地域の高齢化に影響を与えている

最も影響力のある指導者」にも選ばれた。

施設で働く職員にはマニュアル通りではなく

利用者との関係性を重要視した介護を心掛けるよう指導し、

従来の施設と違い、利用者の自主性を尊重している。

そこには最初に就職した老人ホームでの苦い経験があり、

最近介護や医療の現場でもよく話題にあがった。

”生産性”や”効率性”ということではなく、

人の幸せに直結することを考えて動けることが介護の仕事だと考えている。

 

介護業界の課題

「あおいけあ」は認知症の方などのお年寄りが多く

利用している介護事務所だが、一般的な介護のイメージとは違い、

利用者が困らない環境作りを大切にしている。

認知症のイメージとして徘徊や暴力をふるってしまうなど、

マイナスのイメージが強いが、認知症自体は病気ではなく、

記憶障害などによって、起こってしまう症状の事を指すため、

認知症の方の行動には必ず原因がある。

利用者が何に困っているのかを見極め、

自分に価値を見出して貰うまで付き合うことが介護のあり方。

学校などと一緒で、高齢者が「行きたい」と思える施設作りを

する事が一番の近道で、得意なことや好きな事にチャレンジしてもらい、

介護施設を「自分の居場所だ」と思えるような空間にしていきたい。

 

 

存在価値と強み

介護で一番大切にしていることは高齢者の方と接する際、

一人一人の性格やパーソナルな部分をしっかりと把握し、

尊重するよう意識する事。自身がデイサービスをやっていた時、

ケアマネージャーから送られてくる高齢者の情報は

とても希薄で障害の有無など、マイナスな情報ばかりだった。

出身地や好きなもの、どんな人生だったかなど・・・を理解して初めて

良いケアが可能になる。実際にあった例としては、

あまり施設に来てくれない高齢者がいて

少し調べたところ、宮城県気仙沼の出身だということがわかり、

気仙沼の名産でもある「ホヤ」を施設に送ったところ、他の

高齢者の方々が尻込みする中、率先して「ホヤ」を捌き、

周りにとても褒められた事を、きっかけに施設に来るようになってくれた。

認められたり、関心を持ってもらう事で

その場所での自分の存在意義を感じて貰う事が大切だと考えている。

 

地域との交流

同じ敷地内に複数の施設がある「あおいけあ」では

周囲の壁を取り払い、外から見えるようにするなど、

地域の方も立ち寄れるオープンな空間になっている。

駄菓子屋や食堂、カフェやアパート、書道教室がある事業所もあり

地域の方が訪れやすい空間にすることを意識している。

実際に小学生が遊びに来る事も多い。子連れ出勤を

しているスタッフの赤ん坊を高齢者がお世話をする、

というような事もあるほどで、介護施設はもっと人々の

日常に近い存在になって欲しいと考えている。

 

「ノビシロハウス」

今行っている新事業は、「ノビシロハウス」という集合住宅。

ただの介護サービスではなくアパート経営の一環で、

この取り組みには孤独死などが懸念され高齢者が

部屋を借りることが難しくなっているという背景がある。

家賃を高齢者の入居者が半額負担することで

若者は安い値段で入居することが出来るというシステムになっている。

入居条件は朝出かける時、建物内の高齢者に挨拶をすること、

定期的なお茶会への参加などで、「ノビシロハウス」ならではの

工夫をいくつも散りばめている。自然に高齢者と若者が

コミュニケーションを取れる環境を作っている。

最終目標としては、施設という形ではなく地域の中で

高齢者が自然に生活できる環境になって欲しいと考えている。

また同じマインドを持った若手企業家もおり、

なんとか協力して、介護業界をより良い物にしていきたい。

 

 

最新番組ブログ
radikoタイムフリーで聴く
    パーソナリティ
    • 黒木瞳
      黒木瞳
    • old