「令和」になって初めてのオールナイトニッポンは星野源さんでした。
「荷が重い!」と源さんはオープニングを語り始めました。ニッポン放送に来る車の中、ちょうど皇居の前を通ったあたりで午前0時、令和の瞬間を迎えたとのことです。
私がスタジオで番組の準備をしていると帰り際の源さんがフラッと立ち寄ってくれる時があります。
今回は「令和最初の放送は緊張した」「令和はどんな時代になるのか」などちょこっと立ち話をしたのですが、平成最初の1月9日月曜深夜のオールナイトニッポンは私と辻仁成さんと二人で担当したことも話しました。
崩御という形で昭和が幕を閉じたのが1月7日の土曜日。
そこからマスコミも世間も喪に服すという意味で自粛ムード一色になりました。
なにせ皆初めての経験で今考えれば過剰なまでの自粛もあって経済活動にも影響が相当にあったと記憶しています。
ピンチヒッターの私と辻さんが担当したオールナイトニッポンもそんな中で行われましたが、ではレギュラーのパーソナリティーは誰であったかというと……デーモン小暮閣下でありました。
誰の判断かはわかりませんが、なんとなく「平成一回目のオールナイトニッポンが悪魔というのもどうなんだ!」「うんまぁそれもそうだねぇ」という話が大真面目に論じられたのだと思います。
そこで直前の午前1時まで番組を担当していた私と、午前3時からオールナイトニッポン月曜2部の辻さんの合わせ技でどうだ!となった訳です。
これに対してデーモン閣下がどのような反応をしたかは知る由もありませんが、ことほど左様にどこまで自粛をしたものかと迷走しながらの平成の幕開けでありました。
そうやって始まった平成初のオールナイトニッポンの一曲目は渡辺美里さんの「マイリボリューション」であったことを「あさぼらけ」リスナーのメールで知りました。
選曲に関しても議論が様々あったことでしょう。そして辻さんと私は「街並みがちょっと暗いよねぇ」などと追悼と希望に満ちた新時代の幕開けが入り交じった不思議な雰囲気の中で探り探り番組を進行したのです。
それを思えば今回はまったく異なった状況です。ということで令和最初のオールナイトニッポンは星野源さんもクリーピーナッツのお二人も、平常運転ノビノビトークを展開してくれたのでした。
では新しい時代の「あさぼらけ」もどうぞよろしくお願いいたします。

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