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2024.05.23

5月16日(木)配信 片山歯科医院 副院長 日本臨床歯科CAD CAM学会理事 片山慶祐

片山歯科医院 副院長 日本臨床歯科CAD CAM学会理事 片山慶祐

1984年生まれ。
昭和大学歯学部を卒業後、大学院で博士号を取得。
2016年に、片山歯科医院の副院長に就任、
歯科医療の現場でのキャリアを積み重ねた。
2022年には、日本臨床歯科CADCAM学会の理事に就任、
その翌年の2023年からは、
神奈川県歯科医師会の学術委員としても活動を始めた。


竹内:CADCAM学会ってどんな学会なんですか?

片山:CADCAMというのは、今歯科の中では非常に有名というかホットな単語で、コンピューターが支援する、AID(支援)っていうのがCADのAなんですけど、支援してデザインをして、そしてコンピューター支援で被せ物とか何か作るという、それを総称して、頭文字を取ってCADCAMと言っています。

竹内:じゃあ、コンピューターで歯の健康を見ていく、そういう学会?

片山:そうです。今デジタルデンティストリーって言われていて、歯科界の中でもデジタル化っていうのが治療の中ですごく浸透していて、患者さんの型取りとかそういったものを、昔は粘土みたいな、アルジネートという粘土で取っていたのが、今はもうコンピューターのカメラで、国内カメラで全部バーっと取って、それをコンピューター上で模型にして、被せ物とかも全部コンピューター上で作っていくっていうような。そういったところの専門性の学会というか、それをCADCAMと。

竹内:まだお若いのに理事に就任するって、コンピュータ化、最先端を行きたいという思い、こだわりがあるということですね。

片山:そうですね。元々自分が歯医者になった時から、自分の父から医院をやっているんですけれども、その時から機械はあったので、その機械をどう活用するかっていうところで、自分の中でずっとデジタルをやっていて、それが今に至ってるっていうところです。

竹内:デジタルのことって、大学で学ぶことってあるんですか?

片山:僕らの時はちょっとだけありました。今の学生たちはもうこの単語は有名なので、どんどんやっているんですけど、僕らの時はそこまでインプラントとかデジタルの話とかっていうのは学校の授業では浸透してなかったんです。どちらかというと、研修医以上になってから学んでいくものっていうところだったんですけど。

竹内:割と独学で学ばないといけないことだったんですね。

片山:それこそ、学会に所属して勉強したり、いろんな先生たちとかと勉強したり、海外に行ったり、そういったところで学ぶ人が多かったですね。

竹内:CADCAM学会からいきなりそういう話に飛んでしまったんですけれども、改めて、片山歯科医院ですけれども、横浜市港北区にある歯医者さんなんですね。どのような歯医者さんなんですか?

片山:うちの特徴としてはですね、まずドクターの専門性。例えば口腔外科であったりとか、それこそインプラントであるとか矯正であるとか、認定医、専門医が在籍していただいてるので、専門性を持った各々の治療ができるっていうことが1つ。

竹内:はい。

片山:あとは、先ほど言ったIOSっていう口腔内視鏡なんですね。お口の中の記録を取る、型取りをする機械を用いて、患者さんの虫歯のチェックであったりとか、それこそさっき言った歯並びの評価であったりとか、それこそインプラントであるとか、そういったところのデジタル化をして、患者さんに問題点を提示して治療していこうっていうのをやっている感じです。

竹内:地域のかかりつけ医っていうことだから、やっぱり地元の方との関わり合いというか、繋がりっていうのはすごく大事になってくるんですか?

片山:本当にそうですね。うちは駅前なので、大体あの辺のエリアの人たちにはうちの歯科医院があることを知っていただいてるんですけれども、そういったところで、地域医療ですよね。地域の医療に貢献するっていうところが非常に重要になってくる医院ではあるので、そういったところはすごい頑張ってはいるんですけれども。

竹内:これからの夢、目標って何かありますか?

片山:さっき言ったデジタル化なんですけれども、歯医者に限らず世の中が色々デジタル化でどんどん変わってきているので、その波に乗り遅れないようにしようというところ。

竹内:はい。

片山:また歯科に対しては乗り遅れないというよりかは、それによってどんどん変わり続けて、そして新しい医療で患者さんを幸せにというか、治してあげるようにするというところが、ひとつ僕の中では目標であって、患者さんも自分も、その周りの方々、家族みんなが、歯科を通して幸せになれればいいなっていうのが夢でもあるかなと思います。

竹内:どこの国が歯科医療で進んでいるとかってあるんですか?

片山:何をもって進んでいるかっていうのはちょっと話が変わってくるかもしれないですけど、デジタル化においては、やっぱりアメリカが圧倒的です。こういうIOSっていう機械ですね、口腔内視鏡の機械、型取りの機械っていうのは、日本だと大体15%から20%以内くらいの普及率っていう風に言われています。

竹内:低いですね。

片山:はい。5年前なんてもう5%とかでした。最近になってようやく少しずつ認知されてきていて、それでも15~20%行かないんじゃないかな。対して、アメリカは、60%いかないくらいなので。あんなに大きな州の中で、半分以上の医院がIOS、デジタルの機器を用いて患者さんの診療をしているので。

竹内:アメリカは、矯正も多くの人がしているし、すごく歯への意識高いですもんね。

片山:その辺はやっぱり日本とはちょっと違いますね。何をもって発達しているかっていうのは別かもしれないけど。

竹内:デジタル化はやっぱりアメリカ。

片山:アメリカの方がすごいと思います。

竹内:なるほど。ありがとうございますした。

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