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2020.07.17

ピップ社長の松浦由治さん語るヒット商品の誕生秘話。

ピップ株式会社・代表取締役社長の松浦由治さん登場。

『ピップエレキバン』や『スリムウォーク』などのヒット商品の誕生秘話や

企業のリーダーに求められる事や、

100年以上続く企業のこれからについて伺いました。

 

ピップ株式会社 コチラ

 

 

まずは自らを健康に

「ピップエレキバン」「ピップマグネループ」「スリムウォーク」

など、多くのヒット商品を世に出した、ピップ株式会社。

新商品の「ピップエレキバン 足裏バンド」は

足の疲れを緩和するバンドで、主に女性向けの商品。

メインの販売先がドラッグストアということもあり、

女性向けの商品が多いが、男性向けの商品ブランド

「プロフィッツ」にも最近では注力していて、

ジャンル問わず、人々の健康を支えていくような商品作りを心がけている。

2年ほど前に病気を患い、改めて「健康」というものを考えた。

まずは、自身がそして社員が、健康になって初めて、

顧客の健康を支えることができる。

以来、社員の健康チェックも徹底していて、

社内のイベントで、ウォーキング大会などを催したこともある。

 

 

まず、自身を売り込む

テレワークの普及により、体に不調を覚える人が

急激に増えてしまっている。

その影響で、インターネットの販売数は増えているが、

どうしても生活必需品の購入に目が向く事が多く、

エレキバンのような生活をサポートするような商品の売れ行きは

若干、下降気味ではあるため、宣伝など見直しを考えている。

2年前に社長に就任。その決意をしたのは大学生の時で、

大きなきっかけがあったわけではなく、まずは他企業に修行に

行くため、関西の企業に就職し4年ほど、商売の勉強をした。

ピップ株式会社に入社してからはすぐ、さらに商売の勉強をするべく渡米。

そこで学んだのは、「会社を売り込むのではなく、まずは自身を売り込む事

個人を信用してもらって初めて、会社単位を信用して貰えるようになる。

 

 

3つのDNA

創業1908年という、100年以上続く企業だが、

老舗だからこそのメリット・デメリットが存在する。

伝統があるからこそ変化に機敏に対応する事が難しい場合もある。

長く、守らなければいけないものもあるが、

新しいスタイルを取り入れられないと、取り残されてしまう。

創業から続く、「3つのDNA」という企業理念がある。

「他者に先駆けた提案」「他者と違ったこと」「お客様を大切に」

創業メンバーが考えた物で、競争が激しい中、

スピード、斬新さ、お客様への精神は何よりも大切になってくる。

ヒット商品「ピップエレキバン」も発売後、数年は

全く売上が上がらなかったが、発売当初から利用者に良い感想はもらっていた。

いつか認められる日が来ると信じ、

最後の手段として、テレビCMを打つ事を決意し、

当時の会長、自ら出演する斬新なスタイルのCMが

好評を集め、一気に人気を博す事となった。

 

 

社長としての役割

2018年に社長に就任。この春の自粛期間中は、

会合などを中心に、多くの仕事が制限され、

在宅勤務で、家にいる時間がとても長かった。

今までの人生で、ここまで長い時間、家にいたことはなく、

主にオフィスの片付けや、家の片付けなどをやっていた。

まだその余波は残っていて、得意先との関係などは

完全回復とは言えない状態が続いている。

自身は、入社してから30年以上になり、

社長として心がけていることは、全体を見渡し、

長期的な観点から、会社全体のバランスを考える事。

一つ一つの仕事については、各社員の方が詳しいのは

当たり前のことで、役割分担を明確にする事が

企業では大切になってくる。

 

 

これからのピップ株式会社

人生100年時代といわれる昨今で、利用者が

より健康でかつ、長生きできるようサポートしていきたい。

今後は健康寿命がさらにクローズアップされると予想される。

多くの人に喜んでほしい。その笑顔が活力になる。

企業理念は「the wellness company」身心の健康が大切。

体が健康であれば、心も豊かになれると考えている。

「スリムウォーク スキニールームウェア」は

足をサポートする商品で、部屋着としても活用できる。

また夏には新商品、メントール入りのエレキバンの発売を予定している。

今後は、健康志向が強まっている中、スポーツや運動をサポート

する商品を強化していきたい。すでに「プロフィッツ」という

ブランドを立ち上げている。また、多くの売り場や宣伝などを洗練させ

より多くの人をサポートできるようにしたい。

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