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2020.05.01

けら・えいこさんに聞く「あたしンち」連載の舞台裏 

漫画「あたしンち」の作者で、漫画家のけら・えいこさん登場。

漫画家になるまでの経緯や、「あたしンち」誕生秘話、

今後の夢や目標についてお聞きしました。

 

 

7年半ぶりの連載再開

アニメ化や実写ドラマ化もされている、漫画「あたしンち」

元々は、読売新聞の日曜日版での連載していた作品。

自身が、家族の中の、娘の立ち位置で、

両親や弟の、ありのままの姿を漫画のネタに使っている。

今回、連載の再開は7年半ぶりとなり、

連載休止前はアニメ化の対応など、

過密な日程が続いたので、とても忙しくなってしまい、

当時は出版業界もとても追い風だったため、

少し、気疲れしてしまう部分もあった。

今は、ネットで漫画展開もされる時代になってきて、

疲れが癒えた事と、環境も変わってきて、連載再開を決意した。

 

パジャマは仕事着

大分県の出身で、「けら」というペンネームは、苗字に由来している。

漫画家にはいろんなタイプがいて、女性漫画家さんで

あえてメイクをしてから執筆に当たる人もいる。

漫画家のイメージは、浪人生のようなイメージだと

自分では思っていて、とにかく机と向き合う時間が多い。

自身は、パジャマ姿で、漫画を描いていて、

起床したら、そのまま仕事を始めるような感覚、

インターネットで調べ物をしたり、アイデアを整理したり

していると、あっという間に時間が過ぎてしまう。

本を読んだり、漫画を読むなど、インプット作業はもちろん、

家事をすることもある。とにかく仕事をしているイメージで

ある意味パジャマが自分の勝負服になっている。

 

二人三脚の執筆活動

早稲田大学の漫画研究部出身で、高校生の時も

漫画研究部に入っていた。

今の夫とも、大学の漫画研究部で出会った。

夫は、卒業後出版社に就職。

自身も大学卒業後、一般企業に就職しているが、

どうしても漫画を描きたいと思い、漫画家の道へ進んだ。

今夫には、執筆活動をサポートしてもらっていて、

マネージャーという立ち位置ではなく、

共同作業者のように物語も、一緒に考えてもらっている。

「世代も幅広く、男女ともに楽しめる」という声を読者から貰えるのは、

共同作業で作っているからだと考えている。

そんな自身の夫婦生活を、エッセイとして出版している。

 

漫画と共にある生活

昨年12月より、連載を再開した「あたしンち」。

とても忙しい反面、読者からのたくさんの応援の声を

もらっている。以前よりも、ネットでダイレクトに

感想が見られるため、本当に充実した執筆が出来ている。

休みはほとんどなく、いつも仕事の事を考えている。

常にネットを見ていたり、構想を練ったり、

普段から頭のどこかは漫画の事を考えている。

そんな生活は不思議と嫌ではなく。今一番の楽しみは、

新しいネタが、舞い降りてきた時だと考えている。

 

人生と漫画

女優の、松岡茉優さんが出版された本の帯に

「いつのまにかみかんより、お姉さんになっいた」

というコメントを書いてくれていて、

読者はもちろん、今になって「小さいときに読んでいました」

「アニメ見ていました」という声を多くもらう。

2002年にアニメ「あたしンち」がスタートした。当時、小学生だった

子供たちが、今は、立派な大人になっている。

そんな実感が自分にはなく、驚きとともに、とても嬉しく思っている。

また、長いキャリアだった事を実感し、

それが執筆への原動力にもなっている。

実体験や、自身の生活を漫画にする事は、

まさに人生を漫画に捧げているため、執筆しながら

自身の人生を考えさせられる時もある。

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