あさナビ

2019.07.19

白馬観光開発株式会社の和田寛さん登場。

白馬観光開発株式会社・代表取締役の和田寛さん登場。

長野県・白馬の魅力や楽しみ方だけでなく、

オールシーズン楽しめる、そのリゾート改革とは、

山をこよなく愛する、白馬の仕掛け人に伺いました。

 

白馬アルペンリゾートについては、コチラ

 

山と田舎を愛する、東京育ち

東京生まれ東京育ちで、現在の白馬に引っ越すまでは、
関東にしか、住んだ経験はなかった。
大学時代、スキーや山登りに没頭していて

都会育ちだったこともあり、田舎の雰囲気が好きで、

日本の田舎を元気にする仕事に携わりたいという思いから、

農林水産省に就職し、8年間携わった。

その後、外資系コンサルティング会社に転職。

目の前のお客さんのビジネスをよくする

という仕事もなかなかにやりがいがあったが、

田舎や自然とは少し離れた世界の仕事で、

今後どんな仕事すべきか、岐路に立っていた時、

丁度スキー市場が少し落ち込んでいる時期で、

盛り上げたいという思いが強かった。

そして、自身も大好きな白馬に目をつけ、

白馬のリゾート改革をすべく、今の世界に飛び込んだ。

 

 

日本一のスキー場「白馬」

白馬には、外国の観光客が多く、

世界に寒い国はたくさんあるが、

日本ほど降雪量が多い国は少ない。

寒い地域に、少し暖かい湿り気のある空気が

送り込まれる事で雪が降るため、

日本は雪が降りやすい地形になっている。

例えば、白馬に限らず、都心から1時間や2時間程度の移動で、

スキーが出来る国は世界的に見てもとても貴重。

中でも白馬は日本で一番大きなスキー場エリアで、

周辺含めて10箇所のスキー場があり、

今はその、その10箇所をまとめて

白馬バレーというプロジェクトで

協力して白馬全体を盛り上げている。

各スキー場を結ぶ、シャトルバスが出ていたり、

白馬バレー全体で楽しんでもらえるような工夫をしている。

 

 

 

オールシーズンマウンテンリゾート

白馬のマウンテンリゾートという計画を進めていて、

冬だけでなく、オールシーズン楽しんでもらえる

施設にするという取り組みを進めている。

夏の間は、首都圏より5〜6度気温が低く過ごしやすく、

春夏秋も、とても綺麗な自然が白馬には広がっていて、

中でも人気のアクティビティはマウンテンバイク。

絶景を見ながら山でサイクリングを楽しむという物。

そのほかにも白馬マウンテンハーバーという

展望テラスでは、白馬の山を眺めながら

美味しい食事を堪能出来たりと、

気軽に自然に触れることのできるリゾート施設を

目指している。ただのスキー場ではなく、

最終的には、白馬全体をスキーリゾート施設にしたい。

 

冬は80万人、夏は25万人

白馬の地元の人たちもマウンテンリゾートなどの、

新しい取り組みには賛同してくれていて、

協力して、一緒に白馬全体を盛り上げてくれている。

毎年、観光客は増加しているが、

スキー場だけでは観光地として成長するのは難しいと考えていて、

周りのグルメや宿泊施設などが

一緒に盛り上がって行く事で、

さらに白馬の魅力が増していくと考えている。

現在、3つのスキー場を運営していて、

冬は、スキー場にくる客がおよそ80万人、

夏のマウンテンリゾートに来てくれるお客さんは25万人程度。

この冬と夏の差を埋めていきたいと考えている。

 

世界でも有数のスキーリゾートへ

世界で10本の指に入るマウンテンリゾートに

したいという大きな目標がある。

そのために、当面はグリーンシーズンと呼ばれる、

冬以外のシーズンの集客力を高めていきたい、

また古い施設のリニューアルも大事にし、

ただ自然を生かすだけでなく、施設自体を

世界水準のものにしていきたい。

白馬に限らず、日本の田舎の風景が好きで、

そんな良い風景を、後世に残していきたい。

70パーセントは山だと呼ばれている、

日本の山や田舎の良さをまずは日本の方に、

そして世界の人々に今後も知っていただけるよう尽力していきたい。

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