10月03日阿寒町編
街歩き「阿寒町編」
北海道東部にある湖、阿寒湖。
その全域が、阿寒国立公園に含まれています。
面積およそ13km²、最大水深およそ45mのカルデラ湖で、
東側には「日本百名山」として知られる
雄阿寒岳がそびえます。
木々が秋色に色づくのを眺めながら、
阿寒湖をめぐる遊覧船へ。
「へえ、阿寒湖には四つの島があるのね。
大島、小島に、ヤイタイ島、
目の前に見えてきたのが チュウルイ島、か …」
チュウルイ島にあるのが、マリモ展示観察センター。
マリモは緑の藻、緑藻の一種。
阿寒湖に生息するマリモは、美しい球のような丸い形を作るため、
特別天然記念物に指定されています。
「お土産のマリモは何度も見たことがあるけど…
天然のマリモって、やっぱり違うわね。
緑色がすっごくキレイ！！」
現在、マリモは、絶滅の恐れがある「絶滅危惧種」に分類され、
手厚く保護されています。
-----
北方先住民族、アイヌ。
このアイヌの古式舞踊で、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されているアイヌの古式舞踊。
この舞踊が見られるイオマンテの火まつり。
イオマンテとは、動物の魂を送る儀式。
炎を天高く燃やし、長老が神へ祝詞を送り、
儀式を通し自然の神々に感謝を捧げる舞踊が繰り広げられます。
会場には、アイヌ独特の模様で飾られたステージが設置され、
アイヌに伝承されている楽器の音色が、
静寂の中、響き渡ります。
炎に照らされる中、幻想的に繰り広げられる
アイヌ古式舞踊。
その動きは、動物の仕草をまねたものや、大自然の情景を表したもの、
風にゆれる木々を表したもの、
狩猟や遊び、喜びや哀しみを表すものなど…
あらゆる自然に、感謝の念を捧げています。
「この踊りに、アイヌの人たちの思いが込められているんだ。
時代や場所が違っても、
自然に対する畏敬の念は同じなのよね・・・」
-----
遥か昔、地球全体が今よりも寒かった頃、
北海道ではベニザケが産卵のため川を上っていました。
しかし、雄阿寒岳の噴火で川が堰き止められ、
孵化した稚魚が海に戻れなくなり、
淡水の阿寒湖で育ったものが、ヒメマスになったと言われます。
その特徴は、美しい紅色、そして旨味のある上品な味わい。
刺身、塩焼き、握り寿しなどにしていただきます。
ヒメマスの旬は、6月から8月上旬。
でも、凍らせたまま食べる『ルイベ』は、一年中味わうことができます。
「この、シャクシャクって食感がたまらない！
ヒメマスの風味が、口の中で溶け出してくる感じがするわね。
そしてこっちは…
これも阿寒湖の名物、ワカサギね。 天ぷらでいただきましょう！」
他にも、ギョウジャニンニクや、大きな蕗、
舞茸、シメジ、タモ茸など、阿寒は山菜の宝庫。
湖と山の恵みを、たっぷりと堪能します。
-----
1858年、安政5年、探検家で「北海道」という名前を考案した
松浦武四郎が訪れたとき、
すでにアイヌの人達が利用していたという
古い歴史を持つ温泉地、阿寒湖温泉。
今では大小さまざまな温泉宿が並び、温泉街を形成しています。
「阿寒の原生林と湖を望む露天風呂かぁ…
ひんやりと顔をなでる風がいい気持ち。
阿寒の山並が眺められるお風呂もあるのね…あとで入ってみようっと！」
歩き疲れた体を、じんわりと癒してくれるお湯と、景色です。
「湯上がりにはビール…じゃなくって、
ご当地水道水「くしろ阿寒百年水」、よね。
「ふぁ！ おいしい！！！！」
雄大な大自然に囲まれた、阿寒湖温泉ならではの天然水。
温泉につかり、水を飲む。
単純だけど、贅沢な時間です。
-----
阿寒町の街歩きと併せてお届けした曲は、
Ｍ１‥ブレッド、「イフ」
Ｍ２‥スティービーＢ、「ビコーズ・アイ・ラブ・ユー」
Ｍ３‥ジョシュ・グローバン＆シャルロット・チャーチ、「ザ・プレイヤー」
Ｍ４‥ハニードリッパーズ、「シー・オブ・ラヴ」
Ｍ５‥ルパート・ホルムズ、「ヒム」
そして、
Ｍ６‥スタンリー・クラーク＆ジョージ・デューク、「スウィート・ベイビー」でした。
＜声の歳時記＞
◇まずは、北海道。
「国内最大級の、短編映画祭です！」
10/6（水）から11（祝）までの6日間、札幌市のホワイトロックシアター特設大通会場などで、
「第5回札幌国際短編映画祭・SAPPOROショートフェスト2010」が
開催されます。世界中からエントリーされた膨大な作品を厳選して、作品部門と
フィルムメーカー部門に分け、7〜8本ずつ1プログラムとして上映。
尚、8日（金）の深夜は、オールナイト上映です。
◇続いては、秋田県。
「“秋田名物”のお祭り、開催！」
10/9,10の土日、大館市の長木川市民広場で
「第38回 本場大館きりたんぽまつり」が行われます。
全国に誇る郷土料理・きりたんぽ。
比内地鶏のスープで作る鍋や、きりたんぽ丼の販売、味噌付けたんぽ作りの体験など、
収穫したばかりの“新米のきりたんぽ”が存分に楽しめるお祭りです。
◇お次は、東京都。
「鉄道ファン、いらっしゃいませ〜」
続いても、9日10日の土日。
日比谷公園の大噴水広場周辺で「第17回鉄道フェスティバル」が行われます。
鉄道各社による車両のパネル展示や、鉄道にまつわるアトラクション、ミニSL乗車会、
キャラクターショーなど、イベント盛りだくさん！
入場は無料です。
◇つづいては、愛知県。
「“名古屋風”をご存知ですか？」
お好み焼きと言えば、関西風と広島風がメジャーですが、実は、名古屋風もあるんです!定義は、�々�島風の様に生地をクレープ状に焼き、�△修両紊縫�ャベツを山盛りにならない程度に乗せ、
��さらに肉・卵などのシンプルな具を乗せて、�い修海棒乎呂鮠�しかけ、ひっくり返して焼く。
�ゾ討�あがったらまたひっくり返し、ウスター系のサラッとしたソースを刷毛で塗り
半分もしくは1/3に折りたたむ。��仕上げに、表面にもソースを刷毛で塗ったら出来上がり！
お店により多少の違いもありますが…一度、「名古屋風」をご当地で試してみては？
◇そして、京都府。
「“秋の実り”に感謝です」
京都で最も古い神社のひとつであり、世界遺産に指定されている、下鴨神社。
“商売繁盛の大黒さん”として親しまれているこの神社で、10/9（土）、
商売繁盛と五穀豊穣に感謝する「繁昌大国秋祭」が行われます。
舞楽や日本舞踊、琴の演奏などが奉納されるほか、模擬店や福引きなど、イベントがたくさん！
時間は、午後1時から。
◇おしまいは、長崎県。
「この季節がやってきました！」
毎年、10/7から9日までの3日間は、長崎市の氏神・諏訪神社の秋季大祭。
通称「長崎くんち」が行われます。
370年以上の伝統を誇り、町を挙げて繰り広げられる“おくんち”は、
龍踊りを始め、阿蘭陀万歳など、
代々受け継ぐダイナミックな奉納踊りが披露されます。 観客の独特の掛け声にも注目です！
北海道東部にある湖、阿寒湖。
その全域が、阿寒国立公園に含まれています。
面積およそ13km²、最大水深およそ45mのカルデラ湖で、
東側には「日本百名山」として知られる
雄阿寒岳がそびえます。
木々が秋色に色づくのを眺めながら、
阿寒湖をめぐる遊覧船へ。
「へえ、阿寒湖には四つの島があるのね。
大島、小島に、ヤイタイ島、
目の前に見えてきたのが チュウルイ島、か …」
チュウルイ島にあるのが、マリモ展示観察センター。
マリモは緑の藻、緑藻の一種。
阿寒湖に生息するマリモは、美しい球のような丸い形を作るため、
特別天然記念物に指定されています。
「お土産のマリモは何度も見たことがあるけど…
天然のマリモって、やっぱり違うわね。
緑色がすっごくキレイ！！」
現在、マリモは、絶滅の恐れがある「絶滅危惧種」に分類され、
手厚く保護されています。
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北方先住民族、アイヌ。
このアイヌの古式舞踊で、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されているアイヌの古式舞踊。
この舞踊が見られるイオマンテの火まつり。
イオマンテとは、動物の魂を送る儀式。
炎を天高く燃やし、長老が神へ祝詞を送り、
儀式を通し自然の神々に感謝を捧げる舞踊が繰り広げられます。
会場には、アイヌ独特の模様で飾られたステージが設置され、
アイヌに伝承されている楽器の音色が、
静寂の中、響き渡ります。
炎に照らされる中、幻想的に繰り広げられる
アイヌ古式舞踊。
その動きは、動物の仕草をまねたものや、大自然の情景を表したもの、
風にゆれる木々を表したもの、
狩猟や遊び、喜びや哀しみを表すものなど…
あらゆる自然に、感謝の念を捧げています。
「この踊りに、アイヌの人たちの思いが込められているんだ。
時代や場所が違っても、
自然に対する畏敬の念は同じなのよね・・・」
-----
遥か昔、地球全体が今よりも寒かった頃、
北海道ではベニザケが産卵のため川を上っていました。
しかし、雄阿寒岳の噴火で川が堰き止められ、
孵化した稚魚が海に戻れなくなり、
淡水の阿寒湖で育ったものが、ヒメマスになったと言われます。
その特徴は、美しい紅色、そして旨味のある上品な味わい。
刺身、塩焼き、握り寿しなどにしていただきます。
ヒメマスの旬は、6月から8月上旬。
でも、凍らせたまま食べる『ルイベ』は、一年中味わうことができます。
「この、シャクシャクって食感がたまらない！
ヒメマスの風味が、口の中で溶け出してくる感じがするわね。
そしてこっちは…
これも阿寒湖の名物、ワカサギね。 天ぷらでいただきましょう！」
他にも、ギョウジャニンニクや、大きな蕗、
舞茸、シメジ、タモ茸など、阿寒は山菜の宝庫。
湖と山の恵みを、たっぷりと堪能します。
-----
1858年、安政5年、探検家で「北海道」という名前を考案した
松浦武四郎が訪れたとき、
すでにアイヌの人達が利用していたという
古い歴史を持つ温泉地、阿寒湖温泉。
今では大小さまざまな温泉宿が並び、温泉街を形成しています。
「阿寒の原生林と湖を望む露天風呂かぁ…
ひんやりと顔をなでる風がいい気持ち。
阿寒の山並が眺められるお風呂もあるのね…あとで入ってみようっと！」
歩き疲れた体を、じんわりと癒してくれるお湯と、景色です。
「湯上がりにはビール…じゃなくって、
ご当地水道水「くしろ阿寒百年水」、よね。
「ふぁ！ おいしい！！！！」
雄大な大自然に囲まれた、阿寒湖温泉ならではの天然水。
温泉につかり、水を飲む。
単純だけど、贅沢な時間です。
-----
阿寒町の街歩きと併せてお届けした曲は、
Ｍ１‥ブレッド、「イフ」
Ｍ２‥スティービーＢ、「ビコーズ・アイ・ラブ・ユー」
Ｍ３‥ジョシュ・グローバン＆シャルロット・チャーチ、「ザ・プレイヤー」
Ｍ４‥ハニードリッパーズ、「シー・オブ・ラヴ」
Ｍ５‥ルパート・ホルムズ、「ヒム」
そして、
Ｍ６‥スタンリー・クラーク＆ジョージ・デューク、「スウィート・ベイビー」でした。
＜声の歳時記＞
◇まずは、北海道。
「国内最大級の、短編映画祭です！」
10/6（水）から11（祝）までの6日間、札幌市のホワイトロックシアター特設大通会場などで、
「第5回札幌国際短編映画祭・SAPPOROショートフェスト2010」が
開催されます。世界中からエントリーされた膨大な作品を厳選して、作品部門と
フィルムメーカー部門に分け、7〜8本ずつ1プログラムとして上映。
尚、8日（金）の深夜は、オールナイト上映です。
◇続いては、秋田県。
「“秋田名物”のお祭り、開催！」
10/9,10の土日、大館市の長木川市民広場で
「第38回 本場大館きりたんぽまつり」が行われます。
全国に誇る郷土料理・きりたんぽ。
比内地鶏のスープで作る鍋や、きりたんぽ丼の販売、味噌付けたんぽ作りの体験など、
収穫したばかりの“新米のきりたんぽ”が存分に楽しめるお祭りです。
◇お次は、東京都。
「鉄道ファン、いらっしゃいませ〜」
続いても、9日10日の土日。
日比谷公園の大噴水広場周辺で「第17回鉄道フェスティバル」が行われます。
鉄道各社による車両のパネル展示や、鉄道にまつわるアトラクション、ミニSL乗車会、
キャラクターショーなど、イベント盛りだくさん！
入場は無料です。
◇つづいては、愛知県。
「“名古屋風”をご存知ですか？」
お好み焼きと言えば、関西風と広島風がメジャーですが、実は、名古屋風もあるんです!定義は、�々�島風の様に生地をクレープ状に焼き、�△修両紊縫�ャベツを山盛りにならない程度に乗せ、
��さらに肉・卵などのシンプルな具を乗せて、�い修海棒乎呂鮠�しかけ、ひっくり返して焼く。
�ゾ討�あがったらまたひっくり返し、ウスター系のサラッとしたソースを刷毛で塗り
半分もしくは1/3に折りたたむ。��仕上げに、表面にもソースを刷毛で塗ったら出来上がり！
お店により多少の違いもありますが…一度、「名古屋風」をご当地で試してみては？
◇そして、京都府。
「“秋の実り”に感謝です」
京都で最も古い神社のひとつであり、世界遺産に指定されている、下鴨神社。
“商売繁盛の大黒さん”として親しまれているこの神社で、10/9（土）、
商売繁盛と五穀豊穣に感謝する「繁昌大国秋祭」が行われます。
舞楽や日本舞踊、琴の演奏などが奉納されるほか、模擬店や福引きなど、イベントがたくさん！
時間は、午後1時から。
◇おしまいは、長崎県。
「この季節がやってきました！」
毎年、10/7から9日までの3日間は、長崎市の氏神・諏訪神社の秋季大祭。
通称「長崎くんち」が行われます。
370年以上の伝統を誇り、町を挙げて繰り広げられる“おくんち”は、
龍踊りを始め、阿蘭陀万歳など、
代々受け継ぐダイナミックな奉納踊りが披露されます。 観客の独特の掛け声にも注目です！
