あさナビ

2020.09.18

柳亭小痴楽さんに聞く落語の今!

落語家の、柳亭小痴楽さん登場。

昨年、30歳という若さで「真打」に昇進、

育ててくれた3人の師匠や

若手・落語家の、柳亭小痴楽さん登場。

昨年、30歳という若さで「真打」に昇進、

育ててくれた3人の師匠や

若手落語家と講談師で結成したユニット「成金」の話など

今これからの落語について伺いました。

 

柳亭小痴楽 HP コチラ

所属事務所 ホリプロ コチラ

 

3人の師匠

昨年、9月に真打昇進を果たした。

落語には階級があり、前座、二つ目、真打の順に

位が高くなっていき、前座というのは

入門から数年までの事で、師匠のお付きのような仕事がメインで

あとは師匠次第で、いろいろな話を教えてもらったり、

ひとつのネタを極めるよう指導する師匠もいる。

とても厳しい生活を強いられ、師匠の世話をしながら、

寄席にも毎日通って、落語の勉強をする。

一度は、二代目桂平治(現、十一代目桂文治)師匠に師事するも、

遅刻が原因で一度師の元を離れ、父である五代目柳亭痴楽師匠の元に

改めて入門することとなった。そして父が亡くなって、

弟弟子の柳亭楽輔師匠に師事する事となった。

師匠を変えるという事は基本的にはあり得ないことで、

師匠達がなんとか繋いでくれた縁を

切らないようなんとか頑張ってきた。

 

演目は寄席に上がってから・・・

新型コロナウイルスの影響で、講座がほとんど

行われていない時期もあった。

落語はいろいろな人を一人で演じ分け、話を進めるが

役者は、ひとつの物語の中で、一人を演じる。

役者としても活躍している、桂雀々師匠は、

全部を自分でやることが出来る、落語の方が簡単だと言っていた。

誰かとやりとりをしなければいけない方が難しい。

多くの話がある中で、基本的には自分の好きな話を選んで

覚えていく、他の師匠から話を教わる事も多く、

自身は登場人物に共感が出来る、話を覚えるようにしている。

好きな話でないと覚える事が難しく、多くの落語家が、

寄席に上がってから話を決めることが多い。

そこには周りの人と被らないようにする必要があると言う背景がある。

大抵の落語家は、いくつか候補を考えておいて、

お客さんのリアクションも見つつ、その日に話す話を決定する。

 

若手で結成したユニット「成金」

若手落語家と講談師、計11名で構成されたユニット「成金」

として活動をしていた。前座時代の苦楽を共にした、

芸歴の近い仲間たちと一緒に、主に毎週金曜に自主公演を

行っていた。元から仲の良いメンツで、お互いに芸風も異なっていたため

とても相性が良かった。飲み会でなんとなく話していた事が現実となり

企画から全て、みんなで話し合って決定していた。

誰かが真打になるまでと言うルールで、期間限定で活動していた

ユニットで、とても楽しかったという思いが強く、

若手落語家に注目の集まる所以となったユニットだった。

桂歌丸師匠や、三遊亭 小遊三師匠との共演をきっかけに

徐々に観客も入ってくれるようになっていった。

自身が、一番芸歴は上だが、年齢は一番下という事もあり、

友人のようにお互いに切磋琢磨しながら噺家としての道を進む事が出来た。

 

落語の良さは寄席にあり

今は、100個ほどの、演目を覚えていて、

真打の落語家としては少し少ない方だと感じている。

15年ほどの芸歴の噺家は大抵、150個ほどの

話を覚えている。落語の魅力は、情景を見せられる事。

漫才やコントなどと、大きい「お笑い」というカテゴリでは落語は、

一緒だと考えていて、本いうならば、落語は小説、

漫才やコントは漫画、のようなものと考えている。

落語は聞いて絵を想像して楽しむ。漫才やコントは、見て楽しむ物。

落語を聞くと、聞く側も頭を使うため、面白い落語を一席聞いたあとは

良い意味で、疲れが溜まっている事がある。

芸歴15年の自身でも何席も連続で落語を聞くのは難しい。

古典落語は昔の風景を想像させてくれ、新作落語はいろいろな形がある。

本当に人それぞれいろいろな楽しみ方が、

出来る事が落語の良さだと考えている。

 

 

柳亭痴楽という名の重み

落語の楽しい部分は寄席の雰囲気が大きいと考えている。

ある意味、雑多な、少しうるさいくらいの緩い環境が

とても良いと思っていて、出演する側もリラックスして、

気負わずに出演出来る。だからこそ独特の空気感と

面白さが出ると考えている。建物の古さなどが相まって、

ホールなどではなく、是非寄席の雰囲気を感じて欲しい。

16歳の時に弟子として入門、家に偶然あった、

春風亭 柳枝師匠の落語のCDを聞いて、

その面白さに自身もやってみたいと感じたのが

大きなきっかけとなっている。昨年、9月に真打を襲名した際、

実は、父である柳亭痴楽を襲名する事も出来たが、

まだ自分の納得いく落語家になれていないと感じ、

「5代目の息子だから・・・」という理由だけで

継ぎたくないという強い意志があった。

いつか認められる時に改めて、

襲名できるならば襲名したいと考えている。

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